いつも縮毛矯正をするのですが、今は酸性ストレートが人気だと聞きました。
ただ、調べると「失敗する」「危ない」と書いてあって…やめたほうがいいのでしょうか?
髪質の条件が合っていれば、メリットを実感しやすいためおすすめです!
今まで「くせ毛=縮毛矯正」というイメージでしたが、最近では、くせ毛を解消するためのメニューが多くなりました。
施術方法の選択肢が増えることで髪型のバリエーションが広がるため、メリットを感じられるポイントです。
しかし、違いがわからないと「どのメニューが私に合うの?」と迷ってしまいますよね。
本記事では、
を解説します。
「酸性ストレートが自分に合うか知りたい」「どんな違いや効果があるのか知りたい」という人は、ぜひ参考にしてくださいね。
酸性ストレートの仕上がりは、縮毛矯正とほとんど同じです。
ただし、薬剤の性質が少し異なるため、縮毛矯正と比べるとダメージレスで自然な仕上がりになります。
記事内では、より詳しく違いについて解説していきます。
目次
酸性ストレートとは、酸性の性質の薬剤を用いた縮毛矯正のことです。
弱酸性の髪と近い酸性の薬剤を使うことで、髪への負担を最小限に抑えられ、くせ毛をやさしく伸ばせるメリットがあります。
「髪が痛んでいる人」「髪が細くてやわらかい人」「エイジング毛」などに用いることが多いです。
酸性ストレート | 縮毛矯正 | |
効果 | 自然な質感に仕上がる | どんなに強いうねりでもストレートにできる |
来店頻度 | 3〜6ヶ月 | 3〜6ヶ月 |
使用する薬剤 | 酸性のパーマ剤 | アルカリ性のパーマ剤 |
向いている人 | 髪が痛んでいる人 | 健康毛 |
酸性ストレートと縮毛矯正は、薬剤の性質が違います。
酸性ストレートは、髪に対する作用がゆるやかです。
そのため、髪が弱っている「痛んだ髪」や「エイジング毛」との相性が良く、ダメージを抑えながらくせ毛を伸ばせます。
一方、縮毛矯正は薬剤の作用力が強いため、くせが強い人でも効果的です。
酸性ストレートではパワー不足とされる「健康毛」「強いうねり」にもしっかり作用し、クセのないストレートな状態にできるんです。
| 酸性ストレート | ストレートパーマ | 髪質改善トリートメント |
効果 | 自然な質感に仕上がる | ボリュームを抑えられる | ハリやコシが戻る |
来店頻度 | 3〜6ヶ月 | 3ヶ月 | 2ヶ月 |
使用する薬剤 | 酸性のパーマ剤 | 作用がかなりゆるやかなパーマ剤 | グリオキシル酸 |
向いている人 | 髪が痛んでいる人 | 膨らむタイプのくせ毛 | ハイダメージな人 |
酸性ストレートと、ストレートパーマや髪質改善トリートメントは、それぞれ施術する目的が違います。
酸性ストレートの目的は、くせ毛を自然に伸ばすことですが、ストレートパーマは「ボリュームダウン」髪質改善トリートメントは「ハリやコシを出すこと」です。
また、酸性ストレートと比べると、ストレートパーマと髪質改善トリートメントの薬剤は、髪に対する作用が弱いため、効果の持続期間は短めになります。
ここからは、酸性ストレートに関するメリット・デメリットを解説します。
メリットかデメリットのどちらに感じるかは、求めている仕上がりや髪質によって、人それぞれ違うため、施術前の参考にしてくださいね。
酸性ストレートのメリットは、髪への作用がゆるやかなことです。
縮毛矯正のように、ピンピンになるほどの作用力はないため、なじみのいい自然な仕上がりになります。
また、ゆっくり時間をかけて髪に作用するため、髪への刺激性が少なく、ダメージを抑えられるのがメリットです。
従来、縮毛矯正の薬剤に耐えられないため施術ができないとされていた「ブリーチ毛」にも、酸性ストレートなら施術が可能です。
酸性ストレートは、薬剤の作用がゆるやかであるため、髪に有効成分が浸透するまでのには40分ほどかかります。
通常の縮毛矯正と比べると、倍ほど時間がかかるため、負担に感じる人もいるでしょう。
また「施術にかかる時間が長い」「薬剤コストがかかる」といった理由から、縮毛矯正より値段が高くなることもあります。
さらに「クセが強い人」や「髪質がしっかりしている人」の場合、作用がゆるやかな酸性ストレートではパワー不足となり、完全なストレートヘアにはならないのもデメリットです。
人を選ぶ施術方法ですが、条件が合っていれば効果は得られるので安心してくださいね。
酸性ストレートは、髪質の条件が合えば、縮毛矯正よりメリットに感じられるメニューです。
ここからは、酸性ストレートをおすすめできる髪質の特徴を2つ解説します。
「髪が痛みやすい人」「髪が弱い人」は、酸性ストレートがおすすめです。
一般的な縮毛矯正と比べ、酸性ストレートは髪への作用がゆるやかなため、ダメージを抑えられます。
「ダメージを負いたくないけど、ストレートな髪にしたい」という人に、相性が良い施術といえるでしょう。
髪が細い人は「クセを伸ばすとぺたんこになってしまいそう」と心配になりませんか?
ボリュームダウンが気になるとの理由で、縮毛矯正をあてるかを悩む人も多くいます。
酸性ストレートなら、髪が細い人でも自然なボリュームを残せるため、ぺたんこに見えるリスクは抑えられるでしょう。
酸性ストレートは、縮毛矯正にはないメリットを兼ね備えたメニューですが、相性が悪く感じられる髪質もあります。
ここからは、酸性ストレートをおすすめできない人の髪質を3つ解説します。
酸性ストレートは、作用がゆるやかでダメージが少なくなるといった良さがありますが、くせが強い人にはパワー不足となり、仕上がりに影響があります。
具体的には「うねりが伸びない」「ストレートの持ちが悪くなる」などが挙げられます。
髪質にもよりますが、クセが強い人には縮毛矯正のほうが効果的です。
髪の毛が固い人は、キューティクルがたくさん重なっている特徴があります。
薬剤をより浸透させるためには、うろこ状にくっついたキューティクルを開かなくてはいけません。
しかし、酸性ストレートの作用はゆるやかなため、キューティクルを十分に開くことができず、薬剤が届かないリスクが高まります。
縮毛矯正の薬剤には、キューティクルを開き薬剤の通り道を作るため「アルカリ剤」の成分が入っていますが、酸性ストレートの薬剤には含まれていません。
そのため、キューティクルがたくさん重なっている健康な髪に酸性ストレートをした場合、薬剤を髪内部に届けられず、くせ毛が残るリスクがあるんです。
逆に「ヘアカラーでダメージを負った髪」や「やわらかい髪は」キューティクルが少なく、髪内部に隙間が空いているため、アルカリ剤なしでも薬剤を浸透させられます。
酸性ストレートの値段は20,000円前後で、施術にかかる時間は3時間半ほどです。
施術工程は縮毛矯正と同じですが、薬剤の放置時間が縮毛矯正より20分ほど長いため、施術にかかる時間が長くなります。
また縮毛矯正と比べて、酸性ストレートの値段が高い理由は「施術時間がかかる」「材料費が高い」ことが影響しています。
酸性ストレートは、髪質の条件が合っていなかったり、まちがった選択をすると、失敗リスクが高まるため注意しましょう。
ここからは、酸性ストレートを失敗しないためのコツを3つご紹介します。
くせ毛の悩みといっても、詳しくみてみると人それぞれで内容が違います。
具体的な悩みが「ボリューム」「うねり」「パサつき」のどれか、どの部位のクセが一番気になるのかなど、具体的に伝えましょう。
悩みを詳細に伝えることで、理想とする状態により近い仕上がりを叶えられます。
近年のサロン業界では、くせ毛に対応出来るメニューがたくさんあります。
理想の仕上がりに近づけるためには、悩み・髪質に適した施術を選択することが大切です。
うねりのないストレートヘアになりたい人は「縮毛矯正」「酸性ストレート」
ボリュームを抑えて、シルエットを小さくしたい人「ストレートパーマ」「髪質改善」
を選ぶようにしましょう。
実際に施術をする際には、サロンの美容師によるアドバイスを参考にすることもオススメします。
値段が安すぎたり、施術時間が平均より短すぎたりする美容院には注意しましょう。
ちなみに、20,000円ほどの値段で、3時間半程度の施術時間が平均的です。
値段や施術時間が短いケースは、施術に必要な工程が省かれている可能性があります。
低コスト・時短といった点だけみると魅力的ですが、仕上がりのクオリティーが劣るリスクがあるため、注意が必要です。
失敗を避けるには、なるべく平均的な酸性ストレートの値段・施術時間から外れないようにしましょう。
酸性ストレートは、条件に合った髪に用いれば、すぐれた効果を発揮するメニューです。
しかし、一部では「酸性ストレートは意味がない」との意見もあるため、施術を受けるか悩む人もいるでしょう。
ここからは、酸性ストレートは効果がないといわれる理由を3つ解説します。
酸性ストレートは、一般的な縮毛矯正と比べると、相性が良い髪質や条件が限られます。
そのため、酸性ストレートに関する知識・経験値が少ない美容師が担当すると、適切な施術を受けられず髪の変化を実感できない可能性があります。
すぐれた効果を正しく得るには、髪質を正確に見極められる美容師にお願いすることが大切です。
正しく施術されていれば、酸性ストレートの効果は半永久的に持続します。
ただし、薬剤の作用が弱めなため「強いくせ毛の人に施術をした」「薬剤のパワーが弱すぎた」などのケースでは、時間の経過とともにくせが戻ることがあります。
仮にうねりが戻ってしまった場合は、再度弱いパワーの薬剤で施術すれば、ダメージを抑えながら元のストレート状態に戻せるため、安心してくださいね。
髪型 | 頻度 |
前髪のみ | 3ヶ月 |
ショートヘア・メンズ | 3ヶ月 |
ボブ | 3〜4ヶ月 |
ミディアムヘア | 4〜6ヶ月 |
セミロングヘア | 6〜8ヶ月 |
ロングヘア | 6〜12ヶ月 |
酸性ストレートは、縮毛矯正同様に効果が半永久的に持続します。
そのため、一度ストレートにした部分への再施術は、ほとんど必要ないでしょう。
ただし、根元の髪が伸びてくると「うねりが気になる」「シルエットが四角くなる」などの扱いづらさを感じ始めます。
ヘアスタイルにもよりますが、3〜4ヶ月周期で酸性ストレートをあてると、ストレスなく過ごせます。
酸性ストレートと比べると、縮毛矯正には「薬剤が浸透しやすい」「髪への作用力が大きい」といったメリットがあります。
これらの特徴から、キューティクルの層が厚く薬剤が浸透しづらい「健康毛」や、くせが伸びづらい「うねりが強い髪」には、縮毛矯正がおすすめです。
縮毛矯正のメリットは、どんなに強いくせ毛でもストレートにできることです。
酸性ストレートやストレートパーマの場合、薬剤の作用が弱く、くせを完全には伸ばしきれないこともあります。
「チリチリとした細かいくせ毛」「カールが強いくせ毛」の方にとっては、縮毛矯正のほうがメリットに感じる点が多いでしょう
縮毛矯正の薬剤は、他のくせ毛改善メニューと比べると、薬剤の作用が強い特徴があります。
髪に有効成分が浸透しやすく、ストレートにはなるものの「思っていたよりボリュームダウンする」「ぺたんこになってさみしい見た目になる」といったリスクがあります。
また、ブリーチなどをしたハイダメージ毛は、薬剤による刺激に耐えられないケースがあるため、施術自体を断られる可能性も高いです。
髪質改善トリートメントとは、ダメージで弱くなった髪を補強し艶をアップするメニューのことです。
そのため「カラーやパーマなどで髪が痛んでいる人」「ハリやコシがなく、くたっとした質感の人」には髪質改善トリートメントがおすすめです。
悩みが、くせ毛よりダメージによる質感の悪さの場合にぴったりです!
髪質改善トリートメントは、髪内部を補強するため、ダメージで内部がボロボロになった髪を艶やかにする効果を発揮します。
「髪が痛んでいる人」「エイジングによる変化で髪がやわらかくなった人」「生まれつき猫っ毛な人」が施術を受けると、健康な髪と同じようにハリやコシを感じる質感に戻ります。
また「ダメージによるパサつきや膨らみが気になる人」に施術すると、髪質改善トリートメントによる効果で、髪内部の状態が整い、うねりが収まったように感じるでしょう。
ただし、元からあるくせ毛に関しては、髪内部のダメージが原因ではないため、効果を実感しづらい可能性があります。
髪質改善トリートメントは、痛んだ髪に向いているメニューです。
ダメージのない健康毛の人が施術を受けた場合「特に変化が現れない」「髪内部が強くなりすぎて、ごわつきを感じる」など、満足のいかない仕上がりになるリスクがあります。
また、うねりに作用する成分は、ほとんど含まれていないため、くせ毛に対する変化を実感できないかもしれません。
一番の悩みがくせ毛やうねりなら、縮毛矯正や酸性ストレートがオススメです。
ストレートパーマは、うねりによるボリュームを落とすことが目的のメニューです。
そのため「クセで髪型が膨らみやすい人」「パーマのようなカール感のあるくせ毛ではない人」にはオススメです。
また、アイロン処理がないため、髪のダメージを抑えながら、シルエットをコンパクトに整えられます。
「うねりよりボリュームが悩み」だという人には、ストレートパーマがおすすめです。
ストレートパーマの薬剤は、髪への作用がゆるやかなため、うねりを残したままボリュームだけを落ち着かせられます。
そのため「縮毛矯正をしたら、ボリュームダウンしすぎてしまった」などのリスクを抑えながら、今よりも手入れしやすい状態に近づけることが可能です。
ストレートパーマは、完全なストレートヘアになりづらく、うねりのない状態を求めている人には、効果が物足りなく感じるかもしれません。
また、アイロンによる固定がないため、ボリュームの少ない状態をキープする力が弱く、3ヶ月ほどでクセが戻ります。
くせ毛を解消するメニューは、たくさんの種類があります。
しかし、選択肢が多いと、お客様目線では「どれが自分に合うのかわからない…」と悩んでしまいますよね。
どの施術がいいのかわからない場合は、スタイリストへの相談がおすすめです!
ここからは、施術内容をサロンの美容師に相談すべき理由を3つ解説します。
施術時には、目的だけでなく髪質に適した薬剤選びが大切です。
たとえば、黒髪とブリーチ毛の場合、髪表面のキューティクルの枚数や内部の痛み具合が違います。
健康的な黒髪向けの薬剤をブリーチ毛に使ってしまうと、髪がパワーの強い薬剤に耐えられず、チリチリになるリスクがあり危険です。
逆に、ダメージのあるブリーチ毛向けの薬剤を黒髪に使用すると、キューティクルの厚みがある分、薬剤が浸透しづらくなり、クセが伸ばせないリスクがあります。
仕上がりを良くすることや髪へのダメージを避けるために、あなたの髪に適した薬剤を選んでもらいましょう。
同じくせ毛でも、ヘアスタイルによって適するメニューは変わります。
ロングヘアならうねりのない完全なストレートヘアも似合います。
しかし、ショートやミディアムの場合、髪が完全にまっすぐだと、ボリュームが不足した見た目になりがちです。
求めるスタイルによっては、髪のクセをあえて残す選択が適しているケースもあると知っておきましょう。
SENJYUチームには、くせ毛改善メニューとして「縮毛矯正」「酸性ストレート」「髪質改善」「酸熱トリートメント」の4つがあります。
酸性ストレート以外にも、たくさんあるんですね!
そうなんです。
選択肢が多いということは、自分の理想の状態に近づけるための方法がたくさんあるということ!
カウンセリングにて、お客様の髪の状態を正しく判断し、最適なメニューを提案いたします。
また、そのほかには、
といった強みもあります。
「自分の髪に何が合うのかわからない」「今まで納得のいく仕上がりになれなかった」という人は、ぜひ一度SENJYUチームにお任せください。
くせ毛に関する知識豊富なスタッフが、あなたの悩みを解決します!
知識不足の美容師による酸性ストレートは危険です。
酸性ストレートは、髪にやさしくダメージが少ないメリットがあります。
しかし、使い方を誤ると、縮毛矯正と同様に、髪の毛がチリチリになったり痛んだりするリスクがあります。
酸性ストレートでも、縮毛矯正と同じようにくせがしっかり伸びます。
ただし「強いくせ毛」や「健康毛」は、うねりが残るケースもあるため、詳しくは担当の美容師に確認してください。
酸性ストレートは縮毛矯正と比べると、ぺたっとなりすぎない自然なボリュームを保てます。
しかし、元のくせ毛と比べると、ボリュームはやや落ち着きます。
よりボリューム多く残したい場合は、施術時に工夫が必要なため、美容師に相談してみましょう。
施術から24時間経過すれば、シャンプーが可能です。
酸性ストレート後の髪は、内部がやや結合が不安定なため、水に濡れるとクセが戻るリスクがあります。
ストレートな状態をキープするために、施術直後のシャンプーを避けましょう。
施術から48時間は、なるべく結ばないようにしましょう。
酸性ストレートの施術直後は、髪内部の状態が不安定で、まだストレートな形が固定されていません。
髪を結ぶと、結び跡が残るリスクが高まるため注意しましょう。
酸性ストレートとは、酸性の性質を持つ薬剤を使った縮毛矯正のことです。
弱酸性の髪と近い、酸性の薬剤を使うため、髪への負担を少なく抑えられるメリットがあります。
痛みを抑えつつストレートにできる特徴があるため「髪の毛が痛みやすい人」「髪が細い人」「すでにダメージを負っている人」などにおすすめのメニューです。
SENJYUチームでは、酸性ストレートを含めた4つのくせ毛改善メニューを用意しています。
お客様の悩みやスタイルに応じて、最適なメニューを提案いたします。
まずはカウンセリングにて、お悩みを教えてください。
毎日のヘアスタイリングが楽になるよう、全力でサポートします!
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