パーマ美容師として、この記事でお伝えしたいことはこちら。
パーマは本当に素晴らしい技術メニューです。
しかし、パーマで髪が傷んでしまってみ、パーマが悪い訳ではないのです。
パーマは今現在も進化し続け「パーマで髪が傷む」と言う考え方は時代遅れなのです。
しかし、パーマをかけたお客様の中には、パーマが原因で髪がチリチリに傷んでしまった方が沢山います。
一体なぜか?
それは、パーマというメニューを美容師さんが使いこなせていないからだと思っています。
今回の内容は「パーマの傷み」について解説しますが、決してパーマを否定する記事ではありません。
年間1000人のパーマを担当しているパーマ美容師だからこそわかる、パーマの傷みの真実を解説させて頂きます。
上記の内容を徹底解説します。
目次
まずは、パーマの種類と傷みの関係を解説します。
とある質問
『普通のパーマとデジタルパーマはどちらが傷まないのでしょうか?? 以前、デジタルパーマをかけたら、元々傷んではいたものの。更に傷みが酷くなった気がしました。
しかも、美容師さんが言うほど、スタイリングはかんたんなものではなかったです。 お風呂は夜入る派なのですが、デジタルパーマをかけていた時は地肌まで髪を濡らさないと、きれいなカールは出ないので、毎朝大変でした・・・。
普通のパーマはかけたことがほとんどないので、よく分かりません。 デジタルパーマは美容師さんは、傷むようなものではないから・・。とは言っていましたが、それって本当なのですか?普通のパーマをかけたらもっと酷い事になるのでしょうか?
普通のパーマとデジタルパーマの違いが分かるかた、教えて下さい。』出典:ヤフー知恵袋
この質問を見た結果、美容師として説明する必要があると強く感じました。
結論、コールドパーマ(普通のパーマ)の方が髪へのダメージは少ないと言われています。
しかし、ここで誤解しないでほしいことがあります。
コールドパーマとデジタルパーマと薬剤を比べると、デジタルパーマの方が強い薬剤を使っているので髪を傷めるリスクも強くなると言うこと。
そして、パーマは強い薬剤を使用するほど、パーマのかかりは良くなり、持続力も長くなります。
なるほど、決してデジタルパーマが悪ではないってことね?
その通り!パーマが強くかかる分、髪が傷むリスクが上がるのは当然なのです。
パーマには様々な種類があります。
↑聞いたことあるパーマもあると思いますが、
そして「デジタルパーマ」と「コールドパーマ」でさえ、ほとんど変わらない事実があります。
美容師さんに「あなたの髪はコールドパーマが向いています」とか「デジタルパーマが向いています」とか言われるのはなぜですか?
実は「〇〇パーマが向いている」はちょっとおかしい説明なのです。
この世に存在する「パーマ」と言うメニューは、全て同じ原理で成り立っています。
そうなんですか?詳しく知りたいです。
では、パーマがかかる仕組みをさっくり解説します。
↑ここまで解説したパーマがかかる原理は、全てのパーマに共通します。
細かな違いは以下の通り
どんな方法であっても、髪のタンパク質を変形させる事実は変わりません。
つまり、どんなパーマでもパーマがかかっている部分は変わらない&髪を曲げる工程が違うだけなのです。
ある美容師さんとのやり取り
あなたは〇〇な髪質なので、今日は〇〇パーマをしましょう。
と、言われたことありませんか?
↑あります!よくあるやり取りですよね?
髪質の相性でパーマの種類を選ぶべきではありません。
つまり「〇〇な髪質に〇〇パーマは相性が良い」は伝説みたいな理論なのです。
なぜですか?
もし、美容師さんが「〇〇パーマをしましょう」と言ってきたら?
その美容師さんは、提案してきたパーマが得意なだけであって、髪質に合わせてパーマの種類を選んでいるとは思えないのです。
パーマを綺麗にかけるには「美容師の技術&髪質」で全てが決まります。
つまり、パーマの種類別で「綺麗にかかるorかからない」は無関係なのです。
どんなパーマを選ぼうが、
以上の3つがあれば、パーマの種類関係なく綺麗なパーマを再現できます。
逆にないと、パーマの種類関係なく失敗すると言うこと。
↑これらは全て理論的な話でしかありません。
↑決して間違っている訳ではありませんが、
実は、どんなパーマでも髪を濡らすとカールがでます。
デジタルパーマは美容業界に誕生してから20年あまり。
実は、デジタルパーマは難しい技術で、誕生当初はパーマのかかる強さを予測不可能だったのです。
そこで登場したのが「ネジって乾かす方法」
そもそも、髪はパーマをかけなくても、ネジって乾かすことでカールがつきます。
これは水素結合を利用した「ビンボーパーマ」と言われるもので、三つ編みして解いた後とパーマっぽく形がつく原理と同じです。
逆に、髪を引っ張りながら乾かすと一時的にパーマは伸びます。
パーマとは美容師の技術と髪質で全てが決まるのです。
もし、パーマのカールがゆるかった場合は「引っ張らずにネジって乾かして下さい」と言えば、それなりのパーマウェーブを再現できるのです。
しかし、間違った情報を発信している美容師さんが100%悪い訳ではありません。
なぜなら、パーマに関して間違った情報を信じている美容師さんは「上司&先輩に教えられたから」なのです。
では、髪質別のパーマのかかり具合とはなにか?詳しく解説した記事があるので、よかったらご覧下さい。
デジタルパーマであれば、縮毛矯正後でも問題なくかけることができます。
↑これを見れば、縮毛矯正とデジタルパーマが共存可能ということがなんとなく分かります。
縮毛矯正をした髪は一度熱処理された髪であるため、熱処理をしない通常のパーマがかからなくなるのです。
あるお客様の疑問
デジタルパーマをかけたら、傷みがひどくなりました。
しかも、思った以上にスタイリングが難しかったです。
↑上記の文章から分かること。
髪質診断をしっかり行わなかったことが原因だと思います。
元々ダメージが強い髪にデジタルパーマをかけると、薬剤のパワーに耐えきれずダメージが悪化してしまう可能性があるのです。
髪のダメージとパーマの関係を詳しく解説した別記事もあるので、ぜひご覧下さい。
デジタルパーマとコールドパーマで大きく違う点は、使用する薬剤です。
デジタルパーマと縮毛矯正の薬剤はほぼ同じなので、髪への負担が強いパーマなのです。
そして、髪質診断能力もパーマを成功させる上で重要になります。
その時に施術した美容師さんの【デジタルパーマ】への薬剤理解が足りなかった。そして髪質診断能力と技術力が足りない美容師さんだった。
これが真実かと思います。
ここでは、誤解されやすいコールドパーマ&デジタルパーマの特徴を解説します。
↑以上は、全て間違った情報だと思って下さい。
コールドパーマは 、髪が濡れていると強くウェーブがでて、乾かしていくとウェーブが緩くなる。
結果、少し濡れた状態でムースをつけて仕上げると良い。
これが一番簡単な方法
ダメージのある髪に、ゆるめのコールドパーマをかける
そして、適当に乾かすと髪がバサバサになる可能性が高いです。
場合によって、くせ毛のような見た目になるかもしれません。
しっかりウェーブを出す乾かし方をすること
ワックスなど、なんらかのスタイリング剤はつけるべきです。
パーマをかけたらスタイリングは必須ですが、
正解は「慣れた人でないとスタイリングが難しい」これがコールドパーマの特徴です。
デジタルパーマを簡単に説明すると、縮毛矯正をパーマ化させたメニューです。
薬剤のパワーが強めなので、繰り返しかける際は注意が必要です。
理論的には半永久効果ですが、本当に半永久ではありません。
持ちは良いけど、髪へのダメージがあると綺麗なウェーブにならない場合が多いです。
以上、コールドパーマとデジタルパーマの違いを比べると、聞いたことのある内容もあったと思います。
なるほど、美容師さんの説明や、ネットの情報で本当なんだと勘違いしていました💦
100%間違っている訳ではありませんが「誤解を招きやすい」点が問題なので解説させて頂きました。
コールドパーマはスタイリングが必須か?これは半分正解で半分不正解と言えます。
コールドパーマだからと言ってスタイリングが必須な訳ではありません。
どんなパーマでも、かけてしまえば「パーマスタイル」です。
スタイリングすれば素敵になるし、しなければ微妙かもしれない?
それがヘアスタイルと言うものです。
もちろん、パーマが上手な美容師さんであれば、スタイリング無しでも素敵なパーマスタイルになる可能性は高いのは事実ですが…
とあるお客様の声
美容師さんが言うほど、スタイリングはかんたんなものではなかったです。 お風呂は夜入る派なのですが、デジタルパーマをかけていた時は地肌まで髪を濡らさないと、きれいなカールは出ないので、毎朝大変でした・・・。』
↑これは?
パーマをかけたのに、スタイリングが大変になるのは非常に残念です。
そもそもスタイリングが大変になるなら、パーマをかけない方が良いかもしれません。
とあるお客様の声
『デジタルパーマは美容師さんは、傷むようなものではないから・・。とは言っていましたが、それって本当なのですか?普通のパーマをかけたらもっと酷い事になるのでしょうか?普通のパーマとデジタルパーマの違いが分かるかた、教えて下さい。』
↑残念ながら、これは完全に間違った情報です。
何度も解説しましたが「〇〇パーマ=傷まない」と言う考え方が間違っているのです。
今の技術ではダメージを最小限に抑えてパーマをかけることが可能になりましたが、パーマをする以上ある程度髪は傷みます。
SENJYUチームは「低温デジタルパーマ」を得意にしています。
低温デジタルパーマってなんですか?
とにかく髪にやさしい薬剤を使用しているので、ほとんど傷みを感じません。
その効果は、ダメージレスパーマと言って良いほど!
ここでご紹介するパーマスタイルは、全て低温デジタルパーマです。
お客様に許可を得て撮影させて頂きました。
通常のデジタルパーマやコールドパーマとは異なる最新パーマ技術です。
SENJYUチームがパーマをかける上で大事だと思っていることは以下の3つです。
先ほども解説しましたが、この3つが本当に大事なんです!
「パーマで髪が傷む」の固定概念を覆したいと思います
状況によりますが、ダントツで1回のパーマの方が髪への負担は少なくなります。
もし、コテの方が髪にやさしいと感じたら、パーマに問題があった可能性が非常に高いです。
パーマの固定概念を覆す様々な記事をご覧下さい。
パーマ美容師SENJYUチームはなぜパーマが得意なのか?
毎年パーマ比率が低迷する中、高いパーマ比率を維持して 年間1000人以上のお客様にパーマを担当しているSENJYUチームの秘密を解説。
技術+αで最強の武器があるからです。
独自に開発したパーマ剤を使いパーマをかけます。
そして、パーマ剤にも傷まない「理由」があります。
パーマ美容師SENJYUチームは、圧倒的な経験と知識と技術、そして最高の薬剤で「パーマ=髪が傷む」の固定概念を本当に覆したいと思っています。
SENJYUのお客様は4ヶ月に1回の頻度でパーマをかけ続けていますが、髪へのダメージは感じない。むしろ髪は綺麗のまま。
毎日のコテを使うより、髪にやさしいと断言したいほど。
さらに、ヘアアイロンで不可能なナチュラルなカールが再現可能。
毎朝のスタイリングも楽になります。
SENJYUはパーマにメリットしか感じていません。
本当に素晴らしいメニューです。
だからこそ、パーマの良さを全国に広めたいと思っています。
ヘアカタログはパーマスタイルを多数掲載してますのでぜひご覧下さい。
結果は全て美容師さんの技術力で決まる!これが結論です。
正直、お客様目線からすると、パーマの種類は意識する必要はないかもしれません。
なるほど!パーマが上手い美容師さんってどうやって探せば良いのですか?
ぜひ、こちらの記事をご覧下さい。
その他、パーマに関して分からないことがあればSENJYUチームになんでもご相談下さい。
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