トリキュア・トリートメントは酸熱トリートメントとシステム(通常)トリートメントを融合させたような効果があり、従来の酸熱トリートメントにはないメリットが数多くあります。
従来の酸熱トリートメントのデメリットを払拭しているので、酸熱トリートメントを導入している美容室にこそ必要な技術だと思っています。
なるほどトリキュア・トリートメントについて詳しく教えてください。
今回私「森越道大」がトリキュア・トリートメントの全てを解説させて頂きます。
ニューウェイジャパンさんの講習とインタビューを元に記事を書かせて頂きます。
この1記事でトリキュア・トリートメントトの全てが分かる!
目次
まず、酸熱トリートメントについて簡単に解説させて頂きます。
酸熱トリートメントとは、別名「髪質改善」ともいわれ、マツコ会議で取り上げられたことで全国的に有名になりました。
通常のトリートメントは髪表面をコーティングが主な効果でしたが、酸熱トリートメントは髪内部まで補修する効果があります。
髪の毛ではなく、身体の一部で例えると
補修できる部分が、髪の外側か?内側か?ということね。
髪内部までダメージケアをすることで、劇的な艶髪、美髪効果を発揮します。
では今日の本題はここから
トリキュア・トリートメントは、ニューウェイジャパンさんからだされている酸熱系、髪質改善トリートメントです。
↑酸熱トリートメントとシステムトリートメントの中間に位置すると思ってください。
他社の酸熱トリートメントはグリオキシル酸メインに配合されていますが、トリキュアトリートメントは柔らかさをだす効果の高いレブリン酸が配合されています。
以上のように、酸熱&システムトリートメントのメリット・デメリットもミックスされていると思ってください。
トリキュア・トリートメントにはMタイプとSタイプの2種類が出されています。
↑言ってしまえばこれだけですが、仕上がりや用途が全く異なります。
トリキュアのMは柔らかさを与える効果が高く、仕上がりはシステム(通常の)トリートメントのような質感になります。
髪質が硬く扱いずらい、髪が太めの方に使用すると効果的です。
Mとカラーはとても相性が良く、カラーとの併用施術も問題なく行えます。
また、カラー剤の前処理としても使用可能です。
トリキュアSはジカルボン酸の効果によって、ハリコシをだす効果があります。
エイジング毛、ビビリ毛など、弱った髪に使用すると力強い髪を取り戻すことができます。
酸熱トリートメント特有のハリコシ感が欲しい場合はSの使用がおすすめ。
Sのハリコシ感はパーマ、縮毛矯正と相性が良いです。
MとSは全く別のトリートメントと言ってよいほど効果や仕上がりが異なります。
実際MとSでどれほど効果が異なるのか、お客様Before・Afteと口コミをご覧ください。
トリキュア【M】の口コミ
髪質:普通毛
ダメージ履歴:1か月前にカラー
くせ:なし
仕上がりの感想
ブリーチをしているため、毛先の引っ掛かりが気になっていましたが、トリキュアをしてからびっくりするぐらい指通りがよく、栄養が詰まった感じがしました。トリートメントの持続もいつも3日ぐらいで効果がなくなってしまうのですが、ミニシャンプーのおかげで1週間以上は効果を感じられました。アイロンなしでもまとまっていい感じです!
トリキュア【S】の口コミ
髪質:混合毛
ダメージ履歴:カラーと熱
くせ:なし
仕上がりの感想
直毛なのでシャキンとしてしまう髪が扱いやすくなりました。自宅でのケアとドライヤーだけでツヤが出てとても良いです。いい匂いでサロン後にテンションが上がりました。
以下の記事は、計5回トリキュア・トリートメントをした際のBefore・Afterと口コミが掲載されています
従来の酸熱トリートメントは1回施術を行うと、1.5~2か月間空けてからでないと2、3回目を行うことができません。
1.5~2か月より短い周期にすると、過収斂が発生し髪質が悪くなってしまいます。
過収斂を防ぐために、酸熱トリートメントの都合に合わせて1.5~2か月に1回という周期にする必要があるのです。
この周期が縛りは、従来の酸熱トリートメント特有のデメリットでした。
酸熱トリートメントをして2週間ぐらい
髪が元の状態に戻ってしまいました。もう一度酸熱トリートメントをしたいです。
申し訳ないのですが、酸熱トリートメントは1.5~2か月間空けないと2回目ができません。
そんなときこそトリキュア・トリートメントの出番です!
トリキュア・トリートメントは過収斂を引き起こすほリスクが低いので、従来の酸熱トリートメントのように1.5~2か月空けずとも2回目の施術が可能です。
酸熱の中間施術に最適なことから、酸熱トリートメントを扱っている美容師さんはぜひトリキュアを導入してほしいと思っています。
トリキュアは全メニューと当日併用施術可能です。
(森越チームが扱うメニューのみ)
従来の酸熱トリートメントは、カラー、パーマ、縮毛矯正は当日の併用施術不可能でした。
しかしトリキュア・トリートメントは、他のメニューの効果を邪魔しないので、ほぼ全てのメニューと当日の併用施術可能です。
従来の酸熱トリートメントはツンと鼻にくる独特な臭いがありましたが、トリキュア・トリートメントには酸熱特有の臭いが皆無。
それどころか、良い香りがするので施術中はリラックスすることができます。
1~2万円
5000~7000円
酸熱トリートメントは特別な技術がゆえに、お値段も高く「敷居が高いメニュー」に見られがちです。
しかし、トリキュアは馴染み深いシステム(通常の)トリートメント要素がミックスされているのでお値段も安め。
そのため、酸熱トリートメントよりも馴染みやすく、システム(通常の)トリートメントよりも特別感のある絶妙な立ち位置となっています。
酸熱トリートメントに興味あるけど
酸熱トリートメントはちょっと勇気がいるというか…
ぜひ、トリキュア・トリートメントをしましょう!
従来の酸熱トリートメントは難易度が高く、失敗してしまう事例が全国で発生しています。
しかし、トリキュア・トリートメントは従来の酸熱トリートメントのように複雑な工程がほとんどありません。
そのため失敗する事例が少なく、お客様と美容師さん双方が安心して行えるメニューになっています。
↑正直、これを聞いても他社のトリートメントやシャンプーによく聞く話だと思います。
しかし、トリキュア・トリートメントのMとSは全く別のトリートメントと言ってもよいほど効果や仕上がりが異なります。
MとSで全く異なる効果を発揮するからこそ、幅広い髪質に対応できるのですが、その分髪質や要望別の使い分けが重要になってきます。
適当な選別は厳禁!
ロングヘアだからしっとりタイプのMが良いはず?多分!?
お客様の要望、髪質をしっかり見極めてMとSを使い分けましょう。
酸熱トリートメントよりも難易度が低めで再現性が高い技術だとしても、システム(通常)トリートメントほど扱いが容易になった訳ではありません。
酸熱トリートメントの要素があるトリートメントである以上、トリキュア・トリートメントは特別な技術です。
トリキュア・トリートメントを導入する際は、しっかり練習をしてからメニュー化しましょう。
Sタイプは従来の酸熱トリートメントに近い効果を発揮しましますが、それでも酸熱トリートメントと断言できる技術ではないと思っています。
そのため、効果や仕上がり、持続力は従来の酸熱トリートメントより劣る部分があります。
超ハイダメージ毛に対しては、トリキュア・トリートメントの効果を発揮できない可能性があります。
トリキュア・トリートメントで対処できないほどの超ハイダメージ毛には、酸熱トリートメントで対処しましょう。
トリキュア・トリートメントは癖直しの効果は皆無です。
ダメージケアと共に癖直しを期待しているならば、酸熱トリートメントの使用をお勧めします。
トリキュア・トリートメントをする前に髪表面の汚れを落とします。
泡タイプまたは、ミストタイプのトリートメントを髪全体に付けます。
髪内部を補修するクリームタイプのトリートメントを髪に馴染ませます。
一度トリートメントを流した後、シャンプー台で3、4回目のトリートメントを付けます。
トリキュア・トリートメントは従来の酸熱トリートメントに比べて複雑な工程はありません。
アフターケアとしての使用はもちろん、美容室で行うトリキュア・トリートメントのお試しとしての使用もお勧めです。
トリキュアシャンプーは公式取り扱い店舗のみの販売となっています。
髪質改善に少しでもご興味ある方へ
初心者向けの髪質改善である、トリキュア・トリートメントをしてみませんか?
感動の仕上がりを得られる酸熱トリートメントと、お手軽感と馴染みやすさがある通常のトリートメントの良いとこ取りした技術。
それが、トリキュア・トリートメント
お値段、施術時間、併用メニューの詳細、など
分からないことがあれば何でもご相談ください。
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