元々ハイトーンだったけど…
でも一時的だから、すぐ髪を明るくしたい!
黒染めした後でもハイトーンに戻せますか?
実は、地毛からのブリーチよりも「黒染めからのブリーチ」の方がはるかに難易度が高く、失敗リスクがあるのです。
つまり、黒染め後にブリーチをしてもお客様の理想の髪色になるとは限らないのです。
最悪、ブリーチをしたことで髪がチリチリに傷んでしまったり、激しい色ムラになってしまう可能性もあるほど。
今回、年間3500人のカラーを担当するSENJYUチームが、黒染めの上からブリーチをする際の注意点を徹底解説します。
そして、ダメージなし&ブリーチなしで髪を明るくする最新メニューも併せてご紹介します。
目次
まず、黒染めのカラー剤は「赤の色素」の集合体で構成されています。
なぜですか?
日本人の髪は赤色の集合体だからです。
日本人の髪は黒に見えますが、これは赤の色素の集合体であって、純粋な黒色ではありません。
赤の色素が沢山集まってるので、黒色に見える訳です。
大元が「赤色」なので、黒染めする際は赤の色素を入れる訳です。
元の髪色に戻すのならば、同じ色を入れるのは当然の話ですよね?
↑黒染めは基本「赤の色素」を使っていると思って下さい。
黒染めの性質が分かったところで、黒染めの上からブリーチをする際の注意点をご紹介します。
黒染め後のブリーチで、髪が赤っぽくなる(オレンジ)原因は、黒染めの色素が抜けきっていないからです。
先述の様に黒染めカラーは「赤色」で構成されています。
ブリーチでハイトーンに戻す際、ブリーチが甘いと赤の色素が中途半端に残ってしまうことになります。
赤の色素が中途半端に残ってしまうと、赤っぽいブリーチ毛になってしまうのです。
髪が暗い状態だと根元の髪が目立つことはありません。
しかし、ブリーチをして髪全体を明るくすると、元々暗かった部分だけ色が抜けにくいので、根元の髪が暗いプリンの状態になってしまうのです。
↑元々の髪色が同じでも、髪質が違うから色の抜け方も異なるってことね?
その通り!髪を均等に明るくする場合は、以下の方法でブリーチを行います。
お客様からも「〇ヶ月前に黒染めをした」と美容師さんにお伝えすると助かります。
髪の履歴の調査は美容師さんのお仕事ですが、お客様からも髪の履歴をわかる範囲でお伝えしてほしいです。
黒染めを落として、髪を明るくする手段はブリーチの他にライトナーがあります。
髪色を明るくする際はブリーチを使用します。カラー色素も削ることも可能。ライトナーより薬剤のパワーは強め。
基本的に、染まっているカラーだけを落とす薬剤です。ブリーチより薬剤のパワーは弱め。
そして、両者はどちらも薬剤なので髪が傷むリスクがあることを覚えてほしいです。
薬剤を使用する以上、髪へのダメージは避けられません。
髪色を明るくするほど髪へのダメージも比例して大きくなります。
元々ブリーチ毛だった髪は、ダメージが蓄積されている場合が多く、再度ブリーチを行うと髪がチリチリなってしまう可能性があるのです。
正直、髪のことを考えると、安易な気持ちでブリーチはしないでほしいのが美容師の本音です。
でも、ダメージなしで髪を明るくするなんて無理ですよね…?
できるんです!実際、SENJYUチームはダメージゼロの黒染め落としをメニュー化しています。
なるほど!実際どれぐらい効果があるんですか?
では、ダメージゼロの黒染め落としBefore・Afterをご覧下さい。
トリートメントを使用しているので、仕上がりは髪に艶がでて手触りも良くなります。
ダメージゼロでカラーが落ちて、髪質も良くなるなんて最高です!
でもなんでダメージゼロでカラーが落ちるんですか?
それは、特殊なトリートメントの中にカラー色素を分解する成分が入っているからです。
なるほど、色落ちのデメリットを逆手にとってカラーを落としているってことね?
その通り!ただ、カラーを落とせる期間は限られています。
SENJYUチームの黒染め落としは、黒染めをしてから3週間以内が最も効果を発揮します。
数ヶ月以上経ってしまうと、効果が薄れてしまうのでよろしくお願いします。
あの、3ヶ月以上前に黒染めしたんですけど💦これはどうすれば良いですか?
期間が経った方は、その他メニューでカラーを落とします。
状況によってライトナーorブリーチを使用してカラーを落とす場合もあります。
もし、ライトナーorブリーチを使用する際は、染まっているカラーだけを落として、髪自体の色素を極力削らない様に心がけています。
SENJYUチームは「ダメージレスブリーチ」も得意にしています。
ここでは、ハイトーンから黒染めをする際の注意点を解説します。
黒染め後、すぐハイトーンに戻す予定の場合は、美容師さんに「一時的な黒染め」と言うことを伝えましょう。
美容師さんが色落ちしずらい黒染めを避けてくれる可能性があります。
一時的な黒染めの場合は、3週間以内にハイトーンに戻してほしいです。
期間が経ちすぎると、強いブリーチを使わないと明るくできなかったり、色ムラのリスクも高くなってしまいます。
市販の黒染めは、非常に濃い染料を使用しているため、不自然に濃く染まったり、色ムラになってしまうリスクがあります。
髪のことを考えて、市販の黒染めの使用は極力避けてほしいです。
通常の黒染めは、赤の色素が入ったブラウンで黒髪に戻す場合が多いです。
しかし、濃いブラウンでは色持ちが良すぎて、カラーチェンジが難しくなってしまうデメリットもあります。
もし、数週間程度でハイトーンに戻したい場合は、カラーチェンジしやすい黒染めをおすすめします。
カラーチェンジしやすい黒染めは以下の通り。
光が当たると艶のある青色に見える黒染め。青は寒色系で色落ちが早いデメリットがありますが、カラーチェンジをしやすい点はメリットになります。
「アッシュ=灰色」であり、透明感のある濃いグレー黒染めになります。アッシュも青色の染料をメインに使用するので、カラーチェンジしやすいと言えます。
すぐハイトーンに戻す人は、寒色系の黒染めがおすすめなのね!
その通り!ただ、寒色系カラーは髪が緑色になるリスクがあるので注意が必要です。
カラーの色落ちで髪が緑色になる原因はこちら
以上のことから、美容院でブリーチをする際は、髪の履歴を伝えてほしいです。
↑答えられる範囲で良いのでお伝えしてほしいです。
髪の履歴を伝えることで、ブリーチの成功率を大幅に上げることが可能です。
その他、ブリーチ&黒染めに関する疑問はSENJYUチームになんでもご相談下さい。
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