ハイトーン&ブリーチ後の必須アイテムである「ピンクシャンプー」
ピンクシャンプーの効果や性質を知らず「なんとなく」で使っている方は要注意です。
なぜなら、正しい使い方をしないと効果を発揮できない可能性があるからです。
今回、ピンクシャンプーの疑問を、年間5000人担当美容師SENJYUチームが詳しく解説します。
目次
その名の通り「ピンク」の染料が配合されているカラーシャンプーの1つです。
ピンクorレッド系のヘアカラーを長持ちさせる効果があります。
紫の色素も入っているので、ブリーチの黄ばみを抑えることもできます。
また、色落ちで髪が緑色になるのも防いでくれる効果があります。
その他、髪色別で相性の良いカラーシャンプーをご紹介した別記事もあるので、ぜひご覧下さい。
ピンクシャンプーは配合されている染料が濃いので、色を入れる目的で使用することもできます。
ただし、かなり明るめの超ハイトーンである必要があります。
ベースの明るさ&髪色別でピンクシャンプーの相性をまとめてみました。
髪を染めていないorほぼ染めていない「黒髪」
ピンクシャンプーを使っても「全く効果なし」です。
ピンクシャンプーは髪の色素を削ることができないため、ダークトーンの髪に使用しても効果がありません。
これは、真っ黒な画用紙にピンク色のクレヨンで絵を書いているのと同じ理屈です。
職場でも問題のない髪色「ナチュラルブラウン」
ピンクシャンプーを使っても「ほぼ効果なし」です。
繰り返し使用すれば、ほんのり淡いピンクにすることもできますが、7〜8トーンの明るさだと効果はほとんど無い思って下さい。
ブリーチを行なった「ハイトーン」
ピンクシャンプーは「効果あり」です。
色を長持ちさせる効果はもちろん、一定の頻度で使用すれば色を入れることもできます。
髪色が白に近い「超ハイトーン」
ピンクシャンプーは「効果ありだけど、気をつけて」です。
ピンクシャンプーは染料が濃いので、明るい髪色に使用すると、色が入りすぎてしまう可能性があるのです。
そのため、超ハイトーンに使用する際は放置時間に気をつけて下さい。
ピンクシャンプーは普通のシャンプーではないので、使い方に少しコツが必要です。
スタイリング剤やヘアオイルが髪に付いている状態だと、カラーシャンプーの効果が半減してしまいます。そのため、初めは普通のシャンプーで髪表面の汚れを落とします。
髪に水分が多いとカラーシャンプーが薄まってしまうので、カラーシャンプーを使用する前は水気を取りましょう。
カラーシャンプーは普段使用しているシャンプーより多めに使用しないと効果を発揮できません。普段使用するシャンプーの2〜3倍多めに使用しましょう。
泡立てすぎると発色が悪くなってしまうので、あまり泡立てずに髪全体に塗るような感じで使用しましょう。
髪全体にしっかりカラーシャンプーを付けないとムラになりやすいので、クシでしっかりとかしてください。目の細かいクシで毛先から優しくとかすと、仕上がりのムラを防ぐことができます。
色素を馴染ませるために10分ほど時間を起きます。ラップをするとさらに効果的です。放置時間が長すぎると髪が傷んでしまうので気をつけて下さい。
カラーシャンプーは、普通のシャンプーよりしっかり流すことを意識して下さい。
通常のトリートメントではなく、カラートリートメントの使用もおすすめです。
髪が濡れたままだとカラー色素が水分で落ちてしまうので早めに乾かしましょう。
髪色や髪質によって異なると思いますが、カラーシャンプーは3~4日に1回の頻度で使用しましょう。毎日使用した方が色持ちが良さそうな感じですが、3~4日に1回使用したときとほとんど変わりません。
カラーシャンプーの使い方を画像付きで解説した記事もあるので、ぜひご覧下さい。
ここでは、シルバーシャンプーの間違った使い方&注意点を詳しく解説します。
メーカーによりますが、ピンクシャンプーはカラー色素が入っているのでを毎日使用すると、髪が傷んでしまう場合があります。
そのため、使用頻度は3〜4日に1回にしましょう。
ちなみにN.カラーシャンプーは毎日使用しても問題ありません。
ピンクシャンプーを含め、カラーシャンプーは元の色素を削る効果はありません。
そのため、ピンクシャンプーはブリーチ&ハイトーン専用だと思って下さい。
カラーシャンプーはシャンプーとしての洗浄力は低めで、髪と頭皮の汚れをしっかり落とすことができません。
また、カラーシャンプーを使用する前、髪と頭皮が汚れているとピンクシャンプーの効果が落ちてしまいます。
ピンクシャンプーを使用する前は、通常のシャンプーで汚れをしっかり落としましょう。
できれば、カラー後24時間空けてからの使用がおすすめです。
ただ、ピンクシャンプーは色落ちリスクの低い、暖色系カラーに使用する場合が多いので、カラー当日に使用しても問題ない場合があります。
カラーによって使い始めるタイミングが異なる場合があるので、担当美容師さんと相談しましょう。
ピンクシャンプーは染料が濃いので、初めて使う際は通常のシャンプーと同じ使用量にしましょう。
色の入り方を見てから、使用量を調節して下さい。
同じメーカーであれば混ぜて使用しても大丈夫です。
黄ばみが強い場合は、ムラサキシャンプーと混ぜて使用する方法もあります。
綺麗なピンク色を維持するには、日頃のヘアケアも大切です。
カラー後のヘアケアを詳しく解説した別記事もあるので、ぜひご覧下さい。
ピンクシャンプーは正しい使い方をしてこそ、効果を発揮します。
ピンクシャンプーを使用する予定がある方は、ぜひ本記事を参考にしてほしいです。
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