セニングシザー(スキバサミ)を使って毛量を減らすカット技術のことです。
カットをする際、多くのスタイルは毛量を調整するためにセニングシザーを使って髪をすきます。
全く髪をすかないでカットが終わる例はほとんど無いはず。
↑刃がギザギザしてる方がセニングシザー
毛量が減ったことで扱いやすい髪になり、スタイリングもしやすくなります。
また、広がりも収まり、スタイリッシュな顔型にすることも可能。
次のうち不幸になる選択肢はどれ?
答えはB
「湿気で髪がブワっと広がるから髪をすく」を選ぶと、髪の広がりが悪化してしまうので、悲惨な結果になることも!?
A・B両者違いは「視覚的な重さ」か「物理的な重さ」の判断ミスから発生するカット失敗の1つ
髪をすく技術はメリットがある反面、一歩間違うとお客様を不幸にしてしまうリスキーな部分があることをお伝えしたかったのです。
毛量が多さや広がりは髪をすくことで解決する…
残念ながらカット技術はそんな単純ではありません。
髪をすく場所や、すく量によって結果が180度変わってしまうこともあるのです。
「髪をすく」の意味を知らない方のために、年間5000人担当美容師森越チーム分かりやすく解説。
そして、セニング(髪をすく)技術の重要性を解説するためにこの記事を書かせて頂きました。
そしてあなたが抱える髪のお悩みは、髪をすくことで解説できるのか?
それとも髪をすくとますます事態悪化するのか?
本記事では詳しく解説していきます。
答えはこの記事の中に隠されています!真相を知りたい方はぜひこの先もお読みください!
目次
セニングシザー(スキバサミ)または、セニングレザーを使って毛量を減らします。
重さが目立つ部分を引き出して、中間から毛先をメインにハサミを通して行きます。
ギザギザのハサミの溝の部分に入った髪だけを切るので、長さをキープしながら毛量だけ減らすことが可能。
髪をすくセニングシザーは、1回の開閉で毛束を何パーセントすくことができるかで種類が分かれています。
↑この辺りが一般的かもしれません。
セニング(髪をすく)なしで綺麗なスタイルを完成させるのは非常に難しいと思ってください。
そのため、髪をすかないと、完成系のスタイルが綺麗にならないといっても良いかもしれません。
しかし、毛量が多いからといってむやみに髪をすくと、スタイルが崩れる危険性があります。
そのため、スタイルに合わせて髪をすく量をコントローする必要があるのです。
など、その他様々なメリットがあります。
沢山髪をすくと、頭が軽くなってスッキリするほか、ボリュームも収まるのでスタイリッシュな印象になります。
髪をすいて発生するメリットは、セニングに成功した際の話し。
セニング失敗するとメリットどころか、デメリットが多数発生してしまいます。
なぜ、髪をすいたことでデメリットが発生してしまったのか?
技術不足といえばそれまでですが「視覚的な重さ」と「物理的な重さ」の判断を誤ったともいえます。
「視覚的な重さ」と「物理的な重さ」の判断とは?
次の項目で詳しく解説します。
結果、重さがなくなり、収まり扱いやすいヘアスタイルになるということです。
セニングは物理的に髪を軽くするので、毛量の多さはセニングで解決する。
髪をすいた際に発生するデメリットは「視覚的な重さ」をすいてしまったことで発生します。
毛量は重くはないけど、なんらかの理由で髪が重く見えてしまう、それが視覚的な重さです。
視覚的な重さは、錯覚で髪が重く見えているだけなので、物理的に髪を軽くするセニングで対処できません。
視覚的な重さである湿気、くせ毛による広がりや重さをセニングすると、くせやうねりが悪化してしまいます。
視覚的な重さを対処するには、視覚的に髪を軽くする必要があります。
つまり、視覚的に毛量が減ったように見せれば、視覚的な重さは解消されすのです。
くせやうねりを抑えるストレート技術を行えば、視覚的に髪を軽くすることが可能です。
当たり前のことですが、一度カットした髪は二度と元にもどりません。
髪をすかれ過ぎた場合は、ベースの髪を切りそろえて失敗をフォローする必要があります。
毛量は元に戻りませんが、乱れたスタイルを整えることは可能。
デメリットと失敗は違います。
正しい技法で髪をすけば、本来デメリットは発生しません。
つまり、失敗によって発生するデメリットは、髪をすくこと自体のデメリットではないということです。
結論、髪をすくことはメリットしかないと思ってください。
美容師さんのセニング技術が、髪をすいて髪のお悩み解決に導いてくれるか?
それとも、ますます髪のお悩みが増えてしまうかが決まるのです。
ヘアリセッターはシザーカット、セニングカットでは解決できなかった生え癖を直す特殊なカット技術。
詳細を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
前髪の毛量を少なめにすることで、おでこが透けて見えるヘアスタイルのことです。
前髪の毛量が少ない=髪をすく、と思われがちですがシースルーバングを作るために髪をすくと、アホ毛が発生して悲惨な結果のなることがあります。
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