次のカラーでは、ミルクティーベージュにしたいです!
この色味だと、ブリーチが必要ですね。ブリーチを一緒にしても良いですか?
ブリーチってかなり傷むイメージがあるんですが、大丈夫でしょうか…。
ヘアカラーをオーダーしたときに、美容師さんから「この色にするにはブリーチが必要です」と言われたことはありませんか?
日本人の地毛は黒に近いダークトーンなので、茶味を感じない髪色にするには、一度ブリーチで明るくする必要があります。
ただブリーチカラーには、傷む・色落ちしやすい・コストがかかるといったデメリットに感じる点もあるので悩んでしまいますよね。
安心してください。注意点を知ってから行えば、リスクを最小限に抑えられます!
本記事では、
を解説します。
「ブリーチカラーを失敗したくない」「ブリーチ1回でどんな髪色にできるか知りたい」人は、ぜひ参考にしてくださいね。
やわらかさや透明感のある髪色を楽しみたいなら、ブリーチをしてみましょう。
ブリーチで髪の色素を抜くと、カラーの色味を最大限活かせるんです。
リスクのある技術ですが、正しく扱えばヘアカラーでは表現できない髪色を楽しめますよ!
目次
「ブリーチは知っているけど、詳しいことはわからない」という人も多いでしょう。
そもそもブリーチとはどんな目的で行われるのか、解説していきます。
ブリーチとは、髪の色素を抜いて髪を明るくする施術のこと。
ヘアカラーが髪に色をつけることを目的とするなら、ブリーチは明るさを表現することが目的です。
日本人の髪は、メラニンという黒い色素が多いため、染めていない状態だと髪が黒く見えます。
明るいヘアカラーにするには、髪に含まれるメラニンを減らさなくてはいけません。
ブリーチは、髪内部に浸透してメラニン色素を分解し量を減らすので、髪を明るくできます。
髪を明るくするには、メラニンの分解が重要なんですね!
| ブリーチ | ヘアカラー |
目的 | 髪を脱色する | 髪を少し明るくする |
メリット | かなり明るくできる | 髪を明るくしつつ色をつけられる |
デメリット | 色はつけられない | 表現できる明るさに限界がある |
向いている人 | 茶味を感じないほど明るくしたい人 | 茶味のあるナチュラルな髪色を楽しみたい人 |
ブリーチとヘアカラーの違いは、髪を明るくするパワーの強さです。
ブリーチはメラニンを分解する力が強く、髪が黄色くなるまで明るくできます。
ヘアカラーもブリーチと同じく髪を明るくできますが、パワーが弱いので明るい茶髪くらいにしかできません。
ブリーチをするかどうかで、表現できる髪色のバリエーションは変わります。
ブリーチとヘアカラーのどちらを選ぶかは、なりたい髪色やダメージをどのくらい許容できるかで決めるのが良いでしょう。
ブリーチなしのダブルカラーを説明する前に「ダブルカラー」について、解説します!
ヘアカラーは、髪を明るくしながら色をつけるといったように、2つの目的を一度の施術でおこないます。
一方でダブルカラーは、髪を明るくする・髪に色をつけるといった工程を2段階に分けてヘアカラーします。
工程を分ける理由は、髪を明るくする効果をフルパワーで発揮したいから!
ヘアカラーで表現できる髪の明るさには限界があります。
そのため、より明るくしたい場合は先にブリーチでしっかり元の髪色を抜いて、あとから色を乗せる方法がおすすめです。
ブリーチなしのダブルカラーは、髪を明るくする工程でブリーチではなくヘアカラーを使います。
ブリーチほど明るくできませんが、工程を分けることで、普通のヘアカラーより表現できる色味が広がります。
また、ブリーチを使わないことで、髪へのダメージを抑えられるメリットもあるんですよ。
ブリーチをしてから髪を染めると、普通のヘアカラーでは表現できない髪色を楽しめます。
ここからは、ブリーチ後にヘアカラーをするメリット3つを理由とともにご紹介します。
ブリーチをしてから髪を染めると、色のバリエーションが増えるので、理想の髪色を表現しやすくなります。
あなたは過去に「透明感がある髪色をオーダーしたのに、ただ暗くなっただけだった!」と残念な思いをしたことはありませんか?
オーダーと仕上がりのギャップは、染める前の髪色が影響しています。
日本人の髪には、黒・茶・赤といった透明感をジャマしてしまう色味が元から含まれています。
透明感を出そうとしても、元から髪に含まれる色素がいやなにごりを表現してしまい、イメージ通りにならない…なんてこともあるんです。
たとえるなら、コーヒーを飲んだコップに緑茶をそそいだ状態と似ています。
コーヒーと緑茶が混ざって、色が変わってしまいますよね。
ブリーチで透明感をジャマする色味をとっておけば、カラー後の髪色がイメージ通りに仕上がりやすいですよ。
ブリーチ後にカラーをおこなうと、元から髪にある黒・茶といった色素を少なくできるので、ヘアデザインの幅が広がります。
鮮やかさ・透明感・淡い色といった絶妙なニュアンスを表現したい人には、ブリーチカラーがおすすめ!
一般的なヘアカラーでは、茶味を感じないほどの明るさにはできません。
そのため、どんな色に染めても基本的にブラウンベースの色合いに仕上がります。
一方、ブリーチカラーの施術なら、茶味のない髪に色をつけられるので、ブリーチなしのカラーよりも、混じり気のない色味を感じる仕上がりにできるんです。
ハイトーンカラーは、透明感や柔らかさを表現しやすく、普通のヘアカラーでは表現できないカラーを楽しめます。
ブリーチをおこなうと、淡い黄色くらいまで髪を明るくできるため、ミルクティーカラーやグレージュといった鮮やかな髪色も表現可能です。
ブリーチ後のヘアカラーには、デメリットもあるため注意が必要です。
ここからは、ブリーチカラーをする前に知っておきたいデメリットを、5つ解説します。
ブリーチは髪を明るくするパワーが強い分、ダメージも大きくなります。
たとえるなら、ブリーチは強火で肉を焼くのと同じ行為。
早く火は通るけど、硬くなったり焦げたりするリスクがありますよね。
縮毛矯正やパーマなど過去の施術履歴や髪質によっては、ブリーチ後に髪がひどく傷んでしまう場合もあるので注意が必要です。
ブリーチで傷んだ髪は、髪内部のカラー染料が抜け出やすく、色落ちが早めです。
色味にもよりますが、早いと3日・遅くても14日ほどで色落ちしてしまいます。
色持ちを良くするには、日々のヘアケアが重要です。
濡れたままにしない・高温のヘアアイロンを使用しないなど、日頃から髪へのダメージを減らす工夫をしましょう。
ブリーチ後でも、ヘアカラーやトリートメントの施術で、髪を元の状態に近づけることは可能です。
しかし一度でもブリーチをしてメラニン色素が分解されると、髪色や受けたダメージが完全に元に戻ることはありません。
就活や入学式前など、近いうちに髪色を暗くしないといけない予定がある人は、ブリーチのタイミングをよく考えておこないましょう。
ブリーチカラーは、施術の工程が2回になるため、通常カラーよりも料金が1.5倍以上になります。
また、色落ちが早い分ヘアカラーの頻度も高まるため、ブリーチをする前と比べるとサロン代がかさむでしょう。
「予算は問題ないか」「ブリーチカラーを続けられるか」など、前もって考えておくことが大切です。
ブリーチは髪内部へ与えるダメージが強く、髪を明るくするのと同時に組織を破壊してしまいます。
ブリーチで髪の組織が破壊されると、縮毛矯正やパーマの薬剤が浸透しづらくなり、施術の効果を発揮できません。
また、弱った髪内部に無理に干渉すると髪が刺激に耐えられず、切れ毛やチリチリ毛になるリスクもあります。
ブリーチをしていても、薬剤を弱くするなどの工夫で縮毛矯正やパーマができるケースもありますが、基本的には相性が良くありません。
すでに縮毛矯正やパーマを行っている人は、ブリーチをしたあとに施術できなくなることもあるため、注意が必要です。
ブリーチとヘアカラーを同時にする場合、値段や施術時間がどのくらいになるか気になりますよね。
表にまとめてみました。
| ヘアカラーのみ | ブリーチのみ | ブリーチ+カラー |
値段 | 5,000〜8,000円 | 6,000〜8,000円 | 10,000〜20,000円 |
時間 | 1時間〜1時間半 | 1〜2時間 | 3〜4時間 |
髪の長さやブリーチの回数にもよりますが、平均的な値段・施術時間は上記の通りです。
ブリーチのみの場合は、ヘアカラーのみと同じく工程がひとつなので、値段に大きな差はありません。
ただし髪の色素をしっかり抜かなくてはいけない分、ヘアカラーだけの施術に比べ時間がかかることもあるでしょう。
ブリーチとカラーを同時にかける場合は、髪を明るくする・髪に色をつけるといったふたつの工程が必要になる分、値段や時間はヘアカラーのみと比べると倍以上になります。
また、理想の色味が白っぽさを感じるほど明るいヘアカラーなら、値段や時間がもっと増えるケースもあるので、詳しくは担当の美容師さんに聞いてみましょう。
ブリーチカラーには、ヘアカラーのみでは表現できない色味を楽しめる反面、リスクに感じる点もあります。
ここからは、ブリーチカラーで後悔しないために気をつけたいポイントを4つご紹介します。
ブリーチを使うと、どんな人でも元の髪より明るくなりますが、髪質によって色が抜けにくい人もいます。
一般的にブリーチ一回で淡い黄色くらいの明るさにできますが、色が抜けにくい人はオレンジに近い金髪になることも。
髪色が抜けにくい場合は、ブリーチのパワーを強くする・2回ブリーチするといった方法で対処できます。
ただし、髪へダメージが増す・値段が上がるといったリスクもあるため注意しましょう。
髪には細毛と太毛がありますが、太さが違うことで薬剤の反応具合が変わります。
細毛は髪がやわらかく薬剤が浸透しやすいので、比較的色が抜けやすいです。
一方で、髪がダメージしやすいデメリットもあるため、注意が必要です。
太毛の人は髪質がしっかりしている分、薬剤の反応がゆるやかになるので、しっかり明るくするには時間がかかることもあります。
ただ細毛よりダメージに強いので、傷みを感じづらいメリットもあるんです。
髪の太さが違うと、効果の出方やメリット・デメリットが変わることを知っておきましょう。
ブリーチは、どんな髪でも明るくできるイメージがありますよね。
実際は、ブリーチ前にしていたヘアカラー次第で、抜け方が変わるんです。
たとえば、黒染めや白髪染めのように色が濃いヘアカラーをしている髪だと、ブリーチをしても明るくなりづらく、オレンジっぽくなることもあります。
今後ハイトーンの髪色にしたい方は、ブリーチに影響が少ない色をオーダーしましょう。
ブリーチは、通常のヘアカラーと比べパワーが強いため、肌が弱い人や頭皮に傷がある人は施術できません。
無理に施術すると、ピリピリしたり痛みを感じたりするリスクあり!
まずは、ブリーチなしのダブルカラーで様子を見てみるなど、刺激が少ない施術から試してみましょう。
ブリーチをした髪は繊細なので、まちがったケアをすると、色落ちを早めてしまいます。
せっかくきれいに染めたなら、なるべく髪色を長持ちさせたいですよね!
ここからは、ブリーチカラーの持ちを良くするアフターケア5つをご紹介します。
ブリーチ後はシャンプーのたびに色が抜けるので、カラーシャンプーやトリートメントで色味を補充してあげましょう。
3〜4日に一度使うことで、色落ちしてすぐ金髪になるのを防ぎ、きれいな髪色をキープできるようになります。
ブリーチをおこなった場合、髪内部を守るキューティクルが剥がれてしまい、髪色が抜けやすくなります。
せっかくヘアカラーで入れた色味も、すぐに色落ちしてしまっては残念ですよね。
髪内部から色素が抜け出るのを防ぐには、サロントリートメントが有効です。
サロントリートメントは、髪を外側からコーティングするため、キューティクルに代わって内部を守るはたらきをしてくれます。
色落ちを防ぎつつ手触りも良くなるので、一石二鳥なんですよ!
ブリーチ後の髪は、濡れたときに絡みやすくなったり、引っかかりが気になったりしがちです。
手触りの悪いまま放置すると切れ毛や枝毛の原因となり、見た目が汚くなってしまうことも。
洗い流さないトリートメントを濡れた髪に使うことで、髪の絡まりを防ぎダメージを予防してくれます。
乾燥しがちな毛先へのうるおい補充にもなるため、入浴後は必ず使用しましょう。
濡れた状態の髪は、キューティクルが開き髪の内部がむき出しの状態です。
そのため、ドライヤーでしっかりと乾かし、摩擦やダメージから髪を守るのが重要です。
また、水分の残った髪は、カラーが抜けやすくなるといったデメリットもあります。
ブリーチカラーは特に色落ちしやすいため、髪が濡れてしまったらなるべく早く乾かしましょう。
乾かすときには、根元から毛先までしっかりドライすることが大切!
ブリーチ後のヘアカラーは、ヘアアイロンによる熱が原因となり、色味が抜けることもあります。
180度などの高温で毎日スタイリングすると、せっかく染めた髪色がすぐに抜けてしまうので注意が必要です。
高温だと髪のダメージにもつながるので、150〜170度を目安に使用しましょう。
ブリーチ×カラーで出来る髪色って、どんなのがあるんですか?
ブリーチカラーで人気な髪色を知りたいです!
今までブリーチカラーをしたことがない人からすると、普通のヘアカラーと比べてどんな髪色になれるのか気になりますよね。
ここからは、ブリーチ×カラーで出来る髪色を人気な色味ごとにご紹介します。
ヘアカラーのみ・ブリーチ1回・ブリーチ2回以上では、上記のように表現できる明るさが変わります。
髪質によって一度のブリーチで目指せる色のトーンは変わります。
そのため、理想の髪色になるにはどのくらいのブリーチが必要なのか参考にしてくださいね。
ブリーチ2回で作るベージュカラーです。
ブリーチでしっかり赤みを取り、やわらかさのある色味に仕上げています。
適度にくすみも取り入れているので、イエベ・ブルベさんどちらにも相性が良いんですよ。
ナチュラルながらも上品さを感じる、大人カラーが好きな人におすすめです。
ブリーチ2〜3回で作る、ピンクカラーです。
ホワイトベージュに少しピンクを混ぜて、大人フェミニンな髪色に仕上がっています。
主張がマイルドなピンクカラーなので、フェミニン系だけでなくカジュアル系とも相性が良いんですよ。
上品かつ華やかな雰囲気が好きな人に、おすすめです。
ブリーチ2回で作る、オレンジカラーです。
明るめベースの髪にシアーなオレンジカラーをのせることで、フレッシュな雰囲気に仕上がります。
ショートヘアやボブなど、カジュアルな髪型と相性が良いんですよ。
カジュアル系やストリート系の雰囲気が好きな人に、おすすめな髪色です。
ブリーチ2〜3回で作る、パープルカラーです。
髪を明るくしたうえでパープルをのせれば、深みのあるシックな雰囲気に仕上がります。
黄味を抑える効果もあるので、色落ち中もきれいな色を楽しめます。
大人な雰囲気が好きな人に、おすすめです。
ブリーチ2〜3回で作る、ブルーカラーです。
シルバーとブルーが混ざった絶妙なニュアンスの髪色で、クールで洗練された雰囲気に仕上がります。
髪に動きをつけると、光のあたり方が場所によって変わり、立体感ある色合いを楽しめます。
巻き髪スタイルが多い人や、モードな雰囲気が好きな人におすすめです。
ブリーチ2〜3回で作る、アッシュカラーです。
青みを感じるグレーアッシュで染めることで、クールで落ち着いた雰囲気に仕上がります。
短めの髪型はもちろん、ロングヘアとも相性が良いんですよ。
上品でエレガントな雰囲気が好きな人に、おすすめの髪色です。
一度ブリーチした部分は、髪を切るまで金髪です。
ただ暗めのヘアカラーで何度か染めることで、ブリーチする前に近い状態へと戻せます。
髪が細い人・やわらかい人・すでにハイダメージの人は、ブリーチしないほうが良いでしょう。
状況によっては施術可能なこともありますが、切れ毛になったり、手触りが悪くなったりといったデメリットもあるので注意が必要です。
上記の髪質の人がブリーチする場合、酸熱トリートメントで髪の体力を整えてから施術するのがおすすめです。
目的によって、どちらが良いかは異なります。
髪へのダメージを抑えたいならヘアカラーが、色のバリエーションを広げたいならブリーチがおすすめです。
不可能ではありませんが、失敗リスクが高いのでおすすめしません。
特に市販のブリーチカラーは抜けづらく色ムラになりやすいので、美容院での修正が必要になるケースが多いでしょう。
ブリーチやダブルカラーは高度な技術が必要なので、最初から美容院でオーダーするのがおすすめです。
コストはかかりますが、求めていた髪色になれるので、セルフカラーより満足度は高いはず!
ブリーチとは、髪の色素を抜いて明るくする施術のこと。
茶味を感じない明るさまで色をしっかり抜けるので、表現できる髪色のバリエーションが増えるといったメリットがあります。
「ハイトーンカラーを楽しみたい」「透明感ある淡いカラーにしたい」人には、ブリーチカラーがおすすめです。
SENJYUチームでは、髪をいたわる髪質改善カラーを得意としています。
一人一人の髪質を見極め、ダメージを最小限に抑えて施術するので、ブリーチ後の傷みを感じづらくなります。
ブリーチカラーに興味がある人は、ぜひ一度カウンセリングでお聞かせください!
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