梅雨時になると、くせ毛の扱いに困ります。
私の髪には、縮毛矯正か髪質改善のどっちがいいでしょうか?
縮毛矯正と髪質改善は、それぞれくせのないきれいな髪になれると人気なメニューです。
しかし「同じ目的ならどちらを選ぶべきか」悩んでしまいますよね。
結論からいうと、目的や効果がまったく違うため、髪質や悩みに合った選択をすることが大切!
本記事では、
といった疑問について、解説します。
具体例も挙げて「縮毛矯正と髪質改善のどちらが向いているのか」紹介するので、くせ毛や髪の見た目に悩む人はぜひ参考にしてくださいね。
縮毛矯正と髪質改善は、どちらも今より髪をきれいにできる優れたメニューです。
ただし、髪の状態に合った施術でないと、理想とは違う結果になるリスクがあるので注意しましょう。
SENJYUチームは、くせや髪の状態を正しく判断して、お客さまが理想とする髪に導きます。
目次
縮毛矯正と髪質改善は、どちらも髪をきれいに整えるメニューですが、使う薬剤や目的が違います。
ここからは、縮毛矯正と髪質改善の違いを4つご紹介します。
縮毛矯正は、髪の形を変えるための「還元剤」と、薬剤の浸透をよくするための「アルカリ剤」が含まれています。
一方、髪質改善は、ダメージで髪内部にできた穴を防ぐ「グリオキシル酸」という酸性の有効成分が含まれています。
それぞれの薬剤に含まれる有効成分が違うため、髪への作用に違いが現れるんですよ。
縮毛矯正の目的は、うねりのある髪をまっすぐにして、見た目をストレートヘアにすることです。
一方、髪質改善の目的は、髪内部のダメージを補修して、髪の状態を健康的な髪に近づけること。
どちらの施術も「髪がきれいになる」という共通点はありますが、悩みが「見た目」か「ダメージ」かで、選択すべき方法が変わります。
縮毛矯正の薬剤に含まれるアルカリ剤には、キューティクルを開く作用があるため髪のダメージにつながります。
一方、髪質改善の薬剤には、髪に刺激を与える作用はないので、基本的には傷むことはありません。
もし「髪質改善で傷んだ」と感じたなら、髪質と相性が悪い薬剤だった可能性があります。
縮毛矯正は一度施術すると半永久的に効果が持続しますが、髪質改善は2ヶ月ほどで効果が失われます。
持ちが違うと、施術の頻度も変わります。
髪質にもよりますが、縮毛矯正は根元が伸びてくせが目立ちはじめる3〜6ヶ月おきに、髪質改善は1〜2ヶ月おきの再施術が必要です。
なるべくきれいな状態をキープするためにも、アイロンの温度を低めにする・ヘアオイルで保湿するといった手入れもおこないましょう。
縮毛矯正とは、くせ毛をストレートな状態に変えるメニューのことです。
一度施術した部分は、半永久的に効果が持続するので「手入れがしやすい」「見た目がきれいになる」といったメリットを得られます。
縮毛矯正を細かくジャンル分けすると、3つに分けられます。
アルカリ性・縮毛矯正は、昔から使われているメジャーな縮毛矯正です。
「アルカリ」というキューティクルに作用する薬剤を使用するので、髪の深いところまで有効成分が届き、しっかりくせを伸ばせます。
弱酸性・縮毛矯正は、髪のpH(酸性・アルカリ性かを示す単位)に近い弱酸性の薬剤を使用する縮毛矯正です。
アルカリ性の・縮毛矯正のように、キューティクルに強く作用しないので、髪へのダメージを抑えられるメリットがあります。
低温・縮毛矯正は、髪をまっすぐにするときに使用するアイロンの温度を、40度前後の低温でおこなう縮毛矯正です。
熱による髪へのダメージを軽減するメリットがあります。
縮毛矯正は、うねりのある髪をストレートにする効果があります。
くせ毛が水分を含むと、うねったり広がったり形が変わるので、扱いづらくなりやすいですよね。
縮毛矯正をすれば、髪の内側からストレートになるように形を変えられます。
そのため、髪が水分を含んでもシルエットが変わることなく、ストレートな状態をキープ可能です。
縮毛矯正の施術では、うねった状態で固定されている髪の結合を、以下の4工程でストレートに整えていきます。
施術時間は、カットも含めると3時間半程度が目安です。
髪質改善とは、髪の見た目や質感をきれいに整えるメニューのことです。
効果や持続期間は「どの施術方法を選択するか」で変わります。
髪質改善を細かくジャンル分けすると、3つに分けられます。
| 酸熱トリートメント | 弱い縮毛矯正 | サロントリートメント |
目的 | 内部のダメージ補修 | ボリュームダウン | 外側のコーティング |
効果 | ハリやコシのある髪になれる | シルエットが整う | 髪が傷みづらくなる |
酸熱トリートメントは、髪内部のダメージを補修するメニューです。
新たな結合を作ってダメージで弱った髪を補強し、ハリやコシのある傷みのない状態へと近づけられます。
弱い縮毛矯正は、髪をボリュームダウンするメニューです。
くせ毛によるシルエットの膨らみや広がりを抑えるため、根元から毛先まで髪がまとまりやすい状態を作ります。
サロントリートメントは、髪の外側をコーティングするメニューです。
ダメージを受けないよう髪を守ったり、水分を与えて手触りをよくしたりします。
SENJYUチームは、独自の髪質改善メニューを導入しています。
髪のボリュームを落ち着かせることだけでなく、艶やかでなめらかな見た目に整えることも可能です。
「髪を傷ませずに見た目をきれいにしたい」「なるべく効果を長く保ちたい」などの悩みがある人は、ぜひお試しください。
髪質改善は、髪の見た目や質感を整えて、傷みのない髪と同じ状態に近づける効果があります。
髪への効果は、施術の種類によって異なりますが、どのメニューでも今より「髪が健康的に見える」「スタイリングがしやすい」といった変化を実感できるんです。
髪への効果をより高めたいなら、悩みや理想に合った髪質改善メニューを選ぶようにしましょう。
髪質改善の施術内容は、どの種類を選ぶかによって異なります。
今回は、髪質改善メニューのなかでも特に人気が高い「酸熱トリートメント」の施術内容をご紹介します。
酸熱トリートメントを用いた髪質改善では、髪に浸透させた酸をアイロンの熱で固定する方法で、髪を補修します。
詳しい内容は、こちらの記事で解説しているので、ぜひ見てみてくださいね。
縮毛矯正と髪質改善は、両方とも髪の見た目に作用するので「私にはどっちがいいの?」と悩んでしまいますよね。
ここからは、それぞれの違いやメリットを紹介するとともに、どちらのメニューが向いているか解説していきます。
向いている人 | 向いていない人 |
くせが強い | すでにブリーチ・パーマで傷んでいる |
ストレートヘアになりたい | 動きのある髪型が好き |
スタイリングの時短を叶えたい | 髪を傷ませたくない |
縮毛矯正は、どんなうねりでもストレートにできます。
セットが難しいと感じるほどくせが強い人でも、乾かすだけでうねりのないストレートヘアになれるので、スタイリングにかかる手間を短縮できるでしょう。
逆に、動きのある髪型が好きな人には向いていません。
なぜなら、縮毛矯正をあてると髪のうねりが完全になくなり、動きのあるヘアスタイルにしづらくなる簡単に動き出せなくなるからです。
また髪へのダメージは避けられないので「すでに髪が傷んでいる」「今以上に髪を傷ませたくない」という人も、やらないほうがいいでしょう。
向いている人 | 向いていない人 |
くせが弱い | くせが強い |
ダメージを負いたくない | 髪が傷んでいない |
完全なストレートヘアでなくてもいい | ストレートヘアになりたい |
髪質改善は、ダメージによって「傷んで見える」「手触りがザラザラする」状態になった髪を、傷みのない髪と同じ見た目や質感に整えるメニューです。
基本的には、ダメージを負った髪に施術することを前提としたメニューであるため、薬剤のパワーが弱めになっており、今より髪が傷むことはありません。
ただし、髪へのダメージが少なくなるにつれて、効果も小さくなりやすいため「くせを伸ばしきれない」ことがあります。
髪の見た目や質感が「今より艶が出る」「絡まりづらい髪になる」などの効果を求めている人であれば、髪質改善が向いているでしょう。
逆に、髪質改善では完全に髪のくせを伸ばすのは難しいので「うねりのないストレートヘアになりたい」人には向いていません。
「髪質改善と縮毛矯正のどちらかに絞るべき」だと考える人もいますが、併用するケースもあります。
併用する理由は、髪質改善で髪内部のダメージを補修し、縮毛矯正の薬剤に耐えられる状態を作るためです。
ブリーチやパーマで、すでにダメージを負った人が併用することが多いんですよ。
ここからは、髪質改善と縮毛矯正の両方を施術する際に、どっちから先におこなうべきか理由とともに解説します。
どちらも施術を受ける際は、髪質改善を先におこない、あとから縮毛矯正をするようにしましょう。
先に髪質改善をおこなう理由は、髪のダメージを補修して、縮毛矯正の薬剤による負担に耐えられるよう髪を強くするためです。
施術のタイミングは、10〜15日ほど空けるようにしましょう。
髪質改善と縮毛矯正は、それぞれ「酸性」と「アルカリ性」の性質を持っています。
期間を十分空けずにそれぞれの薬剤を使用すると、酸性からアルカリ性に変化する振り幅が大きくなり髪が不安定になってしまうため、傷みやすくなってしまいます。
正しくおこなえば髪が傷むことはありませんが、順番や施術のタイミングをまちがえるとダメージにつながるので注意しましょう。
髪質改善や縮毛矯正だけでなく、カラーやパーマもするときは「髪質改善→縮毛矯正→パーマ→カラー」の順番で施術を受けましょう。
髪質改善は、薬剤の性質上、カラーの色落ちを早めてしまうリスクがあります。
髪色への影響が出ないように、カラーを最後におこなうことが大切です。
縮毛矯正と髪質改善は、両方同時に施術できます。
同時に施術するケースでは、くせが伸びてきた部分に縮毛矯正をおこない、すでにストレートになっている部分には髪質改善をする流れで施術します。
根元は縮毛矯正でくせのない状態を作り、毛先はパーマやカラーで負ったダメージを補修することが目的です。
縮毛矯正と髪質改善の両方を施術したほうがいいのは、
上記のどちらにもあてはまる人です。
縮毛矯正は、くせ毛を伸ばせますが、髪のダメージに対処することはできません。
逆に、髪質改善は、内部のダメージを補修して艶やまとまりを表現できますが、ストレートヘアにすることは不可能でしょう。
くせ毛とダメージ毛の両方が気になる人は、それぞれに効果のある縮毛矯正と髪質改善を併用することで、理想の状態に近づけられます。
縮毛矯正と髪質改善の値段は、それぞれ、
ほどです。
また、縮毛矯正と髪質改善の両方をおこなうと、それぞれの料金がかかるため、25,000〜40,000円かかるでしょう。
サロンによっては、同時に施術することで割引が適用されることもあります。
実際に施術を受けるサロンで、確認してみてくださいね。
SENJYUチームでは、お客さまの髪質や髪の悩みに応じた施術で、高い効果を実感してもらえる工夫をおこなっています。
ここからは、縮毛矯正や髪質改善を体験したお客さまからの口コミを紹介します。
縮毛矯正とリタッチで訪問させていただきました。 最初から最後まで4時間以上、丁寧で的確な施術をしていただいて、ありがとうございました!!! 癖毛で太く硬く多く毎月のカラー(白髪染)が必要な状態で、半年前の縮毛(他店)失敗から、暑さもありセットしても、数時間もも汗をかけばすぐに肩幅くらい広が悪魔(チリチリ)の髪となってました。思った以上の仕上がりに、宝くじに当たった気分です。 とにかく凄かった!
縮毛矯正ありがとうございました。以前、他店で失敗の経験があり、そんな事も込みで相談聞いて頂き、お願いしましたが、サラサラが続き、毎日のスタイリングが桁違いに楽になりました。雨の日、湿度の高い日もノンストレスです。ホームケアの色々も教えて頂き、とても助かってます。また、宜しくお願いします。
今日は 髪ツヤツヤ サラサラで 本当に満足です。 触り心地もすごくいいですし まとまりも良くて このままの状態でいたい!と思えるくらい仕上がりに満足しました。 ありがとうございます♪
今回は2度目の訪問です。 前回初めて施術して頂いた酸熱トリートメントは、アドバイス通りに私の髪質に合ってくれて、生まれて初めて感じるハリとコシにとても驚きましたが、今回も相談の上、また酸熱トリートメントとオールカラーと、全体的カットもして頂きました。 現時点でまた約1ヶ月経ちますが、初回よりも更にハリとコシが出たようで、酸トリ前までの、軟毛で細くてコシの無いペタンコ髪からは想像出来ないハリコシ感、弾力感に感動しています。 酸トリは近年は悪い噂もかなり多くなっていたので、私も躊躇って挑戦出来ませんでしたが、正しく施術出来るお店でやればこんなに良い効果が得られると知り、本当に良かったです。
縮毛矯正と髪質改善は、どちらも自分で施術できます。
ただし、美容室との施術と比べるとクオリティが劣ります。
「うねりのないストレートヘアになった」などの髪の変化を実感を得たい人は、美容室での施術がおすすめです。
くせ毛には、縮毛矯正がおすすめです。
なぜなら、髪質やくせの状態によっては、髪質改善だと効果を実感できない可能性があるからです。
ただし、人によっては髪質改善のほうが向いていることもあります。
実際に施術する前に、どちらがいいか美容師さんに聞いてみましょう。
共通している効果もありますが、同じではありません。
縮毛矯正はくせ毛のうねりをストレートにするメニューですが、髪質改善トリートメントは髪内部のダメージを補修することが目的です。
結果として、どちらも「髪に艶が出る」「まとまりがよくなる」という共通点がありますが、本来の目的は別ということは知っておきましょう。
縮毛矯正 | 髪質改善 | |
目的 | くせ毛をストレートにする | 髪の見た目や質感を整える |
向いている人 | くせのない状態にしたい人 | ダメージなく、今より髪の状態をきれいにしたい人 |
向いていない人 | 動きのある髪型がいい人 | くせのないストレートヘアにしたい人 |
縮毛矯正と髪質改善は、どちらも今より髪がきれいになるという共通点があります。
ただし、目的や効果がまったく違うため、髪質や悩みに合った選択をすることが大切です。
どちらが向いているのかは人それぞれ違うので「一番の悩みは何か」考えてみましょう。
くせ毛への悩みが強いなら「縮毛矯正」が、ダメージへの悩みが大きいなら「髪質改善」がおすすめです!
SENJYUチームでは、縮毛矯正・髪質改善の両方を得意としています。
髪質や理想を伺い、あなたに最適な施術を美容師目線で提案しますので、ぜひ一度ご相談くださいね。
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