ロレアル・スマートボンドは、金属イオンの除去に特化したプレックス剤です。
金属イオンに着目し、損傷した結合を補修・補強することで美しい髪色に導く!それがロレアル・スマートボンドです。
なるほど、とりあえずカラーと相性が良いんですね。でも金属イオンってなに?
私の美容室はカラーのお客様が多いので、ロレアル・スマートボンドについて詳しく知りたいです。
では今回、私「森越道大」がロレアル・スマートボンドについて詳しく解説させて頂きます。
この1記事でロレアルプレックス・スマートボンドの全てが分かる!
目次
クイックプレックスを解説する前に、プレックス系、毛髪強化剤の基礎知識を解説させて頂きます。
プレックス系、毛髪強化剤は海外初の特殊な薬剤です
↑以上の名称もあります。
ブリーチ剤やカラー剤と併用することで、髪のダメージを最小限に抑えた施術が可能になります。
例としてブリーチ剤100g使うとしたら、5~7%ほどの割合でプレックス系、毛髪強化剤を一定量併用するだけなので、使い方は難しくはありません。
トリートメントはしていません。
ブリーチとカラーだけでこの仕上がり。
プレックス系を使うとトリートメントなしでも髪が艶々になるんですね!
絶対髪が傷まない訳ではありませんが、その仕上がりは本当に髪が傷んでいないと錯覚してしまうほどの効果があります。
プレックス系、毛髪強化剤は基本的にどんなメニューでも併用可能です。
トリートメントと共に使用するとダメージ修復効果が大幅に上げることができます。
では今日の本題はここから
ロレアルさんからだされているプレックス剤です。
1剤はカラー&ブリーチ剤と併用する際に使用します。ジカルボン酸を主要成分としていて、金属イオン除去と髪質の補修をメインにしたスマートボンドの要と言える存在です。
2剤はセラミドやグリセリンを主成分としていて、アフターケアとして髪を整える機能を持っています。どちらかと2剤はとサブ的な立ち位置です。
1剤は併用施術+ロレアル・スマートボンド5%併用
例としてカラー剤100gに使用する際は、ロレアル・スマートボンド5gの割合で併用します。
2剤はアフタートリートメントの要領で使用します。
ロレアル・スマートボンドは「150%の髪の補強、補修効果」があります。
つまり、カラーorブリーチをしても髪が傷むどころか、頑丈な髪に生まれ変わったような手触りを感じ取れるのです。
%は例です。
また、髪が再生している訳ではありません。
ロレアル・スマートボンドはカラー&ブリーチと相性が良く、カラーを得意としている美容師さんをターゲットにしたプレックス剤です。
なるほど、でもカラーやブリーチと相性が良いプレックス剤って沢山ありますよね?
他社のプレックス剤とロレアル・スマートボンドはなにが違うんですか?
では、次の項目でロレアルスマートボンド独自の強みを解説したいと思います。
まずは「金属イオン」について解説させて頂きます。
ここでは、超ミクロな金属成分のことを金属イオンだと思って下さい。
一般的にカラー&ブリーチ剤に配合されている金属イオンは、薬剤のパフォーマンスを安定して発揮させる目的で含まれています。
さらに、カラーの発色や脱色にも金属イオン関わっています。
そのため、金属イオン無くしてカラー&ブリーチ剤は成り立たないと言って良いほど重要な成分なのです。
金属イオン単体だと髪に悪影響はありません。
しかし、金属イオンはカラー&ブリーチ剤と合わさると、髪にとって有害な成分を発生させてしまうです。
なるほど、金属イオンについてよく分かりました。
ロレアル・スマートボンドで金属イオン除去することで発生するメリットを詳しく解説します。
金属イオン除去の仕組みと工程は次の項目で解説します。
ロレアル・スマートボンドを使わないと、カラー本来の効果を十分に発揮できない感じがしますが、まさにその通りだと思います。
ロレアル・スマートボンドは「金属イオン」という目に見えない成分によって引き起こされていたデメリットを克服。
髪を補強・補修してベースを整えると共に、本来のカラーの効果を発揮し、より美しいカラーへと導くことができるのです。
ロレアル・スマートボンドは、完璧でなかったカラーの効果を完璧に導きます!
金属イオンを除去することで、スマートボンドの毛髪補修の効果も最大限に発揮します。
スマートボンド「150%の補修」の秘密は、金属イオンの除去ができたことで発生するメリットの1つなのです。
金属イオンを除去することで、カラー後のアフターダメージを防ぎ、150%髪を補強・補修すると言われています。
金属除去はカラー剤やプレックス剤の効果を引き立てるだけでなく、ダメージから髪を守る効果も発揮するのです。
例として、スマートボンドとカラーを併用した際の仕組みをイラスト付きで解説させて頂きます。
まず、カラーをするとアルカリのダメージによってSS(シスチン)結合が破壊されてしまいます。
髪を支えるSS結合が壊れてしまうことで、髪はダメージ毛になるのです
↑SS結合が破壊され空洞になっている部分をダメージホールとも言います。
カラー剤に含まれている金属イオンが、破壊されたSS結合(ダメージホール)に付着します。
これがダメージホールに金属イオンが溜まっている状態なのです。
↑このままでは金属イオンに邪魔されてカラーの効果を十分に発揮できないかもしれません。
しかし、ここでロレアル・スマートボンドの真価を発揮します。
スマートボンドが金属イオンを除去するんですよね!
スマートボンドの主成分であるジカルボン酸が金属イオンを除去します。
(100%金属イオンが無くなる訳ではありません)
金属イオンが除去されることで、カラーの効果減力を防ぎます。
ジカルボン酸が髪内部に新たな結合を作りだし、ブリーチで受けたダメージを補修します。
そしてこのジカルボン酸でできた結合によって150%の補修を再現するのです。
スマートボンドの2剤は、セラミドやグリセリンによって髪のコンディションを整え、髪内部を保湿します。
2剤にもジカルボン酸が含まれていて、髪質を整えると共にカラー後も髪内部に残留している金属イオンを除去してくれます。
(100%金属イオンが無くなる訳ではありません)
1剤と2剤で徹底的に金属イオンを除去することで最高のカラーを再現するのです。
以上、ここまでがロレアル・スマートボンドの金属イオン除去と150%の補修の仕組みでした。
ロレアル・スマートボンドは金属イオンの除去が一番の売りです。
そのため、金属イオンについて大まかにでも知っておかないと、ロレアル・スマートボンドの素晴らしさが分からないまま使うことになってしまいます。
ロレアル・スマートボンドはパーマ剤と相性が悪く、無理に併用すると化学反応を起こして熱を持ってしまう危険性があります。
そのため、ロレアル・スマートボンドとパーマ剤は併用不可能だと思って下さい。
ブリーチの技術力がないとエドル・スタイルプレックスを使用しても意味がありません。
どんなエドル・スタイルプレックスが素晴らしい製品でも、担当美容師さんのブリーチの技術力がなければ綺麗なブリーチは実現不可能。
大元の技術力は必須
ロレアル・スマートボンドは、カラー&ブリーチをする前から髪内部に存在する金属イオンは除去できません。
では、元々ある金属イオンはどうすることもできないの?
カラーをする前の髪に存在する金属イオンはMetal(メタル) DXで除去可能です。
金属イオンの脅威はカラー剤だけではなく、日常生活をするだけで髪に蓄積されていきます。
つまり、カラー&ブリーチをする前から髪内部に金属イオンは存在するのです。
そんな日常生活で蓄積されていく金属イオンを除去するのが、Metal(メタル)DXなのです。
髪に元々存在している金属イオンはもはや除去不可能とされていました。
しかし、Metal DXは「グリコアミン」という新成分が配合されているので、髪内部の深部の深部のまで浸透させ、髪内部の金属イオンをアプローチし、カラー効果の減力を防ぎます。
ロレアル・スマートボンドで除去できなかった金属イオンをMetal DXで除去することで、さらに美しいカラーを再現します!
金属イオンがなぜ髪に悪影響を与えるのか詳しく知るお客様は少なく美容師さんも知らない方がいます。
金属イオンは皆様が思っている以上に髪に悪影響を与える、非常に厄介な成分なのです。
金属イオン自体はそこまで悪者ではありませんが、問題なのはカラー&ブリーチ剤と結び付いた際に発生するデメリット。
綺麗なヘアカラーをしたいと思いませんか?
ぜひ、ロレアル・スマートボンドを試してほしいです!
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