私、人生初の黒染めをする予定です。
黒染めは危険って聞いたことあるけど本当?
黒染めのリスクって何?
黒染めが必要になる場面って、就職・就活・卒業式・入学式などたくさんありますよね。
黒くしたい時に市販の黒染めで黒くすればいいや!なんて考えていませんか?
黒染めには、色ムラやカラー失敗のリスクがあるんです。
この記事では年間3,500人のカラーを担当するSENJYUチームが、黒染めの特徴やリスクついて解説します。
黒染め後に「こんなはずじゃなかったのに…。」と後悔したくない人は、ぜひ参考にしてください。
失敗リスクを回避するために事前に理解しておきましょう!
目次
黒染めとは、地毛に近い色味にまでトーンダウンできるカラーのこと。
一般的なカラー剤と比べると染料配合量がかなり多いので、他の色味を覆い被すことが可能。
染める前が茶髪・金髪であっても暗く色味を感じない黒っぽい仕上がりになります。
日本人はユウメラニンという赤褐色系の色素が多いので髪が黒く見えます。
しかし実際は、濃いブラウンが集まっているから黒く見えるだけ。
地毛の本当の色は濃いブラウンなんです。
人によってメラニン量や種類が違うので、地毛が少し茶色く見えることもあります。
本当に真っ黒な髪色の人なんてごく稀なんです。
太陽光の下だと地毛が茶色く見えることありませんか?日本人の髪がブラウンだからなんですよ。
一方、一般的な黒染めは純粋な黒色に染まるカラー剤。
光に透けようが、墨汁のようなどす黒さを感じる濃い仕上がりになります。
黒髪に戻すといっても、本当に真っ黒だと不自然なんです。
明るくなった髪を「地毛に戻したい!」と黒染めをしても、元の地毛色に戻すことはできません。
残念ですが、カラー前の地毛と同じ色に戻す方法は存在しません。
顔の特徴で例えると、目が2つ・鼻1つ・口1つなのはみんな同じですが、パーツの形は人によって違いますよね。
髪色も同じで黒っぽいのは共通していますが、人それぞれ「黒」の種類は違います。
なので既存の黒染めカラーだと、地毛と同じ純粋な黒色にはできないんです。
色の仕組みとして、三原色の赤・青・黄が同じ量が合わさると黒になります。
地毛の色も黒一色ではなく、赤・青・黄色の色素が組み合わさって黒く見えているだけなんです。
人それぞれ色素の量が違うので、地毛の色もさまざま。
黒さを感じる地毛の人は青や赤の色素が多く、焦茶の人は黄色の色素が多いことも。
赤みが多い人もいれば、黄みが多い人もいるんですね!
黒染めの染料構成は、赤・青・黄の3色がほぼ同量(やや赤が多め)配合されています。
個人の色素量に合わせた黒染めは存在しないので、どうしても違和感を感じてしまいがち。
黒染めをするからといって、地毛のときと同じ見た目になる訳ではありません。
一般的な黒染めは、地毛よりも黒く染まるため違和感を感じがち。
最近では違和感を軽減させるため、黒以外の黒染めが増えつつあります。
特に需要が高い、
について特徴やメリット・デメリットを解説します。
メリット | デメリット |
---|---|
色持ちがいい | 違和感がある |
就活に向いている | 明るくしづらい |
ブラックベースは、王道かつ一番歴史の長い黒染め。
地毛より暗く染まるため、見た目の違和感を感じやすい・次に髪を明るくしづらいリスクが難点です。
一方、ブリーチベースでもしっかり黒くなる・色持ちの期間が長いといったメリットも。
長期間の色味持続・清潔感がある点では、就活に最適な黒染めです。
万人受けではないけど、長期間黒髪でいる・厳しい場面・就活・ブリーチ毛にはおすすめ。
メリット | デメリット |
---|---|
おしゃれ感がある | 厳しい場面ではNG |
次のカラーへの影響少なめ | 色持ちが悪い |
アッシュベースは、濃いめのグレーっぽい色味に仕上がる黒染め。
室内では自然な黒髪に見えるものの、光に透けると透明感ある柔らかい雰囲気を感じられます。
ブラックベースの黒染めと比べると残留性が低く、清潔感・色持ちが劣りぎみ。
就活には不向きです。
一時的に暗くするだけの場面(卒業式1日のためだけ・バイトの面接など)にはおすすめ。
メリット | デメリット |
---|---|
ナチュラルな仕上がり | 厳しい場面ではNG |
色持ちが良い | 色落ちで赤みが出る |
ブラウンベースは、赤い染料が多めの焦茶系の黒染め。
真っ黒でなくダークブラウンな色味なので、黒染めの中では特に違和感を感じづらいカラーです。
ナチュラルに暗くしたい人にはおすすめ。
ただし真っ黒ではないので厳しめの就活には向いていないことも。
また色落ちすると赤〜オレンジっぽくなるので、2ヶ月に1度のペースでカラーする必要があります。
※使用メーカーによって差あり
黒染め後に明るくしたい・違和感ない仕上がりにしたい人におすすめ。
ブルーブラックは、青みが多く配合された黒染め。
ここで注意したい点はブルーブラックには2種類あるということ。
どちらのブルーブラックを選ぶのかで、仕上がり・特徴が大きく違うので注意!
メリット | デメリット |
---|---|
おしゃれ感がある | 色持ちが良くない |
黒染め後明るく戻しやすい | 就活には不向き |
ネイビーベースのブルーブラックは、アッシュベースの黒染めに濃い青みをプラスした黒染め。
アッシュベースよりもさらに深みがある色味なので、より黒っぽく見せることができます。
しかしそれでも地毛・ブラックベースと比べると、黒さが劣るので就活には不向きです。
色持ち期間は2ヶ月程度と短めですが、残留しづらいので次のカラーで明るくしやすいメリットも。
黒染めでなく暗染めしたい人・今後明るくする予定の人におすすめ!
メリット | デメリット |
---|---|
色持ちが良い | 人工的な印象がある |
次のカラーでほぼ明るくできない |
ブラックベースのブルーブラックは、ブラックベースの染料配合量をさらに増やした青黒い黒染め。
染料が濃いので残留性が高く、日がたってもほとんど明るさ・色味が変わりません。
今後も黒髪を維持したい人にはおすすめです。
一方でブリーチを使用しても、明るくしづらい・無理に明るくすると汚い色味になることが難点。
明るくできないと今後のカラーに支障をきたす可能性があるので、施術の際にはよく考えてから行ってください。
髪を暗くする方法は、黒染めだけではありません。
フェイクブラックや暗染めという方法もあるんです。
フィクブラック・暗染めとは、黒染めのように黒くなるのではなく、地毛と同じ暗さになるカラーのこと。
黒ではないけど明るさが黒とほとんど同じなので、黒っぽい印象を与えます。
暗くしたいけど黒いのは嫌・おしゃれ感もほしい人にはおすすめ!
バイトの面接など、就活ほど堅い場面ではないけど清潔感・誠実さを表現したいときに用いられます。
逆に、黒ではないので就活の面接など身だしなみが厳しい場には不向きです。
フェイクブラック・暗染めで使われる色味は、
など寒色系カラーが多めです。
室内では黒っぽく見えるものの、自然光・白色灯の下では透明感ある色味に見えるのでおしゃれな雰囲気に仕上がります。
黒染めは染料が多く配合されているので、色落ちしづらい特性があります。
通常のカラーなら1ヶ月ほどで髪が元の明るさくらいに戻りますよね。
黒染めの場合は染料が多く配合されているので、色落ちに3ヶ月程度かかり、色落ち後も元の明るさより暗めです。
黒染めを元通りに色落ちさせるのはほぼ不可能なんです。
色落ちしても明るくならない黒染め後の髪を明るくするには、ブリーチを用いる方法が一般的。
しかし、ブリーチで黒染めを色落ちさせる場合は、
といったリスクも大きく最善策ではありません。
ハイリスク・ローリターンなので、あまりおすすめできない方法です。
SENJYUチームのカラー落としなら、特殊なトリートメントで優しく黒染めの染料を落とすことが可能!
ブリーチと違いリスクがほとんどないので、誰でも気軽に挑戦しやすいメニューなんです。
黒染め後の色落ちってなんだか汚い…。
原因ってなんですか?
黒染めの染料は通常のカラー剤と構成が違います。
本来なら少なめに配合される染料が多めだったり、多めに配合されている染料が少なかったり…。
黒染め特有の染料の偏りも、黒染めの色落ちが汚くなる原因の1つです。
同じ黒染めでも染める前の明るさが違えば、色落ち後の色は全く同じにはなりません。
ブリーチの「黄」+黒染め染料構成で一番多い「赤」=オレンジ
茶髪の「茶」+黒染め染料構成で一番多い「赤」=赤みが強い茶色
色落ち後が汚くなりがちな黒染めですが、色落ちまで計算してくれる美容師もいます。
通常よりナチュラルに髪色が変わるので、汚い・ムラになっているなどの違和感を感じないことも。
黒染め後の色落ちで汚くなる場合は、カラー失敗の可能性も考えられます。
黒染め後に明るく戻したい・やりたい色があるときは、美容師選びを間違えないように注意してください。
黒染めはその場限りでなく、黒染め以降のカラーにも影響があります。
うまく黒染めできていないとカラー失敗に繋がることも。
黒染めを美容院で頼む場合は、
上記の2点に注意しましょう。
黒染め後、カラーチェンジする予定がある人は必見です!
黒染めをする髪に、カット以外の施術履歴があれば事前に伝えましょう。
どの施術を・いつ・どうやって(美容院かセルフか)行ったかセットで伝えられるのが理想的。
どうして伝える必要があるんですか?
カラー失敗の予防に繋がるからです。
施術メニューの中には、黒染めとの相性が悪いものもあります。
過去の施術履歴によっては、黒染めの施術や色味に制限が出る可能性も。
失敗リスクを軽減するためにも、過去の施術履歴はなるべく正確に記憶し伝えるように意識してみてくださいね。
施術前に黒染めをする理由をあらかじめ伝えるようにしましょう。
黒染めにはいくつか種類がありますが、色味・得意とすること・デメリットはそれぞれ違います。
黒染めを必要とするシチュエーションがわからないと、黒染め後にカラーチェンジできなくなるなどのリスクに繋がることも。
美容師が事前に黒染めを必要とする理由を理解していれば、ベストな色味を美容師側が判断し提案可能です。
ただ、技術のある美容師しか出来ないので要注意!
黒染めはただ黒く染めるだけの単純カラーではないので、美容師側の判断・知識・技術力が必要です。
黒染めを一度失敗するとその後のカラーにも1〜3年ほど影響があります。
失敗を防ぐためにも美容師選びは慎重に行ってくださいね。
黒染めは永久的なものではありません。
濃いものでも2〜3ヶ月すると、赤みが出てきて茶色味を帯びます。
黒染めをキープしたいならホームケアの意識も大事!
基本的には、カラーを長持ちさせる方法と同じです。
最低限の行動を取れていれば、特別な行動をとる必要はありません。
黒くなればいいから、黒染めはセルフでやっても良い?
リスクが大きいのでおすすめしません。
黒染めは、黒染め時・黒染め後のカラーで失敗リスクが大きくなります。
ムラになったり汚く色落ちしたら、気分も下がってしまいますよね。
また「黒」という色は、肌色や服装によって相性が分かれやすい色味でもあります。
似合う黒も、ナチュラルな黒・茶味寄りの黒・しっかり黒などさまざま。
あなたにぴったりな黒を、プロに提案してもらうことも大切です。
たまに違和感を感じる黒髪の人を見かけませんか?
セルフカラーや経験が浅い美容師さんによる黒染めだと、地毛より黒く違和感ある黒染めになることも。
市販されている黒染めは、
といったデメリットがあります。
ムラになって残念な気持ちにならないためにも、なるべく美容院で黒染めをするようにしましょう。
黒染めとは、髪を地毛に近いくらいまでトーンダウンできるカラー方法です。
黒染めだからといって「黒一色」という訳ではありません。
ノープランで真っ黒にしてしまうと、違和感ある仕上がりになるので要注意です。
美容室での黒染めなら、
に合わせて色味を調整することも可能。
黒染めが必要となる場面は、就職・就活・卒業式・入学式・面接など人それぞれ。
年間3,500人のカラーを担当するSENJYUチームが、あなたにベストな黒染めを提案します。
黒染め予定の人はぜひ一度ご相談くださいね。
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