髪の毛だけ中学生時代にタイムスリップさせてしまう酵素トリートメントの効果はまさに髪質再生!
今回はデメリットとはまた違う「失敗」の部分について解説させて頂きます。
もちろん、お客様に提供する技術なので失敗は許されません。
ですが、新技術である以上失敗のリスクが高いと思っています。
新しく生まれた未知の技術は、既存の技術と工程や仕上がりが全く異なるので失敗する事例があります。
有名な事例は「酸熱トリートメントの失敗」
素晴らしい技術なのに失敗するなんてもったいない。
期待していたお客様をがっかりさせてはいけない。
だからこそ、酵素トリートメントの失敗とはなにか、失敗を防ぐにはどうしたら良いのかを解説させて頂きます。
酵素トリートメントをいち早く取り入れた森越チームは、責任ある立場でこの記事を書かせて頂きます。
目次
まず、酵素トリートメントの基礎知識を解説させて頂きます。
名前の通り「酵素」の力を使って、髪に柔軟性を与えることに特化したトリートメントです。
通常のトリートメントと決定的に違う点は、髪内部の硬くなったタンパク質を物理的に柔らかくして髪の柔軟性を取り戻す点です。
酵素トリートメントの効果を知るには、髪の硬さについて知る必要があります。
髪の硬さと、酵素トリートメントの効果を合わせて知りたい方は以下の記事をご覧ください。
お分かりだと思いますが「デメリット」と「失敗」は異なります。
避けることのできない欠点や注意点などで技量の差は関係ない。
避けることができたはずなのに練習不足や知識不足から発生したミス。
本記事は後者の「失敗」について解説します。
酵素トリートメントは複雑な工程がないので失敗リスクが低い技術といえます。
例として、酸熱トリートメントや縮毛矯正ほど難易度は高くはありません。
しかし、いくら複雑な工程が無いといっても、普通のトリートメントほど簡単ではありません。
正しい知識と工程を元に行わないと失敗します。
酵素トリートメントは大きな責任が付きまとう特殊な技術であることを忘れないでください。
森越チームは酵素トリートメントをメニュー化する前に、メーカーさんの講習やモデルさんと協力して検証を重ねました。
講習や練習の情報を元に「〇〇したら絶対に失敗するであろう」という失敗例を解説させて頂きます。
失敗を未然に防ぐために、考えられる失敗例を解説させて頂きます。
酵素トリートメントは効果を発揮しずらい髪質があります。
例としてブリーチを繰り返し行って、髪を濡らしてらテロテロになるほどのハイダメージ毛に酵素トリートメントを行うと、失敗する可能性があります。
なぜならハイダメージ毛は、髪内部のタンパク質が流出してしまったことで悪い意味で髪が柔らかくなってしまい、酵素トリートメントの効果を発揮しずらい傾向にあるからです。
全く髪が傷んでない、アイロンも使用していない完全なるバージン毛は、髪が元々柔らかいはずなので酵素トリートメントをしても効果を実感できずに終わってしまう可能性があります。
髪が細ければ細いほど、髪に柔軟性があるので酵素トリートメントの効果を発揮しずらい可能性があります。
以上、3つの髪質に酵素トリートメントを行うと、効果を実感できないことによって失敗してしまう可能性があります。
酵素(こうそ)トリートメントの効果を発揮できない髪質は、酸熱(さんねつ)トリートメントと相性が良い傾向にあります。
どんな髪質に効果を発揮するかは、入念カウンセリングと髪質診断の元で判断します。
酵素トリートメントの効果を発揮できるかは、美容師さんのカウンセリングと髪質診断にかかっています!
酵素トリートメントの魅力を知るには、髪の硬さについて詳しく知る必要があります。
髪が硬いってよく分からないです。
髪が硬いとはなにか?
髪が硬いと、どんなデメリットが発生するのか?
担当する美容師さんがお客様に向けてしっかり説明しないといけません。
酵素トリートメントをしたけど…
なんか最近コテでカールが作りやすいと思うような?気のせいかな?
↑もったいないと思いませんか?
「髪の硬さ」と「髪が硬いことで発生するデメリット」を理解しないと、酵素トリートメントの効果がよく分からないまま終わってしまいます。
酵素トリートメントは仕上げにアイロンを使用しますが、縮毛矯正のように強めに入れると髪が傷んでしまいます。
酵素トリートメントは、髪をストレートにするためにアイロンを入れている訳ではありません。
ちょっと難しい話ですが、酵素トリートメントに含まれるグリオキシル酸という成分がアイロンの熱によって化学反応を発生さるために入れているのです。
酵素トリートメントのアイロンワークは特に注意してほしいので、次の項目でさらに詳しく解説します。
酵素トリートメントのアイロンワークは髪をストレートにしている訳ではありません。
酵素トリートメントに含まれるグリオキシル酸をアイロンの熱に反応させて、髪質にハリコシをだしているのです。
アイロンを通す際は力を入れず、髪を温めるだけのイメージです。
メーカーさん情報として、アイロンを使用せずブローだけでも十分とのことです。
そのため無理にアイロンを入れる必要はありません。
「アイロンワークの失敗」を繰り返し述べているのは理由があります。
酸熱トリートメントのアイロンの役割は髪内部で化学反応を起こすために入れています。しかし、意味もなくストレートにしようと過度にアイロンを入れてしまった結果、髪が傷む事例が多発し「酸熱トリートメントをすると髪が傷む」という大きな誤解が萬栄してしまいました。
縮毛矯正は正しいアイロンワークを行えば本来髪が傷むことはほとんどありません。しかし、くせをしっかり伸ばそうと強くアイロンを入れてしまった結果、髪を過度に傷めてしまう事例があるのです。そのため「縮毛矯正をすると髪が激しく傷む」という誤解が今なお萬栄しています。
美容室によってはアイロンを使用する場合もありますが、縮毛矯正と全く同じ理由で髪を傷めてしまう事例があります。
サイエンスアクアのアイロンワークは、1回目はトリートメントを浸透させるため、2回目は髪内部の水分を飛ばすために入れているだけで、ストレートにするために入れているのではありません。縮毛矯正のようにアイロンを強く入れすぎた結果、髪を傷めてしまう事例があるのです。
これは森越チーム独自の意見なのですが、180℃を超えるヘアアイロンの設定温度は不要であり、180℃を超える温度でアイロンを使用すると過度に髪を傷めてしまう危険性があります。
アイロンは悪くないのですが使い方を間違えると大きな失敗を招きます。
酵素トリートメントも、酸熱トリートメントの二の舞になってほしくないと思ったのでアイロンワークの注意点を詳しく解説させて頂きました。
販売製造元であるメーカーさんの講習ほど安心できるものはありません。
リモートでの講習もあるので、場所を選ばす講習をすることができます。
酵素トリートメントは特殊な技術であり、普通のトリートメントのように髪につけて終わりではありません。
特殊な技法で行う技術なので、練習なしでは絶対に成功しないと思ってください。
過去に全国の美容師さんに向けて、酸熱トリートメントのセミナーを開催しました。
ご要望が多ければ、酵素トリートメントの講習も行う予定です。
この場合ダメージを直して補修する必要があります。
森越チームは髪のダメージの度合いでトリートメントの種類を変えてお直しを行います。
他のトリートメントを行いましょう。
先述した通り酵素トリートメントの効果を発揮できない髪質は、酸熱トリートメントと相性が良い可能性があります
その他失敗に関しても、森越チームは対応可能です。
失敗に関するご相談はいつでも承ります。
酵素トリートメントに関する間違った情報をHPやSNSで発信しないでください。
美容師さんを責める気はありません。
ですが過去に「酸熱トリートメントは髪が傷む」という間違った情報が萬栄してしまった事実があるので、ここで強く訴えているのです。
練習と経験は嘘をつきません!
しっかり練習をしてから酵素トリートメントの素晴らしさを全国のお客様にお届けしましょう!
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