↑「ブリーチなし」の人気のほどが分かります。
ブリーチって髪が傷むから「ブリーチなし」でカラーをしたい。
「ブリーチなし」は髪に優しいイメージがあります。
まず、全く髪が傷まないカラーは存在しません。
今回は、話題の「ブリーチなし」に隠された事実を、年間3500人のカラーを担当するSENJYUチームが詳しく解説します。
本記事は「ブリーチなし」の意味を知らないまま美容院に行って、お客様ががっかりする事態にならない様に書かせて頂きました。
「ブリーチなし」を否定する訳ではありません。
目次
あの「ブリーチなし」でも髪が傷むってどういうことですか?
では「ブリーチなし」に隠された真実を1つずつ解説していきます。
まず、一番注意すべきはブリーチではなく「ライトナー」を使用しているケースです。
ライトナーとは?
ブリーチとライトナーは性質が異なる薬剤ですが、詳しく解説すると話が脱線するので、パワーが異なる薬剤として覚えて下さい。
ベースカラー(元の髪色)を明るくする薬剤はブリーチに限ったことではありません。
ライトナーも元の髪色を明るくすることが可能です。
つまり、ブリーチより弱い薬剤であるライトナーを使用しているので「ブリーチなし」と言えるのです。
ライトナーだからと言って髪が傷まない訳ではありません。
違う薬剤を使用していたからブリーチなしと言えるのね?これって誤解を招きませんか?
初めてカラーをする際は、誤解を招く可能性があります。
しかし、ライトナーはブリーチより弱い薬剤なので「髪に優しい」はある意味正しいと言えます。
これも、ライトナーとよく似た理論ですが、ハイトーンカラーで髪を染めるとある程度髪が明るくなります。
ハイトーンのカラー剤を使用していたから「ブリーチなし」と言えてしまうのね。
しかし、カラー剤の中にはブリーチも含まれているので、正確にはブリーチなしではありません。
↑カラー剤の中にブリーチが含まれている理由は、この後詳しく解説します。
最後は、過去にブリーチをしていて元々金髪だったケースです。
ブリーチした当日にカラーをすると「ブリーチあり」になってしまいます。
しかし、しばらく期間が経ってからカラーをするとします。
オンカラーをした日は、ブリーチをしてないので「ブリーチなし」のカラーが達成できる訳です。
これは「ブリーチなし」って言えるんですか?
ヘアカラーをする際、どこかの工程で髪の色素を削らないといけないので、結果的に髪は傷んでしまうと思って下さい。
「ブリーチなし」の理由が分かりました。
あの、ライトナーを使った方が髪へのダメージは少ないんですか?
それはありえません。ライトナーだからと言ってブリーチより髪に優しい訳ではないのです。
次の項目で、ブリーチorライトナーの違いではなく、美容師さんの技術の方が重要である理由を詳しく解説します。
まず、ヘアカラーで髪が染まる仕組みを簡単に解説します。
まず、地毛のままだとカラー染料を被せても髪が染まりません。
これは、黒い画用紙の上から絵を書いても分からないのと同じり理屈です。
黒髪にカラーをするためには、髪の色素を削る必要があります。
色素を脱色させる方法は、ブリーチ&ライトナー&ヘアカラーなど
色素を脱色させることで、カラーをすることができます。
↑紙が黄色になれば絵が描ける理屈と同じ。
髪の色素を削るほど、髪のダメージも比例して大きくなります。
ブリーチorライトナーの違い関係無く、髪の色素を削るほどその分髪は傷んでしまいます。
↑%は例です。
以上のことを覚えたうえで、ブリーチとライトナーのダメージの関係を見ていきましょう。
例として、パワーを弱めたブリーチと、ライトナーで髪を明るくします。
↑%は例です。
要は、ライトナーを使用してもブリーチと同じ分だけダメージを受けるのです。
ライトナーの方が髪が傷まない訳ではないのね?
そうなんです!もしライトナーの方が髪が傷まなかったら、ブリーチを立場が完全になくなってしまいます。
「ブリーチなし」でライトナーを使用しても、美容師さんの技術力の関係で髪が激しく傷んでしまうケースがあります。
↑ブリーチ&ライトナー&ヘアカラー、全てに同じことが言えます。
美容師さんの技術力が異なることで、髪に与えるダメージが大きく変わってしまうのです。
仕上がり(見た目)が同じだったとしても、髪に与えるダメージは異なると思って下さい。
なるほど、技術力の高い美容師さんが担当すればブリーチでも、ライトナーでも髪が傷まないってことね。
AとBどちらが髪を傷めるリスクが小さいと思いますか?
もちろん「A」です。
担当美容師さんが、果たしてカラー&ブリーチのプロであるかが1番重要なのです。
つまり「ブリーチなしだから髪が傷まない」はありえないと言うこと。
美容師さんの技術が大事ってことが良く分かりました。
ブリーチのダメージについてさらに詳しく解説しています。
技術力だけでなく「髪質」の違いでも、ブリーチ&ライトナーの脱色力やヘアカラーの発色が異なります。
気になる方は以下の記事をご覧下さい。
ある条件を満たしていれば、本当に「ブリーチなしカラー」が実現できます。
ある条件とは?
↑両者の共通点は、髪の色素が元々存在しないこと。
髪の色素がない以上、ブリーチを行わなくてもカラーがストレートに入るので、本当のブリーチなしカラーが達成できます。
なるほど、私はブリーチをしないとカラーが無理みたいね。
↑本記事を読んだ方なら分かるはず。
カラーをする際「ブリーチありorブリーチなし」で判断するのは、本筋からずれた考え方なので要注意です。
カラーをする際は「担当美容師さんの技術力を見てほしい」これが結論です!
カラーが上手い美容師さんとはなにか?
どうやって探せば良いのか?
詳しく解説した別記事があるので気になる方はぜひご覧下さい。
繰り返しますが、ブリーチとライトナーは全く異なる薬剤です。
しかし、本記事は一般の方でも分かるように「パワーを弱めたブリーチ=ライトナー」と言う解説をさせて頂きました。
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