CMで話題のファイバープレックス
ファイバープレックスってなんですか?
傷まないブリーチって聞きましたけど、本当ですか?
全国のお客様及び美容師さんに向けて、私「森越道大」がファイバープレックスの全てを解説させて頂きます。
本記事は長い内容になっています。
簡潔にファイバープレックスのことを知りたい方は以下の記事をご覧下さい。
目次
プレックス系、毛髪強化剤は海外初の特殊な薬剤で、ブリーチ&カラー剤と併用すると、ダメージを最小限に抑えた施術が可能になります。
例としてブリーチ剤100g使うとしたら、5~7%ほどの割合でプレックス剤を併用します。
後はいつも通りブリーチやカラーをするだけ。
プレックス系、毛髪強化剤は基本的にどんなメニューでも併用可能です。
トリートメントと共に使用するとダメージ修復効果が大幅に上がります。
2017年、日本にプレックス系、毛髪強化剤の第一弾として上陸。
ファイバープレックスは日本で正式に取り入られたプレックス剤です。
2017年以前は、オラプレックスを個人輸入で使用している美容師さんもいましたが、正式に取り入れられたのはファイバープレックスが先です。
「98%枝毛、切れ毛を防ぐ」というキャッチフレーズが話題となり、プレックス剤が徐々に浸透していくことになります。
トリートメントはしていません。
ブリーチとカラーだけでこの仕上がり。
トリートメントはしていません。
トリートメントはしていません。
ファイバープレックスって色々あるんですね。
No.1&2はどちらもファイバープレックスの原液です。
No.1は他の施術と併用する際、絶対に必要です。
海外ではブリーチを含めカラー剤、パーマ剤あらゆる薬剤やトリートメントに混ぜて使用しています。
No.1ボンド ブースターなくしてファイバープレックスは成り立ちません!
1.使用するブリーチ剤またはカラー剤の1剤、2剤の総量に対し5%を計量します。
2.スプレイヤー容器に入れ、5倍前後に水で希釈します。
3.中間から毛先にかけて、満遍なくスプレーします。
4.ハーフドライ~ウェットの状態で、通常通りにブリーチ(カラー)塗布します。
5.通常通りの時間で放置します。
ターゲット、対象毛 ケミカルダメージを防ぎたい方。健康毛~ダメージ毛。出典:ファイバープレックス公式HP
No.2 ボンド フィクサーは、アフタートリートメントのように最後の仕上げに使用します。
基本的にNo.1ボンド ブースター、No.2 ボンド フィクサーどちらも使用することをメーカー側は推奨しています。
ですが、髪質に合わせて希望の仕上がりになるトリートメントを組み合わせる美容室が多いようです。
パーマやカラー剤のように、絶対にNo.2を髪につけないといけない訳ではありません。
*ファイバープレックスNo.1と併用した場合
〈使用方法〉
通常通りシャンプー
いつものトリートメント・コンディショナーの代わりにボンド フィクサーを塗布
そのままシャンプー台で3〜5分放置
リンスオフ出典:ファイバープレックス公式HP
他の施術と併用が基本です。
例としてブリーチの料金+ファイバープレックスの料金という感じになります。
1000~1500円払って元々のメニューをパワーアップさせる感じですよね。
正しいキャッチフレーズは「枝毛、切れ毛98%削減」ですが、本記事では「98%髪が傷まない」と表現させて頂きます。
ファイバープレックスNo.1&2を使用すれば、98%髪が傷まないブリーチが再現可能です。
次の項目でファイバープレックスが髪のダメージを防ぐ仕組みを詳しく解説します。
この後も詳しく解説しますが、絶対に98%髪が傷まない訳ではありません。
「98%髪が傷まない」は一般の方でも分かるように考えられたキャッチフレーズの1つであることを覚えておいてください。
ここでは、No.1ボンド ブースター&No.2 ボンド フィクサーをした際、髪内部で何が起きているのかをイラスト付きで詳しく解説します。
髪内部はシスチン結合という架橋が髪の毛を支えています。
シスチン結合を例えるなら、家を支える柱だと思ってください。
ブリーチ剤に含まれるアルカリが髪を支える柱であるシスチン結合の一部を壊してしまうといわれます。
このシスチン結合が破壊された結果ダメージ毛になるのです。
ダメージ毛は髪の毛を支える柱が何本か壊れてしまっている状態です。
この段階ですでに髪は傷んでいますが、
次の項目で解説するシステイン酸がますます髪のダメージを悪化させてしまうのです。
シスチン結合が壊れた部分に「システイン酸」が付いてしまうと、ますます髪のダメージは悪化します。
システイン酸は髪とって毒のような物で、存在するだけで髪に悪影響を与えると思ってください。
例として
ダメージ率30%
ダメージ率50%に上がる
%は例です。
システイン酸はどこから来るの?
活性酸素のように空気中に存在する物だと思ってください。
つまり、ブリーチをすれば勝手にシステイン酸が、シスチン結合に付いてしまうということ。
ダメージを受けてシスチン結合が破壊されるほど、髪内部のシステイン酸が増えてしまうことになり、まさに負のスパイラルといえます。
↑以上の点を見て分かること
アルカリとシステイン酸から髪を守ればダメージを抑えることができるのです。
ファイバープレックスはアルカリとシステイン酸から髪を守ってくれるんですか?
その通り!次の項目で詳しく解説します。
ファイバープレックスにはマグネシウム塩という成分が入っていて、ダメージの原因となるアルカリから髪を守ります。
システイン酸からはどうやって守るんですか?
ファイバープレックスに含まれるジカルボン酸という成分が、システイン酸をはじき返してくれるのです。
ファイバープレックスに含まれる「ジカルボン酸」という成分がシステイン酸より先に壊れた結合部分に付きます。
ジカルボン酸がシステイン酸を跳ね返すことで、髪のダメージの悪化を防いでくれます。
ここまでが髪のダメージ悪化を防ぐ理論です。
ここからは、ファイバープレックスが髪のダメージを補修する仕組みを解説します。
ファイバープレックスに含まれるジカルボン酸は3つの酸から構成されています。
先ほど解説した、ジカルボン酸を細分化すると「マレイン酸」「コハク酸」「酒石酸」の3つとなります。
ファイバープレックスは髪を3種類も含まれているので、より髪の修復力が高くなっているのです。
工具が1つより3つあった方が物を直すとき便利ってことね。
髪内部のダメージだ部分に、髪を支える柱である結合を作りだします。
ハリコシを強くだしすぎないように髪に柔らかさを与える効果があります。
アミノ酸に近い役割を果たすといわれ、髪内部のダメージ部分にタンパク質を与え髪を補強する効果があります。
3種類の酸を駆使してダメージを補強する点はファイバープレックス独自の強みといえます。
3種類の酸はシスチン結合に変わる新たな結合(架橋)をつくりだします。
ダメージ悪化の原因であるシステイン酸をブロックしたり、マレイン酸で新たな髪の架橋を作りだすことで、ダメージを最小限に抑えることができたのです。
100%の髪-ブリーチのダメージ50%+ファイバープレックスの補修48%=98%の髪
結果、98%髪が傷まないと感じる仕上がりになる。
(%は例です)
以上、ここまでがファイバープレックスの仕組みでした。
ブリーチのダメージ悪化防止してダメージを修復する仕組みが良く分かりました。
ファイバープレックスは他社の製品に比べて、マレイン酸などの髪を補修する成分が分子量が小さく髪への浸透が良いメリットがあります。
そのため、1回の施術で髪を補修する効果を効率的に髪内部に浸透させることが可能なので、ダメージ防止&修復効果が高いのです。
ファイバープレックスはあえて余計な成分を入れないことで、主要な成分の浸透を邪魔をせず使用することができるのです。
また、必要最低限の成分しか入っていないので、海外では他の薬剤やトリートメントと調合しやすいとのことです。
プレックス系、毛髪強化剤はファイバープレックスとオラプレックスの2つが特にに有名で、両者の違いが気になる方もいると思います。
この項目では、森越チームが実際に使用した際に感じた点や、インタビューの情報を元に、特に違うと思うポイントを解説します。
この項目は、ファイバープレックスとオラプレックス、どちらが勝っているかを比較するのではなく両者の個性を比較しています。
そのため「〇〇するときは〇〇プレックスが良い」という考えは持たないでください。
ファイバープレックスはブリーチと併用することを売りにしている傾向があります。
オラプレックスはブリーチに限らず全メニュー万能に使用できる点を売りにしている傾向があります。
ここまで聞くと「ファイバープレックスはブリーチ」「オラプレックスはブリーチ以外のメニューが良い」と感じてしまします。
しかし髪質別の相性もあるので、必ずしもその限りではありません。
ファイバープレックスはハリコシをだして、力強い髪にする効果があります。
オラプレックスは真逆で、髪に柔軟性を与える効果が高めです。
オラプレックスのジマレイン酸の方が強い結合(修復)を作りだすことが化学的に証明されています。
しかしこれは理論的な話であり、オラプレックスの方が絶対優れている訳ではないと思っています。
98%髪が傷まないと聞くと、どんな髪でもブリーチして問題ないように感じてしまいます。
しかし、98%髪が傷まないはキャッチフレーズの1つであり絶対ではありません。
髪質別の相性もあるので、ファイバープレックスの効果を上手く発揮できないときもあるのです。
また、98%髪が傷まないブリーチを実現するためには、美容師さんの技術力が必要です。
ブリーチの技術力がないとファイバープレックスを使用しても意味がありません。
どんなファイバープレックスが素晴らしい製品でも、担当美容師さんのブリーチの技術力がなければ綺麗なブリーチは実現不可能。
ファイバープレックスを使いこなすには大元の技術力が必須といえます。
今までにないプレックス系、毛髪強化剤というジャンルなので、効果やメリットを詳しく説明しないといけません。
使い方さえ合っていれば、ファイバープレックスは使いこなすことは可能です。
ファイバープレックスは髪にハリコシをだす効果がありますが、髪質によってはハリコシがで過ぎて髪質が悪くなってしまうときがあります。
過度なハリコシによる髪質の悪化を直すために2剤が存在するので、髪質によっては2剤の使用は必須となります。
2剤の使用は髪質問わず使用することをメーカーさんは推奨しているので、デメリットといえる微妙な所ですが、1剤だけ使用する美容師さんもいるので解説させて頂きました。
ファイバープレックスは不正流出品が萬栄している可能性あります。
不正流出品が全て偽物という訳ではありませんが、信頼性のないサイトで販売されいるファイバープレックスには注意してください。
美容室で取り入れる際は信頼できる会社から仕入れましょう。
皆様はブリーチに対してどんなイメージがありますか?
ブリーチをするとギャルっぽくなるからちょっと抵抗がある。
ブリーチが似合うのは美容師とアパレルの人だけだと思う。
アラサーでブリーチをすると痛い人に見られそう…
男でブリーチをすると不良っぽくなるからやりたくない。
そのため、積極的にブリーチをする方は少数だと思います。
ですが、こうしたブリーチに対する悪いイメージは全て誤解です。
ブリーチはヘアカラーの可能性を広げる技術であり、性別世代を選ばずどんな方でも似合わせることができます。
例として、ブリーチをするとカラーの発色が良くなったり、白髪染めぼかしの効果もアップするなど、様々なメリットがあるのです。
今までできなかったカラーにチャレンジするためにも、ブリーチをしてみませんか?
ブリーチを1回でも行うとヘアカラーの選択肢が無限大に広がります。
髪がほとんど傷まない、そして新たな髪色にできる、その先にあるのは感動を得ることができるはずです!
ブリーチをすること自体の偏見やイメージを払拭したい想いがインタビューから伝わりました。
森越チームも、ファイバープレックスを駆使してブリーチに関する誤解を払拭していきたいと思います。
森越チームはファイバープレックスを使用したメニューを展開しています。
カウンセリングのみ実施中
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