ブリーチ後の色落ちの過程ってどうなるんですか?
ずっとブルーだと思っていたのに1週間で緑になりました。
モデルのようなきれいな金髪でなく汚い金髪なのが嫌です。
カラーバリエーションが増えたり透明感あふれるカラーにできるとして、人気が高いブリーチカラー。
SNS上で染めたてのきれいな状態をたくさん見れても、ブリーチ後の色落ち過程まで見れることってあまりないですよね。
この記事では年間3,500人をカラーするSENJYUチームが、ブリーチカラーの色落ち過程をカラー別に解説しました。
ブリーチをする前に知っておきたい注意点やリスクについても解説するので、
という人はぜひ最後まで見てみてくださいね。
目次
ブリーチ後のカラーの色味によって、色落ちの過程が変わってきます。
アッシュ・ブルー・レッド系・ブラウン系の色落ちの違いや特徴について見てみましょう。
くすみがかったアッシュ系カラーが色落ちし始めると、
の順で色味が変化します。
アッシュ系カラーには、青の染料が多めに配合されているため、色落ち途中に緑っぽさが現れる可能性が高め。
薬剤の青+ブリーチの黄色=緑になるんです。
最終的には赤みを感じない寒色ベージュに落ち着きます。
赤みを絶対に出したくない・緑色は嫌いじゃない人に人気なカラーです。
ブルー系が色落ちし始めると、
の順で色味が変化します。
アッシュ系と比べるとカラー構成の大半が青みなので、かなり緑っぽい色落ちになります。
緑である期間も、2週間程度とやや長めになる傾向。
青も緑も好き・色落ちの過程も楽しみたい人に人気なカラーです。
レッド・ピンク系が色落ちし始めると、
の順で色味が変化します。
残留性の高い赤みが多く配合されたカラー構成なので、色落ち後も黄ばみが出づらい・落ち着いた明るさに仕上がります。
デメリットとしては、今後も赤みが邪魔してカラーの選択肢が減る可能性があること。
ブリーチの黄ばみ・明るすぎる色味が苦手な人に人気なカラーです。
ブラウン・ベージュ系が色落ちし始めると、
の順で色味が変化します。
カラーの定着性が高く安定した色味なので、他の色味と比べると色落ちの過程で大きな変化がありません。
得られる変化としては、赤みが減った・黄ばみが強くなった・明るくなったなど。
あまり派手にしたくない・ナチュラル思考な人に人気なカラーです。
ブリーチが色落ちするとヤンキーみたいになるのはなぜですか?
韓流アイドルのようなきれいなハイトーンカラーになりたいです。
ブリーチなしカラーと比べると、ブリーチありカラーは色落ちが汚くなるリスクが高め。
よくあるお悩みが、
といった内容です。
これらの色落ちには原因があり対策も可能!
ブリーチありのカラーは、どの色味も色落ちすると黄ばみが現れやすいです。
理由はカラーの特性にあります。
一般的に、希望カラーの薬剤を髪に塗布すると、髪そのものの色味が変化するイメージがあるのではないでしょうか?
実際は、ブリーチした黄色い髪を希望の色でカバーしている状態なんです。
仮に金髪の上に希望カラーが永遠に乗っている状態が続くなら、色落ちが起こらず金髪にはなりません。
しかし金髪の上に乗った色味は非常に不安定な状態。
シャンプーや熱のダメージが加わると徐々に剥がれ落ちてしまいます。
希望カラーがほとんど落ちてしまうと黄ばみの強い金髪が現れ、汚い印象に。
完全に色落ちしないカラー剤はほとんどなく、ブリーチ後に髪が金にならない状態を作ることはほぼ不可能です。
ただし、ブリーチの方法を適切にする・ホームケアで色落ちを遅らせることは可能。
これらの方法できれいな色落ちを目指しましょう。
大半が黄色っぽく色落ちするものの、条件によってはブリーチ後の色落ちが赤っぽくなることもあります。
赤っぽい色落ちは汚く見える可能性もあるので要注意。
原因を知って対策・回避するようにしましょう。
ブリーチ後にレッド・ピンク・パープル系のカラーで染めた場合、色落ちが赤っぽくなる可能性が高め。
赤い染料は色落ちしても髪に残りやすく、金にならないでオレンジっぽく色落ちするんです。
赤っぽく色落ちしてしまうと、カラーチェンジに限界が出たりハイトーンを継続できないリスクが高まります。
今後のカラープラン次第では、赤み系カラーを避けた方がいいこともあると覚えておいてください。
ブリーチで完全に髪の赤い色素が抜ききれていない場合、どの色味に染めても赤っぽく色落ちしてしまいます。
ブリーチで赤い色素が抜ききれない理由は主に2つ。
髪を金髪にするには、髪の色味を構成する色素を順番に破壊する必要があります。
ほとんどの色素を破壊することで髪は金髪になりますが、髪には大きな負担となりダメージ蓄積に繋がるんです。
縮毛矯正の履歴がある髪はすでにハイダメージを負っている場合が多く、パワーが強いブリーチを使いづらい傾向にあります。
そのため負担の少ない弱めのブリーチで金髪にすると、色味の破壊が進まず髪内部に赤い色素が残りオレンジっぽくなる可能性が高くなりがちに。
また髪に体力がありしっかりブリーチが行えたとしても、黒染め・暗染め・白髪染めの履歴がある場合は一度で金髪にできないことも。
髪内部に取りきれない色味成分が残ることで、金髪の妨げに繋がる可能性が高いからです。
ブリーチカラーにおいて髪を金髪にできないと、色落ちの汚さ・カラーバリエーションの制限があるなど悩みが多くなります。
きれいなカラーを楽しみたい人は、今後のカラープランを十分に考えてから施術するようにしてくださいね。
アッシュ・ブルー系など、カラー構成に青が多い色味は色落ちで緑になる可能性が高まります。
原因は、金髪の黄色にカラーの青みが負けるから。
染めたては髪の黄ばみをカバーするほど青みが多くても、色落ちとともに青み成分が減少し黄色が打ち勝つように。
黄みが青みを上回ると、髪は黄+青で緑っぽくなります。
色落ち後の緑を防ぐには、
方法が有効です。
ブリーチは、カラーバリエーションが豊富になるので非常に優れたカラー方法の1つです。
しかしデメリットとして、色落ちが汚い・派手になる・美容師の腕で仕上がりが変わるといったリスクもあります。
メリットばかりの超便利なカラー方法…とは言いきれません。
ブリーチは色落ちこそ重要なので、カラー直後のきれいさだけを求めるのはNG。
色落ちの過程やその後のカラープランを計算した上でのカラー提案が非常に重要です。
カラー後に残念な思いをしないためにも、ブリーチをお願いする美容師さんは慎重に選びましょう。
自分の髪を自分と同じくらい大切に考えてくれる美容師さんにお任せしてくださいね。
リスクが付き物のブリーチなので、もしかしたら色落ちが汚い・思っていた色味と違うなんてトラブルに合うかもしれません。
ホームケアでの改善方法もありますが、失敗すると現状よりひどくなる可能性が高いので無理に挑戦することは避けましょう。
色落ちが汚い・汚い金髪に悩んでいるなら、SENJYUチームのカラー失敗直しがおすすめ!
「色落ちが汚くて直してほしい」と美容室に駆け込むと、一般的にはブリーチを重ねるか濃いカラーで隠す方法を提案されることが多いです。
しかし、ブリーチによるダメージや理想と離れた色味になることで、余計に悩みが増す結果になりがち…。
SENJYUチームが提案するカラー失敗直しでは、優しく染料を落とせる特殊なトリートメントを使用します。
ブリーチではないので髪が傷む心配はなく、むしろ施術前よりツルツルになった!と満足度も高いメニューなんです。
もし色落ちやカラー失敗で悩んでいるなら一度SENJYUチームにご相談ください。
きれいなカラーに戻せるよう、一人一人の髪の状態に合わせた最適な方法をご提案します。
ブリーチ後の色落ちの過程は、染める色味によって違います。
濃いグレー→薄いグレー→オリーブ系→寒色ベージュ
濃い青→青が強めの濃い緑→黄みが強めの薄い緑→黄みベージュ
濃いレッド・ピンク→オレンジ強めのレッド→薄いオレンジ→暖色ベージュ
濃いブラウン・ベージュ→淡いブラウン・ベージュ→黄みベージュ
アッシュ・ブルー系は青み染料が多く、色落ちの過程には緑っぽい髪色になる可能性が高め。
緑が嫌いな人にはあまりおすすめできません。
ただ赤みが出づらく残留も少ないので、赤みが苦手・今後も明るい色味を継続したい人にはおすすめです。
レッド・ピンク系カラーは残留性の高い赤い染料が多いので、色落ち後にオレンジっぽくなる可能性が高め。
今後明るめ・寒色系にしたい・赤やオレンジ系カラーが苦手な人にはおすすめできません。
一方で、黄ばみが出づらく派手な印象になりづらい・ツヤが出やすいので、黄色っぽく派手になりたくない人にはおすすめ。
ブラウン・ベージュ系カラーは安定性が高い色味なので、他のカラーのように大きな色味変化を得ることはできません。
良くも悪くもナチュラルなので、派手にしたくない・ナチュラルな中に少し透明感や変化を感じたい人にはおすすめです。
ブリーチ後に汚い金にならないためには、自分の好みや理想だけでなく今後のカラープランをよく考えた上で色味を選ぶことが大切。
きれいなブリーチカラーにしたい人は、ぜひSENJYUチームでお話を聞かせてくださいね。
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