いつも縮毛矯正をしていたのですが、髪質改善でも同じような効果を得られるでしょうか?
髪質との相性が合っていれば、ダメージレスでサラサラな髪になれますよ!
ただし、縮毛矯正とは違う特徴があるため、完全に同じ効果が得られるとは言い切れません。
髪質改善は、「クセが伸びる」「髪の傷みが気にならなくなる」などの効果を得られる話題のメニューです。
しかし「騙された」「意味ない」といったマイナスな意見もあるため、縮毛矯正と髪質改善のどちらをやるべきか悩む人もいるでしょう。
本記事では、
について解説します。
「髪質改善と縮毛矯正のどちらをするか悩んでいる人」は、ぜひ参考にしてくださいね。
「髪質改善はダメージレスな縮毛矯正」というイメージが広がっていますが、実際は違います。
求めている効果を得るには、髪の状態が髪質改善と相性が良いかを見極めることが大切です!
優秀なメニューですが「どんな人にでも必ず効果がある」というわけではないと知っておきましょう。
目次
髪質改善(毛質改善)とは、髪の毛のクセやパサつきなどを改善するために行う施術または行為のことです。
専門のサロンや美容院では、主に「髪質改善トリートメント」といったメニューで提供されています。
また、近ごろでは、自宅で髪質改善を行うことが出来るセルフケアに特化した家庭用の髪質改善トリートメントなども普及しています。
「髪の見た目や質感に悩んでいる人」「髪のダメージが気になる人」にはおすすめなメニューです。
髪質改善の仕組みは「有効成分を浸透させて、内側から補修・補強をすること」です。
外側からのコーティングを目的としたトリートメントと比べると、髪の手触りや質感の変化をより実感しやすくなります。
ただし、髪質改善の仕組みは、どの施術メニューを選択するのかによって変わります。
「具体的な仕組みを知りたい人」は、このあと解説する「髪質改善の種類」で確認してくださいね。
髪質改善トリートメント(毛質改善トリートメント)とは、髪内部に新たな結合を作り、髪を補修・強化するメニューです。
壊れた結合を補修して髪の見た目や質感を変えるため、ブリーチや縮毛矯正で痛んだ「ハイダメージ毛」に効果があります。
施術後はダメージによって荒れていたキューティクルや内部組織が補修され、健康毛のように見た目と質感がきれいに整います。
髪質改善 | 縮毛矯正 | |
仕上がり | 髪がさらさらになる | 強いうねりも伸びる |
髪への影響 | ダメージが補修されて髪が強くなる | ダメージがある |
目的 | 髪の傷み・ダメージを補修する | 髪をストレートにする |
髪質改善と縮毛矯正後の髪は、どちらも元の状態よりも艶やかできれいな見た目になります。
ただし、「髪へのアプローチ方法」や「おすすめな人の特徴」が異なるため、目的に合わせメニューを選択するのが重要です。
縮毛矯正はうねりをストレートにすることが目的なのに対し、髪質改善は髪のダメージを補修して、痛みのない髪に近づけることが目的です。
髪の悩みに合わせて正しい髪質改善メニューを選ぶことが大切です!何が合うかわからない人は、美容師に相談してみましょう。
髪質改善は、ダメージで壊れた部分を補修して、髪を強くすることを目的としたメニューです。
「髪が痛んでハリやコシがない人」「痛みのない施術で髪をきれいにしたい人」など、ダメージによる髪質・髪型の悩みを抱えている人におすすめです。
縮毛矯正は、クセを伸ばしてうねりのないストレートヘアにすることを目的としたメニューです。
強いうねりや健康毛など、クセが伸びづらい髪質にも効果があるため「完全なストレートヘアにしたい人」におすすめです。
髪の悩みを解消して理想の状態に近づけるには、自分に合った髪質改善方法を選ぶことが大切です。
ここからは、主な髪質改善の種類について5つご紹介します。
酸熱トリートメントは、髪内部に新たな結合を作り毛髪を強化できる髪質改善メニューです。
ダメージで失ったハリやコシを取り戻すことが可能で「ブリーチ毛」や「縮毛矯正をした髪」などのハイダメージ毛に向いています。
水素トリートメントは、ダメージケアと髪内部にうるおいを与える髪質改善メニューです。
髪の中には、ダメージを引き起こす活性酸素(O2)が存在しています。
水素トリートメント(H2)を髪につけると、活性酸素と水素が結びついて無害な水(H2O)に変化します。
ダメージの原因となる活性酸素を取り去りながら、髪にうるおいを与えられる一石二鳥なメニューなんです!
ケラチントリートメントとは、髪を構成する成分「ケラチン」を補充し、ハリやコシを出せる施術です。
成分には「加水分解ケラチン」や「アミノ酸」が含まれており、ダメージで失われたケラチン(タンパク質)を補います。
酸熱トリートメントと似ていますが、定着力が弱く髪から流れやすいため、効果持続期間は短くなります。
システムトリートメントとは、髪の状態や悩み・要望に適した成分を髪内部に入れ込むことで髪をケアする施術です。
「熱ダメージが気になる」「痛みやすい髪を守りたい」など、個人の悩みや要望に合ったトリートメントを複数塗布して保護します。
ライフスタイルに合わせたケアをおこなうことで、切れ毛や枝毛など外的要因に傷み・ダメージの予防につながります。
サイエンスアクアは、特殊な水分を補充して髪の状態を整える髪質改善メニューです。
やさしくキューティクルを開き、髪の中に保湿成分を入れ込むことで、ダメージが原因のパサつきやうねりをまとめます。
髪質改善は、普通のトリートメントにはない独自の効果を得られます。
ここからは、髪質改善の効果やメリットを4つ解説します。
髪がダメージを負うと、キューティクルが開いたりはがれてしまったりするため、パサパサとした見た目になります。
そのため、「髪が広がりやすい」「まとまりが悪くセットに時間がかかる」などヘアスタイルの悩みが増える原因になりかねません。
髪質改善をすれば、開いたキューティクルを引き締められるため、ダメージを感じない艶やかな質感が戻ります。
髪がダメージを負うと、内部がもろくなり髪の形状を維持できなくなるため、パサつきやうねりが発生します。
例えるなら「壁や柱が崩れた家」のようなものです。
髪質改善をすると、ダメージで崩れかけている部分に新たな結合を作って髪を支えるため、髪の形をきれいな状態に整えられます。
ダメージを負うと髪内部に空洞が出来るため、密度が減ってしまいハリやコシを感じづらくなります。
髪質改善で内部を強化すれば空洞部分が埋まり、ハリやコシを感じられます。
髪の外側がダメージを負うとキューティクルの損傷によってざらつき、内側がダメージを負うとタンパク質の変性による硬さを感じます。
髪質改善で髪の内側・外側から補修すればダメージの原因を解消できるため、艶やかでなめらかな手触りに戻ります。
髪質改善は、髪の見た目や手触りを良くする優秀なメニューですが、注意点やデメリットがあります。
ここからは、髪質改善をする前に知っておきたいポイントについて4つ解説します。
髪質改善は、内部補修による効果で「ダメージが原因のくせ毛」を改善可能です。
しかし、生まれ持ったクセ毛に対する効果は個人差があり、強いうねりにはほぼ効果がありません。
「強いくせ毛を解消したい人」は、縮毛矯正がおすすめです。
髪質改善の薬剤にはキューティクルを開かせる作用があるため、施術中に内部からヘアカラーの染料が抜け出やすくなります。
退色を防ぐためには「ヘアカラー前に施術する」「色落ちしてから髪質改善する」など、順番やタイミングを気をつけましょう。
髪質改善の施術直後は艶やかでさらさらな髪に仕上がりますが、時間の経過とともに効果が落ちます。
大体2〜3ヶ月ほどで効果が落ちてくるため、定期的に繰り返すことが必要です。
「忙しく時間が取れない人」「コストをかけたくない人」にとっては、デメリットに感じるかもしれません。
洗浄力が強いシャンプーを使うと、髪質改善の有効成分が洗い流されてしまうリスクが高まります。
また、髪が乾燥するため、せっかく髪質改善で補充したうるおいもなくなり、パサつきの原因となるため注意が必要です。
「アミノ酸系」や「アルコールフリー」のシャンプーなら、低刺激でマイルドな洗浄力なため、効果が長持ちしやすいです。
どんなアイテムが良いかわからない人は、担当の美容師に相談してみましょう。
髪質改善は定期的なケアが必要なため、値段の相場が気になりますよね。
ここからは、美容院・セルフでの髪質改善に必要な値段・価格相場について解説します。
美容院での髪質改善の施術にかかる値段は、10,000〜20,000円です。
通常のトリートメントと比べると2〜3倍ほど値段が高いですが、そのぶん髪の変化を実感できるほどの効果を得られます。
自宅での髪質改善にかかる値段は、5,000円です。
セルフでの髪質改善は、主にヘアケアの見直しがメインになります。
具体的には「髪に負担がないドライヤーを選ぶ」「補修成分が含まれているアイテムを選ぶ」などです。
自分に合うアイテムを継続して使うと、髪の扱いやすさを実感できますよ!
髪をきれいにしたあとは、なるべく長く状態を維持したいと思いますよね。
ここからは、髪質改善の持続期間・施術時間について解説します。
髪質改善の効果が持続する期間は、2ヶ月です。
カラーやパーマと同じように、髪質改善の効果も時間の経過とともに薄れてきます。
2ヶ月経って完全に元の状態に戻るわけではありませんが、きれいな状態を維持するには、継続的な施術が必要になるでしょう。
髪質改善の施術にかかる時間は、1時間半〜2時間です。
髪質改善の種類にもよって違いますが「薬剤を2回塗布する」「アイロンによる熱処理が必要」など、複数の工程が必要になるため時間がかかります。
髪質改善トリートメントの効果を持続するには、日々のケアや正しいメンテナンスも必要です。
ここからは、髪質改善トリートメントを持続させる方法を5つ解説します。
従来のトリートメントは髪を外側からコーティングする「外側メイン」の施術ですが、髪質改善トリートメントは内部に結合を作る「内側メイン」の施術です。
髪質改善トリートメントで髪の変化を実感するには、数回かけて内部に結合を作らなくてはいけないため、定期的な施術が必要になります。
もし途中で施術をやめてしまうと、正しく効果が得られなくなるため注意が必要です。
髪をきれいにするためには、2ヶ月おきの頻度を目安にメンテナンスをおこなうようにしましょう。
施術で艶やかな髪にしても、セルフケアやメンテナンスができていないときれいな状態は維持できません。
特別なメンテナンスは必要なく「濡れたらすぐに乾かす」「高温のアイロンを使用しない」など、基礎的なホームケアができていれば十分です。
毎日、ドライヤーによる熱ダメージを受けると「髪のパサつき」「枝毛」「ごわつき」の原因につながります。
「ダメージレスなドライヤーを使用する」「熱に強い補修成分が含まれたアイテムを使用する」など、ドライヤーからのダメージを防ぐ工夫をしてみましょう。
洗浄力の強いシャンプーは、髪や地肌の乾燥につながります。
また、髪質改善のコーティング成分を落としてしまい、施術前の状態に戻るスピードを早めてしまうリスクがあります。
ダメージを負った髪はかなり乾燥が進んでいるため、髪の水分や油分を必要以上に取りすぎないものを選びましょう。
髪質改善を途中で施術でやめてしまうと効果を正しく得られないため、定期的な施術が必要です。
値段・立地・雰囲気などから、無理なく継続して通えるサロンを選ぶようにしましょう。
美容院での髪質改善をする前に「セルフで何か出来ることをしてみたい人」もいるでしょう。
ここからは、自宅でセルフで出来る簡単な髪質改善の方法について7つ解説します。
「ストレス」「栄養の偏り」「睡眠不足」などの乱れた生活習慣だと、頭皮が荒れやすくなります。
荒れた頭皮では質の良い髪は作れず、生えたときから痛んでいたりパサついていたりすることもあります。
「生活習慣が乱れていると感じる人」は、一度普段の過ごし方を見直してみましょう。
頭は心臓より高い位置にあるため、血流が滞りやすいです。
髪の栄養素は血液により毛根に届けられるため、血流が悪いと栄養不足となり質の悪い髪になってしまいます。
「シャンプー時に頭皮にマッサージをする」「スカルプブラシを使用する」などの方法で、頭皮を動かして血流を促してあげましょう。
頭皮をしっかり洗えていないと、毛穴が詰まってしまい髪の育成に影響が出てしまいます。
しっかり泡を地肌につけて汚れを落としたあと、泡が残らないよう十分洗い流しましょう。
洗いながら、頭皮をマッサージするように動かすのもおすすめです。
髪が映える方向と逆に風をあてると、キューティクルが逆立ってしまい、パサつきやざらつきの原因になります。
髪の毛を乾かすときは、毛流れに沿うように頭頂部から毛先へやさしく乾かしましょう。
ヘアケアアイテムは、最新アイテムほど有効な成分が含まれています。
家電でも、5年前の洗濯機より最新型の方が機能性も効率も良いですよね。
ヘアケアアイテムも家電と同じで、最新アイテムの方が効果を実感しやすくなるんですよ。
髪の状態をより良くしたいなら、髪に効果が出やすい成分が含まれた最新のヘアケア用品を選ぶようにしましょう。
肌と同じように、髪の毛も紫外線によって影響を受けます。
具体的には「ヘアカラーが色落ちする」「パサつき」「ごわつき」などです。
帽子や日焼け止めスプレーを使用して、紫外線の影響から髪を守りましょう。
毎日使うドライヤーは、低温かつ風力があるアイテムを選びましょう。
質の悪いドライヤーは高温で風力が弱いため、髪が乾かないのにずっと熱ダメージを与えることになり、髪が痛みやすいです。
毎日使うものだからこそ、良いアイテムを使用すれば髪質の変化を実感しやすいですよ!
どちらがいいかは、悩みや髪質によって異なります。
髪質改善がおすすめなのは「髪のダメージが気になる人」「さらさらな髪になりたい人」です。
縮毛矯正がおすすめなのは「クセが強い人」「髪をストレートにしたい人」です。
髪質改善では「ダメージによる髪のうねり」は解消できますが、元からあるクセに関しては条件が限られます。
縮毛矯正と同じように誰でもストレートになると思っていた人にとっては、変化が少なく感じて「意味がない」と感じることもあるでしょう。
「ダメージによるくせ毛」は伸びやすいですが「生まれ持ったくせ毛」は人によってうねりが残ります。
「うねりを確実に伸ばしたい人」は、縮毛矯正のほうが向いているケースもあるため、担当の美容師に相談してみましょう。
ダメージが原因のうねりはなくなります。
しかし、髪の状態や髪質によっては一度で効果を実感しづらいこともあるため、繰り返し施術を受けることがポイントです。
髪質改善は、メンズでも施術可能です。
ただし、メンズの場合は1年半ほどで痛んだ部分をカットで無くせます。
そのため、高いコストをかけて髪質改善をするべきかどうかは考える必要があります。
髪質改善トリートメントで使用する薬剤は、正しく使用されていないとダメージにつながります。
また、薬剤成分のコーティングによって「硬い」「ごわつく」質感になるため、ダメージを負っていないのに痛んだと感じることもあります。
髪質改善トリートメントについて正しく理解していなければ「騙された」と感じるかもしれません。
「騙された」とがっかりしないためにも「髪質改善で効果を感じられる条件」「施術の効果」を知っておきましょう。
髪質改善でチリチリになった場合、基本的には元に戻すのはかなり難しいです。
ただし、チリチリになった原因にもよるため、修正希望の人は髪質改善が得意な美容師に相談してみましょう。
一から施術するよりも修正のほうが難しくなるため、美容師選びは慎重にすることがポイントです。
髪質改善(毛質改善)とは、髪の毛のクセやパサつきなどを改善するために行う施術または行為のことです。
髪質改善メニューの種類は数多くあり、それぞれ髪への作用が違うため、どれが自分に合うのか判断したうえで施術を受けることが大切です。
SENJYUチームでは、髪質改善を得意としています。
髪の状態をプロ目線で判断し最適な方法をアドバイスするため、あなたが理想とする髪の状態に近づけます。
「髪質改善で理想の髪質を手に入れたい人」は、ぜひ一度SENJYUチームにご相談くださいね。
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