↑と思っている方へ
自宅で簡単に髪を茶色にする方法を知りたいです。
髪を茶色にする方法の中には、嘘の情報が存在するので注意が必要です。
リンスを使ったり、ドライヤーで熱を当てたり、髪ダメージを与えたり…。
意味のない方法を試しても、時間とお金を無駄にするだけで終わってしまいます。
さらに、髪を激しく傷めてしまう「危険」な方法も沢山見つかりました。
美容師として「意味がない」「危険」な方法が広まっている状況を放ってはおけません。
そして、この記事を読んで1日で確実に髪を茶色にする方法を知ってほしいです。
上記の内容を、年間3500人のヘアカラーを担当するSENJYUチームが詳しく解説します。
目次
大前提として、黒髪〜茶髪にするにはメラニン色素を脱色させる必要があります。
髪色の元であり、髪色はメラニン色素によって決定付けられています。
日本人の髪は、赤色のメラニン色素の集合体で黒髪に見える訳です。
ブリーチでメラニン色素を削ると
「黒→焦茶→茶→薄茶→オレンジ→黄→薄黄」の順番で明るくなっていきます。
メラニン色素は髪の一部なので、メラニン色素を削ると髪は傷んでしまいます。
つまり「髪を茶色にする=髪が傷む」と言うことでもあるのです。
以上の点を覚えた上で、この記事を読んでほしいです。
ここでは全く意味のない、髪を茶色にする間違った方法をご紹介します。
美容師として、自信を持って「嘘」と断言できる方法ばかりなので、よろしくお願いします。
リンス&コンディショナーを髪に付けても、髪色は変わりません!
リンスは髪表面をコーティングして髪質を良くするヘアケア製品であり、髪色を変化させる効果はありません。
もし、リンスだけで髪色が変わるなら、それはもうリンスではなく薬剤になってしまいます。
そのため、何時間、何十時間と髪にリンスを浸しても、髪が茶色になることはないのです。
他の記事、YouTubeを観た結果、リンスで髪が茶色になる理由を見てみましたが、
↑どこから突っ込んで良いのか…
リンスを行う目的はダメージケアなのに、髪にダメージがあるってどう言うこと?
髪は元々弱酸性なのに、髪が弱酸性になると茶色になるってど言うこと?
他の媒体で発信されている情報は、個人の意見も書かれているので否定だけは避けてきました。
しかし「リンスで髪が茶色になる」はいくらなんでもひどすぎる情報なので、本記事を通して全力で否定させて頂きます。
リンスは髪のダメージを補修するヘアケア製品であり、髪にダメージはありません。
また、リンスで髪を酸性に傾けても髪色は変化しません。
髪色が変化する仕組みを知っている美容師からすると「リンスで髪が茶色になる」はありえない話なのです。
リンスが油分と水分を含むので、多少ヘアカラーを色落ちさせる作用があります。
もし、リンスをして髪が茶色になったら、色落ちによって元の髪色(茶色)の戻っただけではないか?と思っています。
ただ、これは色落ちによって髪色が元に戻っただけなので、自毛を明るくしている訳ではありません。
これも、非常におかしな話し。
もし、化粧水で髪色が変化するのなら、化粧水が付く「眉毛」も茶色になってしまうはず。
眉毛だけ茶色くなった経験はございますか?
そういった経験がある同級生&友人はいますか?
少なくとも、私は聞いたことありません。
化粧水で髪色が変化する訳ありませんよね。
ちなみに、この項目を書く際に化粧水に含まれている成分を簡単に調べてみました。
↑全て髪色を変化させる効果はありません。
これもどこから突っ込んで良いのか分かりませんが、塩やお酢には髪色を変化させる効果はありません。
この情報に関して「なぜ髪色が変化しないのか?」と聞かれても
「塩やお酢は髪色を変化させる成分が入っていないから」としか言いようがないのです。
髪内部には小さな空洞があるため、水分&油分を吸収する性質があります。
入浴後、髪がシャンプー&リンスの匂いがするのは、わずかですがシャンプー&リンスが髪に染み込んでいるからです。
そのことを考えると、髪にお酢を付けると、髪内部にお酢が浸透してしまう可能性があるのです。
↑これは嫌ですね💦
と言うことで、塩とお酢は料理のときに使用しましょう。
ビール&コーラは茶色だから髪が茶色くなる?なんてことありえません。
髪が茶色にならない理由は、ビール&コーラにも髪色を変化させる成分が入っていないからです。
ビールを髪に付けて良いシチュエーションは、優勝したときだけです。
髪を茶色にする方法には、なぜ嘘の情報が沢山あるんですか?
心理的なものではないか?と個人的に思っています。
実際、茶色になっていないけど「茶色になった」と、自分にとって都合の良い解釈をしてしまうなど。
Before・Afterを見ると、本当に髪が茶色くなっている画像も見かけましたけど?
おそらく、Afterだけ光に当てている、もしくは加工しているから茶色に変化したと感じるのかもしれません。
先述のように、髪は赤のメラニン色素が沢山集まったことで黒色に見えるだけで、純粋な黒色ではありません。
髪に強い照明を当てると、大概は茶髪になります。
また、画像の加工技術も上がっているので、加工で髪を茶色にしている可能性もあります。
なにかをして茶色になったではなく「元から茶色」なのです。
ここでご紹介する方法を試せば、茶髪にできる可能性があります。
しかし、代償が大きすぎて美容師からすると「危険」な方法ばかり。
髪は茶色になるけど、絶対にやってはいけない「危険」な方法をご紹介します。
日光から放出される紫外線には、髪内部のメラニン色素を分解(破壊)する性質があります。
メラニン色素が分解(破壊)されると、髪色が変化して茶髪になる可能性があるのです。
しかし、紫外線で髪色を変化させるには、長時間髪を日光に当て続ける必要があります。
紫外線は髪のダメージの原因になるので、長時間日光に当てると、髪が激しく傷んでしまう可能性があります。
茶髪になっても、見た目がバサバサになっては意味がありません。
髪の毛は高温に熱されると、髪内部のメラニン色素が変色してやや明るくなり、茶色になると言われています。
つまり、ドライヤー&アイロンで髪を明るくする方法は、髪を高温に熱してメラニン色素を変色させているのです。
しかし、髪を高温に熱すると、髪は激しく傷んでしまいます。
髪を茶色くするためだけに、髪に熱を加えるのはどうかやめてほしいです。
ドライヤー&アイロンは、髪を乾かす、髪をセットするための製品です。
そのため、髪色を変えるためにドライヤー&アイロンを使用するのは筋違いなのです。
オキシドールとは、傷の消毒、洗浄のための殺菌消毒薬ですが、髪を茶色にする効果は確かにあります。
これは、オキシドールの中にブリーチ剤と同じ塩素が含まれているからです。
つまり、オキシドールで髪を茶色にするのは、ブリーチで髪を茶色にするのと同じ理屈なのです。
だからと言って、オキシドールを髪に使用するのは絶対にやめて下さい。
傷の消毒、洗浄のために存在し、髪色を変化させるための製品ではありません。
そもそも、髪を茶色にする理論がブリーチと同じであれば、オキシドールを使わずブリーチをすれば良いだけの話し。
オキシドールを使って髪を茶色にする理由がもはや分かりません。
みなさんは、なぜ髪を茶色にしたいのでしょうか?
髪を茶色にする目的は「おしゃれ」をしたいからだと思います。
もし「茶色にするだけ」が目的であれば、先ほど解説した方法を試しても問題ないかもしれません。
しかし、おしゃれが目的で髪を茶色にするならば、危険な方法は絶対にやめてほしいです。
取り返しのつかないほど髪が傷んでしまうと、後戻りできません。
おしゃれを楽しめる髪、綺麗な茶色(ブラウン)にするからこそ意味があると言えるのです。
髪にダメージを与えて茶色にできる髪は、メラニン色素が少ない人限定の話です。
そのため、生まれつき髪内部のメラニン色素が多い人は、髪にダメージを与えるだけで茶髪にはなりません。
髪が傷む上に不確定要素も高いなら、ダメージを与えて茶髪にする方法はやめた方が良いですね。
確実に、茶髪にしたいのなら、美容院でのヘアカラーをおすすめします。
やっぱりそうなりますよね。
ここまで解説した通り、ヘアカラー以外で髪を茶色にしようとすると、様々なデメリットがある上に確実に茶色になるとは限りません。
わざわざ、危険な方法を試すよりかは、確実に髪を茶色にできるヘアカラーをした方が安全で手取り早いのです。
そもそも、無理に茶髪にしても綺麗なブラウンにならない可能性が高いです。
ヘアカラーは、お客様1人1人に合わせたパーソナルカラーも大切なのです!
SENJYUチームは髪へのダメージを最小限に抑えたダメージレスカラーを提供しています。
黒髪から綺麗な茶色にしたい方は、ぜひ美容院でのヘアカラーがおすすめです。
「バレにくい茶色」の提案も可能です。
あの、カラーバターやカラートリートメントで髪を茶色に染めたいんですけど、できますか?
カラーバターやカラートリートメントは、黒髪に使用しても意味がありません。
カラーバター&カラートリートメントは、髪表面にカラー成分が吸着することで髪が染まる仕組みになっています。
しかし、髪表面だけ染まっても髪内部が黒髪だと、髪色に変化しません。
例えるなら、黒い画用紙の上から茶色のクレヨンで絵を描くようなイメージです。
結論、髪を茶色くするには髪の脱色が必須なのです。
結果、カラーバター&カラートリートメントだけで髪色を変えることはできません。
自宅で、安全に、綺麗に、髪を茶色に方法は存在しないと思って下さい。
なにより、それができないから美容師さんが存在するのです。
髪色を変えたいと思ったら、専門の美容師さんに相談してほしいです。
その他、ヘアカラーに関する疑問はSENJYUチームになんでもご相談下さい。
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