近年はブリーチ剤の進化、プレックス剤の誕生で「傷まないブリーチ」が話題となり、誰でも気軽にブリーチができるようになりました。
しかし、ブリーチのブームの拡大と共に増えているのがブリーチの失敗。
ブリーチで髪がチリチリに傷んだ…
ブリーチでひどい色ムラになった…
ブリーチで髪も傷んだけど、頭皮も痛んだ…
もしブリーチ失敗したら、早急に対処しないといけません。
なぜなら、対処が遅れてダメージが悪化すると、カットするしか解決方法が無くなってしまう可能性もあるからです。
今回、年間3500人のカラーを担当するSENJYUチームが、7つのブリーチ失敗例と対処法を詳しく解説させて頂きます。
この記事を通して、ブリーチは怖い技術ではないと言う事実をお伝えさせて頂きます。
目次
7つの失敗例と共に、対処法も合わせて解説します。
ブリーチの失敗と言うより、ブリーチ後のオンカラーによって発生する失敗例です。
カラー失敗によって発生する緑色の髪は、カメレオンのようにくすんだマット感のある緑色で、お世辞にも綺麗とは言えません。
髪が緑になった原因は、補色の失敗によって発生します。
なぜ髪が緑色になったのかの説明は、長くなりすぎるので割愛させて頂きます。
詳しく知りたい方は以下の記事をご覧下さい。
ブリーチ毛に浮かびでてくる緑色は、清潔感が無く見栄えが非常に悪いのでワースト7位になりました。
しかし、他の失敗例と比べると特別対処が難しい訳ではありません。
ピンクシャンプーまたは、ブラウンシャンプーで緑色を消すことができる場合もあります。
しかし、カラーシャンプーだけで確実に落とせるとは限りません。
緑色の髪を確実に直したい場合は、美容院でお直しをしましょう。
カラーが得意な美容師さんにお願いすれば、確実に直してくれるはず。
ブリーチをしたけど、毛先だけ暗くなった。
妙なグラデーションなり、見栄えが悪い。
こうした、毛先だけが暗くなるブリーチ失敗は、縮毛矯正や黒染めをしている方によくある失敗例です。
まず、縮毛矯正や黒染めをした部分はブリーチ薬剤の反応が弱く、明るくなりずらい傾向があります。
そのため、根元と毛先でブリーチの反応が異なり、毛先だけ明るくならなかったのです。
毛先をもう一度ブリーチすれば対処可能で、そこまで深刻なトラブルにならないと思うのでワースト6位になりました。
しかし、2度ブリーチすると髪へのダメージが少し心配になります。
ブリーチで明るくならなかった部分をもう一度ブリーチをして、根元と毛先のムラを直します。
しかし、再度ブリーチをしても根元から毛先まで均等に明るくなるとは限りません。
こちらは頭頂部の根元だけ明るい、逆プリンになったブリーチ失敗例。
逆プリンは、セルフブリーチをした際に多く発生します。
まず、ブリーチ剤は温度が上がるほど反応が良くなります。
頭皮付近の髪は頭の体温によって、髪に塗ったブリーチ剤が温まりやすく、
体温に反応した頭頂部だけ過度にブリーチされてしまい逆プリンになってしまった訳です。
ブリーチをする際は、逆プリンを防ぐために根元外し、時間差で塗り分けます。
しかし、セルフブリーチの場合、根元外しが難しく、時間差で塗るときも誤差が生じやすく、逆プリンになりやすいのです。
ブリーチ失敗による逆プリンは、暗すぎる失敗より対処が難しく、一度明るくなった髪は元に戻せないのでワースト5位になりました。
逆プリンの直し方は2つあります。
1つ目は、根元の明るい部分を外して、もう一度ブリーチをする方法。
全体を均一の明るさにするので、ベースカラー(元の髪色)の逆プリンを直すことができます。
そのため、オンカラー後、色落ちしても逆プリンが戻ることはありません。
しかし、明るい部分に合わせると言うことは「失敗した部分に合わせて髪を明るくする」と言うことでもあります。
そのため、本来求めていなかった過度な明るさになってしまう可能性があり、髪も傷んでしまいます。
2つ目は、全体オンカラーをする際、根元に明るい部分だけ暗めのカラーを入れて逆プリンを無くす方法。
失敗した髪の明るさに合わせる必要が無いので、自然に逆プリンを直すことができます。
しかし、ベースカラー(元の髪色)は逆プリンのままなので、色落ちすると再び逆プリンが目立ってしまうこともあります。
ブリーチのお悩みと言えば、なんといっても髪のダメージ!
ブリーチをする以上、ある程度髪が傷むのは仕方の無いことですが、チリチリのビビリ毛になるほど傷んでしまうのは良くありません。
「ひどい」「全然綺麗ではない」と思うほどダメージ毛になったら、ブリーチ失敗だと思って下さい。
セルフブリーチは非常に強い薬剤を使用しているので、1回のブリーチでもビビリ毛になるほど激しいダメージを受けてしまう場合があります。
ブリーチ前すでに髪が傷んでいたり、薬剤の放置時間を誤ると髪が過度に傷んでしまうケースがあります。
ブリーチのダメージは特に深刻なので、ワースト4位になりました。
しかし、トリートメントでしっかりケアすればダメージを直すことができます。
ブリーチでダメージを受けた方は「酸熱トリートメント」がおすすめです。
酸熱トリートメントは通常のトリートメントを超えるダメージケアを発揮し、ブリーチで受けた激しいダメージでも修復可能です。
ちなみに、酸熱トリートメントでダメージケアをすればブリーチ毛でも、縮毛矯正やパーマがけることができる場合があります。
(絶対ではありません)
ビビリ毛を通り越して、枝毛、切れ毛になってしまった失敗例。
枝毛、切れ毛になると、さけるチーズのように髪がどんどんさけてしまうので放置は非常に危険です。
繰り返しブリーチをしている方、縮毛矯正やパーマ毛にブリーチをしているい方など、髪は大きなダメージに耐えられないと枝毛、切れ毛になってしまいます。
残念ながら、枝毛、切れ毛はカットするしか対処法が無いのでワースト3位になりました。
現状のスタイルを崩さずに枝毛、切れ毛の部分をカットしないといけません。
そのため、ただカットするだけでなく、美容師さんのカット技術も必要になります。
枝毛、切れ毛をカットで対処したら、酸熱トリートメントのダメージケアがおすすめです。
多少の色ムラであれば、オンカラーでフォローできるのですが、オンカラーにも支障がでるほど激しい色ムラになると対処が非常に難しくなります。
ネープ(首筋)の部分など塗るのが難しい場所は特に色ムラになりやすいです。
塗る技術に難があると、激しい色ムラになってしまいます。
激しい色ムラは、セルフブリーチで失敗された方がほとんど。
ブリーチ失敗の激しい色ムラは、綺麗に直せる保証が無いのでワースト2位になりました。
また、激しい色ムラになっている方は、髪も激しいダメージを受けている場合が多く、お直しに時間がかかるケースが多いです。
激しい色ムラの対処法は2つあります。
1つ目は、全体ブリーチで髪を明るくして色ムラを無くす方法。
ベースカラー(元の髪色)は明るくなりますが、色ムラを目立たなくできます。
2つ目は、ブリーチされていない部分をもう一度ブリーチをして、周りの明るさに合わせる方法。
髪をこれ以上明るくしたくない方に効果的ですが、極めて高い技術力を必要とします。
また、色ムラの部分だけブリーチしても、全体の色ムラが無くなることはほとんどありません。
どんな技術力のある美容師さんが、ブリーチをしても色ムラは多少残ります。
結論、ブリーチの塗り方に難があると、もはや綺麗にお直しできないほど深刻な色ムラになってしまうのです。
ブリーチ薬剤は非常に刺激が強く、頭皮が痛んでしまう事例があります。
ひどいときは頭皮から血がでることも。
肌が強くない方の場合、ブリーチによる頭皮の痛みは誰でも起こります。
美容室では肌が弱い方には、根元を外して塗る方法もあるのですが、セルフブリーチは根元外しができないので、頭皮を痛めやすい傾向にあります。
頭皮の痛みは、髪の傷みよりはるかに深刻なのでワースト1位になりました。
早急に病院(皮膚科)に行って下さい。
髪がどんなひどい状態になっていても、髪のことはいったん忘れて、まずは頭皮の痛みを直しましょう。
頭皮の状態が落ち着いた後に、髪のことを考えてほしいです。
カラーのプロとして、ブリーチ失敗のお直しをさせて頂きます。
ダメージの度合いに対応して様々なトリートメントを提供しています。
酸熱トリートメントが一番効果的なのですが、酸熱トリートメントに向いていない髪質もあるので、その場合は他のトリートメントで対応させて頂きます。
SENJYUチームはどんなブリーチ失敗でも対応させて頂きますが、ブリーチ失敗の対処は非常に難しいので、1日で綺麗に直せる保証が無いことは覚えておいて下さい。
ここからは、美容師が教えるブリーチ失敗を防ぐ方法を詳しく解説します。
担当美容師さんに、ブリーチの技術力がないと意味がありません。
そして、技術力は今まで担当してきたブリーチの回数や、薬剤知識などで決まります。
ブリーチを失敗されないためは、ブリーチ&カラーが上手い美容師さんを探しだすことが重要なのです。
誰もが知っている某有名ネット予約サイト(赤のようなピンクのような)
このサイトは、広告で収益を当ているので「カラー、ブリーチが上手い美容室」と検索して探しても、お金を沢山払っている美容室が上位に表示されるシステムになっています。
そうなると、果たしてその美容室にブリーチが上手い美容師さんが在籍しているか全く分かりません。
そのため、某有名ネット予約サイトでの美容室探しはあまりおすすめできないのです。
ネット検索で美容室を探して、店舗のHPをしっかり確認しましょう。
店舗のHP内のスタイルブックなどは、しっかりチェックして下さい。
在籍している美容師さんがどれだけブリーチ&カラーにこだわりがあるかが分かります。
カラーが上手い美容室なんてこの世に存在しません。
なぜなら、美容室は建物であって美容師さんの技術とは全く無関係だからです。
そのため、美容室を探しだした後は、店舗に在籍する美容師さんを1人1人チェックして、ブリーチの上手美容師さんを探しだしましょう。
↑目安として覚えて下さい。
もちろん値段が高ければ良い訳ではありませんが、質の良い薬剤ほど原価が高くなり、料金も高くなるのは当然の話です。
そのため、それなりの技術を求めるならば、お値段もそれなりと思って下さい。
店舗によって、市販のブリーチ剤での失敗は「お直し不可能」として門前払いされる場合もあります。
そのため、美容院に行けばお直し可能とは限りません。
時間もお金もある、今すぐ直したいのに美容室で断られた!これがセルフブリーチ失敗の怖さと言えます。
また、断られなかったとしても、対処が難しいがゆえに綺麗に直せずに終わってしまうケースもあります。
まずは、美容院に行く前に「ブリーチが得意な美容師さん」を見つけて下さい。
そして、来店する前に電話かライン等で、お直し可能か?問い合わせてみましょう。
「しっかり対応してくれそう」と感じたら、お直しをお願いして下さい。
連絡する際、髪がどんな状態か詳細をしっかりお伝えると美容師さんも助かります。
ブリーチ失敗すると、本当に悲惨な状態になってしまいます。
しかし、どんな失敗だとしてもブリーチは悪くはありません。
ブリーチは良い意味で人生を変える技術であって、成功すれば間違いなく感動を得ることができます。
だからこそ、失敗を早急に直して、今後こそ理想のブリーチを手に入れましょう。
ブリーチ失敗後の対処法に関して分からないことがあればなんでもご相談下さい。
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