ブリーチ後の必須アイテムと言えば「ムラサキシャンプー」ですが、
ムラサキシャンプーの効果や性質を知らず「なんとなく」で使っている人は要注意です。
なぜなら、正しい使い方をしないと効果を発揮できない可能性があるからです。
さらに、ムラサキシャンプーを使いすぎて髪が傷んでしまうことも…!?
以上の疑問を、年間5000人担当美容師SENJYUチームが徹底解説します。
この1記事で、ムラサキシャンプーの全て分かる内容になっています。
目次
紫のカラー色素が配合されたシャンプーのことで、綺麗なブリーチ&カラーを維持するために使用します。
定期的に使用すると、色落ち予防、褪色による黄ばみ予防に効果を発揮します。
使い方次第で髪に色を入れることもできますが、基本的に髪に色を入れる目的で使用しません。
ムラサキシャンプーは、どんな髪色に使用すれば良いのですか?
その他、髪色別で相性の良いカラーシャンプーをご紹介した別記事があるので、ぜひご覧下さい。
「黄ばみを消す」ために、ムラサキシャンプーを使用する方も多いと思います。
私「小島なつき」の髪にムラシャンを使用したBefore・Afterがこちら。
N.(エヌドット)ムラサキシャンプーを1回使用
↑黄ばみが消えるだけでなく、白に近いグレーにすることができます。
なぜ、黄ばみが消えるんですか?
紫色は黄色を打ち消す「補色効果」があるからです。
補色(反対色)とは色相環で例えると、反対側に位置する色のことです。
黄色の補色は紫色なので、黄ばんだ髪にムラサキシャンプーを使用すると黄ばみを消すことができるのです。
↑黄色の反対色が紫色であることが分かります。
ムラサキシャンプーは普通のシャンプーではないので、使い方に少しコツが必要です。
スタイリング剤やヘアオイルが髪に付いている状態だと、カラーシャンプーの効果が半減してしまいます。そのため、初めは普通のシャンプーで髪表面の汚れを落とします。
髪に水分が多いとカラーシャンプーが薄まってしまうので、カラーシャンプーを使用する前は水気を取りましょう。
カラーシャンプーは普段使用しているシャンプーより多めに使用しないと効果を発揮できません。普段使用するシャンプーの2〜3倍多めに使用しましょう。
泡立てすぎると発色が悪くなってしまうので、あまり泡立てずに髪全体に塗るような感じで使用しましょう。
髪全体にしっかりカラーシャンプーを付けないとムラになりやすいので、クシでしっかりとかしてください。目の細かいクシで毛先から優しくとかすと、仕上がりのムラを防ぐことができます。
色素を馴染ませるために10分ほど時間を起きます。ラップをするとさらに効果的です。放置時間が長すぎると髪が傷んでしまうので気をつけて下さい。
カラーシャンプーは、普通のシャンプーよりしっかり流すことを意識して下さい。
通常のトリートメントではなく、カラートリートメントの使用もおすすめです。
髪が濡れたままだとカラー色素が水分で落ちてしまうので早めに乾かしましょう。
髪色や髪質によって異なると思いますが、カラーシャンプーは3~4日に1回の頻度で使用しましょう。毎日使用した方が色持ちが良さそうな感じですが、3~4日に1回使用したときとほとんど変わりません。
カラーシャンプーの使い方を画像付きで解説した記事もあるので、ぜひご覧下さい。
ここでは、効果を発揮できない、ムラサキシャンプーの間違った使い方を解説します。
ムラシャンは毎日使用しても意味がありません。
適正な使用頻度は3〜4日に1回です。
ムラサキシャンプーの中には、カラー色素が入っているので、頻度を短くしすぎると髪が傷む原因になってしまいます。
ムラシャンを含め、カラーシャンプーは使いすぎると逆効果になることを覚えておきましょう。
髪はメラニン色素の比率によって
に分かれます。
ムラサキシャンプーが効果を発揮するのは黄ばみであり、赤みは消すことができません。
ブリーチをすると赤っぽい、オレンジ色の金髪になります💦
ブリーチの赤みorオレンジは「シルバーシャンプー」で消すことができます。
ちなみに、赤みが強くでる人は、太い毛、髪質がしっかりしている場合が多いです。
ムラサキシャンプーは「色素の補充」であって、元の髪色を削ることはできません
そのため、ムラサキシャンプーは明るい髪色に使用しないと意味がないのです。
ムラサキシャンプーは、10トーン以上明るい髪に使わないと効果を発揮できません。
ムラサキシャンプーは「色持ちを良くする」「黄ばみ消し」が目的なので、シャンプーとしての洗浄力は弱めです。
そのため、ムラサキシャンプーだけでは、髪と頭皮の汚れはしっかり落とせないと思って下さい。
通常のシャンプーで髪と頭皮の汚れをしっかり落とした後、ムラサキシャンプーを使用しましょう。
ブリーチカラーの最大のネックって、黄ばみなんですよね。
黄ばみがあるだけで、パサついたり傷んで見えたりするのが嫌なんです。
「ブリーチカラーを楽しみたいけど、髪が黄ばむのが嫌!」という人もきっといるでしょう。
ブリーチ後の嫌な黄ばみを抑えるためには、ムラサキシャンプーが必要不可欠ですよね。
でも…ムラサキシャンプー以外にも、黄ばみを抑える方法があるって知っていますか?
そもそも美容院でのカラー方法を少し工夫すれば、色落ち後の黄ばみを抑えられることを!
色落ち後の黄ばみを最小限にしたいなら、美容院でこの2つのポイントを押さえることが大切!
目的色にほんの少しラベンダー系の色を混ぜると、黄ばみを抑えられます。
ラベンダー系の色は、ブリーチ後の黄色い髪に補色効果をもたらします。
美容院でのカラー時に、少しだけ紫を混ぜてもらえれば、黄ばみの出づらい状態を作れますよ。
黄ばみが出にくいことは、色落ちしてもパサつきやダメージを感じさせない状態でいられる*ということです。
*個人差はあります。
でもラベンダーを混ぜたら、髪色が紫になってしまいそう…。
安心してください。10%程度しか入れないので、髪色にはほぼ影響ありません。
SENJYUチームでは、色落ち後もきれいな状態をキープできるよう取り組んでいます。
さらに髪へのダメージも最小限で抑えられるよう、髪質を見極めて個人に合わせたカラー剤を選択しています。
すべてはお客さまに、きれいな髪でカラーを楽しんでほしいから!
せっかくのカラーが、髪のダメージや黄ばみで楽しめなかったら本末転倒です。
ブリーチ後の黄ばみが苦手・ダメージなくきれいな髪色を楽しみたい人は、ぜひ一度SENJYUチームにお任せくださいね。
SENJYUチームが行なっている、色落ちがきれいなヘアカラーの紹介です。
施術前にあった黄ばみが、きれいになくなっていますね!
色味の調整次第では染まりたてだけでなく、色落ち後もきれいな状態を作ることができますよ。
色落ち後の黄ばみが気になる人は、ぜひご相談くださいね。
髪質改善カラーをされたお客さまの、リアルな声を紹介します。
意外かもしれませんが、ブリーチ時点での抜け具合も色落ち後の黄ばみに影響してきます。
ブリーチの黄ばみといっても、回数や髪質によってやや色味が変わるんですよ。
もし黄ばみを出したくないなら、17トーンまで抜くことをおすすめします。
暗めのアッシュカラーなら、15〜16トーンでも再現可能ですが、色落ち後に黄ばみが強く現れるリスクが高め。
髪の状態にもよりますが、可能なら17トーン以上になるようしっかり抜き切りましょう。
綺麗な色を維持するには、日頃のヘアケアも大切です。
カラー後のヘアケアを詳しく解説した別記事もあるので、ぜひご覧下さい。
カラー後、最低24時間空けてから使用しましょう。
カラーシャンプーにはカラー色素を分解していまう「界面活性剤」が入っているので、カラー当日の使用は避けましょう。
カラー当日に使用すると、色落ちのリスクが上がってしまいます。
ブリーチのみの場合は、当日に使用しても問題ありません。
髪質によって使用量は異なりますが、通常のシャンプーより2倍〜3倍多めに使用しましょう。
黄ばみが強い人ほど多めに使用して下さい。
同じメーカーのカラーシャンプーであれば混ぜて使っても問題ありません。
他のメーカー同士はちょっと分かりません。
ムラサキシャンプーは相性の良い髪色&正しい使い方をするからこそ効果を発揮します。
ムラサキシャンプーを使う予定がある方は、ぜひ本記事を参考にしてくれると嬉しいです!
【N.】ムラサキシャンプー
【ロイド】ムラサキシャンプー
SENJYUチームではインスタグラムにて最新の情報を配信しています。チェックしてみてください。
おすすめインスタグラムタイムライン
カテゴリー一覧から記事を探す
© 2016 パーマ美容師 森越こだわりのパーマを紹介
【掲載の記事・写真・イラストなどの無断複写・転載を禁じます】