今回は「ブロー」をご紹介します。
ブローはドライヤーとブラシを使って髪を艶々にする技術であり、美容院でブローをされた方もいるはず。
しかし、なぜ時間をかけてブローをするのか?
ヘアアイロンで髪を伸ばした方が手っ取り早くないか?
疑問に思う方もいるはず。
実は、ブローにはブロー独自のメリットがあるのです。
では、ブローをする理由やメリットとは何か?
今回、年間5000人担当美容師SENJYUチームが、ブローをする理由とメリット&デメリットを詳しく解説します。
目次
ブリーとは、ドライヤーとブラシを使って髪を真っ直ぐ&艶々にする技術です。
基本的に、髪がうねっている&パサついている時にブローをします。
ブローをすることで、髪のうねりが直り艶髪ストレートにすることができます。
本記事はブラシを使ったブローについて解説します。
ここでは、ブローをする理由&メリットをご紹介します。
くせ毛、髪のうねりは髪内部の水素結合が乱れていることで発生します。
ブローをすると水素結合が真っ直ぐになり、くせ毛、うねりが改善されて艶髪ストレートになるのです。
髪表面のキューティクルが開いていると、髪はパサついてしまいます。
ブローをすると髪表面のキューティクルを閉じるので、艶髪ストレートになるのです。
以上が、ブローでくせ毛が伸びる&艶髪になる理由でした。
ストレートアイロンでもくせ毛が伸びて、艶髪になりますけど、ブローとヘアアイロンは何が違うのでしょうか?
最大の違いは、ブローの方が圧倒的に髪に優しい点です。
ヘアアイロンは130〜180℃に熱したプレート(鉄板)を髪に押し当てているので、ダメージリスクが大きめです。
対してブローは、ドライヤーの熱の風を当てているだけなので、熱ダメージは低めです。
そのため、髪にかかる負担はブローの方が小さいのです。
ダメージリスクの観点から、美容師さんもストレートアイロンの使用はなるべく控えているのです。
ブローは難しくて大変なイメージがありますが、ロング&多毛の方はヘアアイロンよりブローの方が簡単にできると思っています。
ヘアアイロンは髪を伸ばすだけで終わりますが、一度で伸ばせる毛量に限界があります。
そのため、多毛だとヘアアイロンのプレート(鉄板)に当たらない髪が出てしまい、くせ毛をしっかり伸ばせない可能性があるのです。
対して、ブローはドライヤーの風を髪に当てているので、多毛でもくせ毛を伸ばすことができるのです。
ここでは、ブローのデメリット&注意点を解説します。
ブローをすればある程度くせ毛を伸ばすことができますが、限界があります。
強いくせ毛だと、時間をかけてブローをしてもしっかりストレートにできない可能性があるのです。
そのため、強いくせ毛の方は、ブローをした後にストレートアイロンを使用する必要があります。
強いくせ毛は、初めからストレートアイロンを使用した方が良いと思いますけど?
高温のストレートアイロン1回使用するよりも、ブロー&低温のストレートアイロンをした方が髪に優しいのです。
180℃に設定したストレートアイロンを使用。手っ取り早く艶髪ストレートにできますが、その分髪のダメージも大きくなります。
ブローの後、130℃に設定したストレートアイロンを使用。多少時間はかかりますが、髪のダメージは少なめです。
↑時間をかけてでも、低温で髪を伸ばした方が良いってことですね?
その通りです。未来の髪のことを考えると、高温のヘアアイロンの使用はなるべく避けるべきなのです。
ブローは習得するまでに時間がかかる技術です。
プロの美容師さんも一人前のブローができるまで数ヶ月以上の練習が必要になります。
さらに、セルフだと後ろ髪はやりづらいので、ブローがしっかり身に付くまで長い道のりになる可能性もあります。
初めは、やりづらくてブローをしても全然髪が綺麗にならないです💦
「慣れるまで大変」な点はブローの大きなデメリットですよね。
ただ、慣れてしまえば簡単にできるので、やはり「慣れ」が大切だと思っています。
ブローをすると艶髪ストレートになりますが、髪のダメージは直っていません。
見た目を良くしているだけなので、元々のダメージはそのままなのです。
むしろ、ドライヤーで髪に熱を加えているので、若干ですが髪へのダメージリスクがあるほど。
SNSやネットで見かける艶髪の画像は、大概ブローをしっかり行った後に撮影をしている場合がほとんど。
そうなると、ブローでダメージが隠れているので、真の艶髪なのか?偽の艶髪なのか?画像だけでは判断できない可能性があります。
以上のことから、ヘアスタイル&カラーを選ぶ際、画像だけで判断するのは良くないのです。
ブローはヘアアイロンよりダメージリスクが低いので、こぜひやってほしいのですが
正しい方法でブローをしないと意味がありません。
もし、間違った方法でブローをしてしまうと、髪を過度に傷めてしまう可能性もあります。
正しい方法でブローをするからこそ、真の艶髪を手に入れることができるのです。
なるほど、では正しいブローの方法を教えて下さい。
髪が濡れている状態でブローをしても意味がありません。そのため、髪をしっかり乾かしてからブローをしましょう。毛先だけ少し湿っている状態がベストです。
ブラシにしっかり髪をかませないと艶髪ストレートにはなりません。ブラシにしっかり髪をかませてからドライヤーの風を当てましょう。新品のブラシは使いずらいですが、使っていくと馴染んでいきます。
開いたキューティクルを閉じるイメージでドライヤーの風を当てましょう。逆方向に風を当ててしまうと、かえってバサバサの髪になってしまいます。
ドライヤーの風を直接髪に当てると熱ダメージの原因になるので、ドライヤーの送風口は髪から少し離しましょう。
同じ箇所を何度もブローをすると熱で髪が傷んでしまうので、ドライヤーの熱を当てる回数は2〜3回までにしましょう。どうしても伸びないくせ毛は、ヘアアイロンを使って下さい。
↑ブローの方法は美容師さんによって意見が異なります。
ここで解説した内容は、SENJYUチーム独自の方法だと思って下さい。
美容院では髪に負担のかかるヘアアイロンをなるべく使用せずにブローを行います。
つまり、それだけブローは髪に優しい技術なのです。
ブローは難しい&時間がかかるイメージもありますが、慣れれば簡単にできますし、ヘアアイロンより時短で終わらせることもできます。
髪のダメージを気にしている方は、髪に優しいブローにチャレンジしてほしいです。
その他、髪にお悩みがある方はSENJYUチームになんでも相談して下さい。
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