くせ毛が気になるので、髪をまっすぐにしたいです。
縮毛矯正かストレートパーマなら、どちらが良いでしょうか?
くせ毛だと、毎日スタイリングに手間がかかったり、せっかくセットしても崩れてしまったりとストレスが多いですよね。
うねりに悩んでいる人は、「縮毛矯正」「ストレートパーマ」がおすすめです。
しかし、縮毛矯正とストレートパーマのどちらが自分に向いているかわからない人もいるでしょう。
本記事では、
を解説していきます。
「自分のくせにはどちらが向いているのかわからない」「縮毛矯正やストレートパーマ選びで失敗したくない人」はぜひ参考にしてくださいね。
縮毛矯正とストレートパーマはどちらも優れたメニューですが、髪質に合っていないと効果が得られません。
自分が理想とする仕上がりにしたいなら、メニューの最終判断は担当の美容師に任せても良いんです。
プロ目線で、あなたの髪質やくせの状態に最適なメニューを選択してくれるはずです。
目次
縮毛矯正 | ストレートパーマ | |
目的 | くせを伸ばしてストレートにする | パーマを落とす |
値段 | 15,000〜20,000円 | 10,000〜15,000円 |
施術内容 | アイロン(加温)あり | アイロン(加温)なし |
時間 | 3時間半 | 2〜3時間 |
持続期間 | 半永久 | 3ヶ月 |
頻度 | 3〜6ヶ月ペース/p> | 3ヶ月ペース |
ダメージ | 中ダメージ | 低ダメージ |
縮毛矯正とストレートパーマの施術内容はかなり似ていますが、仕上がりのゴールが違います。
それぞれ、縮毛矯正が「完全にストレートにすること」で、ストレートパーマは「ボリュームを落ち着けること」が目的です。
目的が変わると、使用する薬剤や施術時間も変わってきます。
ここからは、縮毛矯正とストレートパーマの違いを内容ごとに解説します。
施術にかかる値段の相場は、縮毛矯正が15,000〜20,000円で、ストレートパーマは10,000〜15,000円です。
値段の違いには、施術の工程が影響しています。
ストレートパーマに必要な工程は薬剤の塗布のみですが、縮毛矯正はアイロンによる熱処理も必要になります。
施術にかかる手間に比例して、縮毛矯正は少し値段が高くなるんですよ。
縮毛矯正とストレートパーマの施術内容は、ほとんど同じです。
どちらも、一度目の薬剤で髪内部の結合を切り(還元)、二度目の薬剤で髪の組織をつなげる(酸化)といった流れで髪の形を変えます。
施術内容の違いは、縮毛矯正だけ「アイロンによる熱処理」があることです。
縮毛矯正の工程では、アイロンで熱を加えてストレートな状態を固定するため、くせのない髪に仕上がりやすくなります。
縮毛矯正の施術時間は3時間半ほどかかりますが、ストレートパーマは2〜3時間ほどです。
ストレートパーマは、アイロンによる熱処理が不要なため、縮毛矯正より早く終わります。
縮毛矯正は、髪の毛のうねりが強い場合でもきれいなストレートに仕上げられるのが特徴です。
一方、ストレートパーマは、くせによるボリュームは落ち着きますが、髪のうねりが残ることもあります。
そのため、縮毛矯正と同じ仕上がりになると思っていた人からは「ストレートパーマははねる」「意味ない」「やめたほうがいい」と言われることもあるんです。
一度縮毛矯正をあてた部分は、アイロンによる熱処理で髪の毛を固定する力が高まっているため、半永久的に効果が持続します。
縮毛矯正をかけ直すタイミングの目安は、新しく生えてきた根元部分のくせ毛が気になり始める3〜6ヶ月後です。
一方、ストレートパーマは時間の経過とともに効果が薄れるため、3ヶ月ほどで髪のボリュームが戻り始めます。
そのため、ボリュームのない状態をキープしたいなら、3ヶ月間隔での施術が必要です。
髪の痛みやダメージは、ストレートパーマのほうが少ないです。
縮毛矯正のほうが痛みやすい理由は、2つあります。
ただし、薬剤選びやアイロンでの施術方法が正しければ、縮毛矯正でも髪への痛みを感じづらい仕上がりにできます。
縮毛矯正とは、くせをストレートにする施術で美容院で人気のメニューの一つです。
髪の結合を切ったあと、アイロンによる熱作用で固定力を高めてから再結合するため、一度あてた部分は半永久的に効果が持続します。
「うねりのないストレートヘアを求める人」「艶やかな髪にしたい人」にはおすすめです。
縮毛矯正の主なメリットは下記の3つです。
縮毛矯正は、どんなに強いくせ毛でもストレートにできます。
一度あてた部分は、うねりの原因となる湿気の影響を受けないため、梅雨時期でもスタイリングしやすく、扱いが楽になるでしょう。
縮毛矯正の主なデメリットは下記の3つです。
縮毛矯正は、数あるメニューのなかでも、かなり難易度が高い技術です。
そのため、経験値が少ない美容師の施術を受けると「髪の毛がチリチリになる」「うねりが残る」といったリスクがあります。
また、ハイダメージを負ったブリーチ毛は、縮毛矯正の薬剤パワーに耐えきれず、髪がボロボロになる可能性もあるため、施術自体を断られることもあるんです。
さらに、縮毛矯正後の髪は、髪内部に深いダメージを負う可能性もあり、その後のカラーやパーマの施術がうまく行かないリスクもあります。
これらのデメリットは、知識豊富な美容師による施術で解決できる可能性もあるため、美容師選びは慎重におこないましょう。
ストレートパーマは、一度パーマをあてた髪をストレートに戻すためのメニューです。
本来くせ毛の方向けのメニューではありませんが、最近では、くせのボリュームを落ち着けるために施術することもあります。
ストレートになりすぎるのは不安だと感じる人」「うねりではなくボリュームが悩みな人」にはおすすめです。
ストレートパーマのメリットは下記の3つです。
縮毛矯正と比べると、ストレートパーマは薬剤のパワーが弱いため、髪のダメージも少なめです。
髪への作用もゆるやかなため、わざとらしいストレートヘアにならず、縮毛矯正のように施術した部分・していない部分との差が目立ちません。
ストレートパーマのデメリットは下記の2つです。
ストレートパーマの薬剤は、作用がゆるやかな薬剤を使用することから、固定力が弱めなため、効果の持続期間は3ヶ月程度と短いです。
髪が扱いやすい状態をキープするには、何度も施術が必要になるため、手間やコストが気になる人もいるでしょう。
また、完全なストレートヘアにはならないため、強いうねりの人だと変化を実感しづらいデメリットもあります。
ここからは、美容師目線で「縮毛矯正とストレートパーマのどっちが良いか」を、髪質やお悩み別に解説します。
メニューを選ぶ参考にしてくださいね!*
*実際に施術を受ける際は、美容師による判断が重要です。
「髪をおろすとくせが暴れて収拾がつかない」ほどうねりが強いくせ毛さんは、縮毛矯正がおすすめです。
強いくせ毛の場合、うねりだけでなくボリュームの悩みもあると思います。
うねりとボリュームの両方を一度に解決できる縮毛矯正なら、艶やかできれいなストレートヘアを叶えられますよ。
縮毛矯正をあてると、ヘアセットが楽になり、毎朝スタイリングにかけている時間を短縮できます。
毎日5分間スタイリングしている人は、1年でなんと30時間も使っているんです!
縮毛矯正をあてれば、乾かすだけでストレートヘアに仕上がるため、朝の手間が省けます。
「毎日アイロンを使わなくてはいけないほど、強いクセに悩んでいる人」は、縮毛矯正がおすすめです。
くせ毛の状態だと、髪表面に浮き毛(あほ毛)が目立ち、パサパサと痛んで見えますよね。
縮毛矯正をあてれば、髪のうねりはもちろん、パサパサとした浮き毛も収まります。
艶やかできれいなストレートヘアになりたい人は、縮毛矯正がおすすめです。
「クセ毛は気になるけど、不自然になりたくない」「縮毛矯正だとぺたんこになりそう」と不安に感じる人は、ストレートパーマがおすすめです!
完全にストレートにする縮毛矯正と違い、ストレートパーマは、少しうねりを残した状態で仕上げるため、自然な見た目になります。
「初めてクセ毛を落ち着かせる施術を受ける人」や「ぺたんこになりがちな猫っ毛な人」には、ストレートパーマがおすすめです。
すでにヘアカラーやパーマでダメージを負っている人なら、今以上に髪が痛むことは避けたいですよね。
縮毛矯正をあてればくせ毛はしっかり伸びますが、薬剤による刺激が強い分、髪の毛に与えるダメージが大きくなってしまいます。
ストレートパーマなら、髪に対する作用がゆるやかなため、ダメージを抑えながらボリュームを落ち着かせられるんです。
元々うねりがゆるい人なら、ストレートパーマでも十分扱いやすさを実感できますよ。
SENJYUチームは「くせを伸ばしてストレートにしたい人」に、縮毛矯正をおすすめしています。
ここからは、実際に縮毛矯正をあてるとどんな仕上がりになるか、スタイル写真とあわせてご紹介します。
施術前のお悩みは「襟足のうねりが収まらず、はねやすいこと」です。
縮毛矯正でうねりを完全に抑えれば、乾かすだけでまとまりがよくなるため、扱いやすさを重視して縮毛矯正を選択されました。
縮毛矯正のストレートでタイトな質感を活かした、ボブスタイルです。
くせが伸びてきても扱いやすいよう、毛先が内側に入りやすくなる「イングラデーション(髪表面より内側が短いスタイル)」にカットしています。
施術前のお悩みは「襟足あたりにボリュームが出ること」です。
大きなうねりによって、シルエットが崩れることを気にされていたため、完全にストレートになる縮毛矯正を選択されました。
艶やかでまとまりのある、ワンレングスのミディアムスタイルです。
縮毛矯正がかかっているので、パサつきや膨らみのないコンパクトなシルエットに仕上がっています。
施術前のお悩みは「細かくチリチリとしたくせ毛のせいで、痛んで見えること」です。
ストレートパーマだと細かいくせ毛は伸ばしきれないことがあるため、効果を実感しやすい縮毛矯正を選ばれました。
ロングヘアは髪の重みでまとまりやすいですが、よりまとまりがよく艶やかに仕上げるために、レイヤーのないワンレンスタイルにしています。
洗練されたシルエットが、クールで上品な雰囲気を際立たせます。
SENJYUチームは「自然な仕上がりにしたい人」に、ストレートパーマをおすすめしています。
ここからは、実際にストレートパーマをあてるとどんな仕上がりになるか、スタイル写真の一覧とあわせてご紹介します。
施術前のお悩みは「大きくボリュームのあるうねり」です。
うねりを完全に伸ばすには縮毛矯正が向いていますが、ショートスタイルを希望されていたため、自然なボリュームが残るストレートパーマを選ばれました。
メリハリ感のあるショートスタイルです。
くびれを作り、メリハリのあるシルエットにすることで、丸みのある女性らしい・やさしい雰囲気に仕上げています。
ストレートパーマでくせの悪目立ちをなくし、きれいな丸みを作れるようになりました。
施術前のお悩みは「ボリュームが出て頭が大きく見えること」です。
大きく膨らむくせに悩まれていたため、ボリュームを落ち着かせるのにぴったりなストレートパーマを選択されました。
低めの位置にレイヤーを入れたボブスタイルです。
毛先に近いところに段差を作ることで、丸みがあるひし形シルエットに仕上がります。
適度にメリハリ感がある仕上がりを求めている人におすすめです。
施術前のお悩みは「髪が乾燥しやすいため、パサパサに見えること」です。
「ボリュームダウンしすぎて貧相な見た目になりたくない」とのご要望があったため、ストレートパーマを提案しました。
ゆるやかな動きがあるミディアムレイヤースタイルです。
髪表面にレイヤーを入れて軽さを作ることで、自然なふんわり感を出しています。
くせ毛によるパサついた見た目を解消しつつ、適度なボリュームも表現可能です。
施術前のお悩みは「ダメージがあること」「髪が膨らむこと」です。
タイトで重みのあるロングストレートに仕上げました。
毛先にゆるくくせが残っているため、トレンドに合わせたラフなカールスタイルに見せることも可能です。
縮毛矯正とストレートパーマの効果を長持ちさせるには、施術後のヘアケアも重要です!
間違った方法だと、縮毛矯正の持ちが悪くなるリスクもあるため注意しましょう。
ここからは、効果を長持ちさせる正しいケア方法を6つご紹介します。
縮毛矯正やストレートパーマの施術を受けた当日は、シャンプーをしないようにしましょう。
どちらのメニューも、薬剤が完全に定着するまで、施術後から24時間はかかります。
定着しきっていない不安定な状態で水に濡れると、くせが戻りやすくなるため、注意が必要です。
施術当日から一週間程度は、髪内部が不安定になるため、いつも以上に髪にヘアセットの跡が残りやすい状態です。
そのため、髪を結んだりヘアアイロンで形を変えたりなどの行動をとると、最悪の場合、跡が残ることもあります。
きれいな状態をキープするためにも、髪に跡がつくようなヘアアレンジは避けるようにしましょう。
髪は、通常「弱酸性」ですが、縮毛矯正やストレートパーマの影響で「アルカリ性」に傾きます。
髪がアルカリ性に近づくと、ダメージを受けやすくもろい状態になるため、なるべく早く弱酸性に戻しましょう。
一週間ほどで自然と元に戻りますが、より早く戻すには「弱酸性のシャンプー」や「低刺激なアミノ酸系シャンプー」を使用するのが大切です。
ただし、さっぱりと仕上がる「高級アルコール系シャンプー(石油系界面活性剤使用)」は乾燥が進むため、使用を避けてください。
成分に「ラウレス硫酸ナトリウム」と表記があるものはNG!
縮毛矯正やストレートパーマを施術したあとは、髪の油分が薬剤の作用によって失われるため、乾燥しやすくなります。
乾燥した髪は摩擦に弱いため、髪同士を擦り合わせる・無理矢理ブラッシングするなどの行為で、枝毛や切れ毛につながります。
シャンプー中は、髪に余計な摩擦の刺激を与えないように注意することが大切です。
髪を包み込むほどしっかりと泡を立て、髪同士が絡まらないように、やさしくシャンプーすることを意識しましょう。
縮毛矯正やストレートパーマの施術直後に限った話ではありませんが、入浴後はなるべく早く髪を乾かすのが重要です。
髪が濡れているとキューティクルが開きっぱなしの状態になり、ダメージを受けやすくなります。
また、縮毛矯正・ストレートパーマ後の髪を濡れたままにすると、枝毛や切り毛の原因になったり、施術の効果が弱くなるリスクもあるため、注意が必要です。
一度施術を受けた部分は、完全に元のくせの状態に戻る事はありません。
ストパーは半永久的に効果が持続する訳ではありませんが、元のくせよりはうねりが弱い状態でキープできます。
元のくせが「うねり度100%」だとすれば、縮毛矯正は半永久的に「0%」ストパーは落ちてくると「80%」くらいのイメージです!
しかし新たに生えてくる部分は、くせ毛で生えてきます。髪の長さや癖の強さにもよりますが、3〜6ヶ月ほどでうねりが目立ち始めるでしょう。
きれいな状態を維持するためには、定期的にメンテナンスすることが大切です。
髪質によって最適なタイミングは違うので、担当の美容師に相談してみてくださいね。
まだ一度もくせ毛を改善するメニューを試したことがない人にとって、縮毛矯正かストレートパーマのどちらがいいか自己判断するのは難しく感じると思います。
自分に合うメニューがわからない人は、無理に決めなくて大丈夫です!
SENJYUチームは、髪質や理想とするイメージに合わせて、プロ目線から最適なメニューをご提案します。
現在SENJYUチームでは、くせ毛を改善するために下記の3つのメニューを用意しています。
ちなみに、SENJYUチームの髪質改善とは、ストレートパーマとよく似た効果をもたらす独自のメニューです。
まずはあなたの理想とする状態やお悩みを、カウンセリングにて教えてください。
あなたに合った施術で、一緒にストレスのない扱いやすい髪を目指しましょう。
はい、縮毛矯正やストレートパーマはメンズにもおすすめです。
ただし、ヘアスタイルによっては、縮毛矯正やストレートパーマをしないほうが良いケースや、全体ではなく、部分的に活用するほうが向いていることもあります。
髪質やヘアスタイルにもよるので、施術する前に美容室に確認してください。
効果が長持ちするのは「縮毛矯正」です。
縮毛矯正は、アイロンによる熱処理がある分、ストレートの固定力が増すため、半永久的に効果が持続します。
ストレートパーマは徐々に効果が薄れ、3ヶ月ほどでうねりが気になり始めるので、定期的な施術が必要になります
アイロン処理による熱ダメージが加わるため、縮毛矯正のほうが髪への負担は大きくなります。
しかし髪質に合った薬剤選びなら、縮毛矯正だからといって髪の痛みが目立つことはありません。
ストレートパーマにもくせ毛に対する効果はありますが、縮毛矯正ほどくせを伸ばす効果はありません。
そのため、縮毛矯正と同じようにまっすぐになると思っている人には、効果が物足りなく感じて「意味がない」と言われることがあります。
縮毛矯正とストレートパーマは、どちらもくせ毛を改善しまっすぐにする・まとまりやすい髪質にする目的で施術をおこないます。
しかし、それぞれで仕上がりが違うため「どれほどの効果を求めるか」によって、使い分けるようにしましょう。
縮毛矯正は、強いうねりでも完全にストレートになるため「まっすぐな髪を求めている人」におすすめです。
一方、ストレートパーマはナチュラルにうねりを伸ばすため「自然な仕上がりを求めている人」に向いています。
自分の髪質や悩みに応じて使い分ければ、今より髪の扱いが楽になりますよ。
SENJYUチームでは、お客さまの髪質や悩みに応じたメニューを提案しています。
もちろん「お客さま自身がどちらのメニューにするべきかわからない」という場合でも大丈夫です!
プロ目線でおすすめな方法を提案するので、安心してくださいね。
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