あの、カラーシャンプーだけで髪を染めることはできますか?
「ブリーチなし」の暗い髪でも染まりますか?
↑つまり、カラーシャンプーだけで髪を染めるのは、ほぼ不可能。
無理にカラーシャンプーだけで髪を染めようとすると、髪が傷んだり、汚い髪色になってしまう可能性もあるのです。
カラーシャンプーは、本来の目的に沿った使い方をすれば効果を発揮しますが、本来の目的から外れた使い方をすると逆効果になってしまうのです。
今回は、年間3500人のヘアカラーを担当するSENJYUチームが、カラーシャンプーだけで髪が染まらない理由を詳しく解説します。
目次
カラーシャンプーだけで髪が染まるケースもあります。
単純に髪色が明るいほど染まりやすく、髪が暗いほど染まりづらくなると思って下さい。
実際、カラーシャンプーの染まり具合ってどんな感じですか?
カラーシャンプーの中でも、特に染まりやすいとされる「ピンクシャンプー」で染まり具合の例を見てみましょう。
13トーン以上、かなり明るい髪にピンクシャンプーを使用した場合。
ハイトーンの髪であれば、わずかに色を入れることが可能です。
しかし、それでも1〜2トーンぐらいの変化しかありません。
10トーン前後、やや明るめの髪にピンクシャンプーを使用した場合。
「くすみ感」がでるぐらいの変化はありますが、ピンク色には染まりません。
ブリーチなしの髪では、カラーシャンプーだけで染めるのは難しいのです。
6トーン以下、暗い髪にピンクシャンプーを使用した場合。
ここまで暗い髪だと、髪色の変化は全くありません。
黄ばみ予防ぐらいの効果は発揮してくれるかもしれませんが、髪がピンク色に染まることはありません。
白髪は髪の色素がないので、わずかに色が入ります。
しかし、白髪世代の方は「黄ばみ」予防が目的でカラーシャンプーを使用するケースが多いので、髪を染める目的で使用する人はほとんどないかもしれません。
ブリーチを数回行っているハイトーン(明るい髪)であれば、多少髪は染まります。
しかし、それでも「染まった」とはっきり言える効果ではないかもしれません。
つまり、カラーシャンプーだけで髪を染まるか?と聞かれると「微妙」なのです。
髪質&明るさによって、カラーシャンプーだけで綺麗に染まる場合もあります。
この項目で解説した内容は、全て一例としてとらえて下さい。
あの、カラーシャンプーって「カラー」と名が付くのに、なぜ髪を染めることができないのですか?
それは、本来の使用目的が「カラーの維持」だからです。
↑%と期間は例です。
カラーシャンプーを使用する本来の目的は「色落ち予防」「黄ばみ予防」だと思って下さい。
カラー色素を補充するので色持ちを良くします。色落ちの早いハイトーンカラーに有効です。
色落ちで発生する髪の黄ばみは、ムラサキシャンプーで抑えることができます。詳しくはこちら
↑つまり「髪を染める」は、カラーシャンプー本来の目的と違うんですね?
その通り!メインの効果でない以上、カラーシャンプーで髪が染まらないのは当然の話と言えるのです。
また、カラーの維持が目的だからこその理由もあります。
カラーシャンプーに配合されている染料は薄めなので、髪を染めるほどの効果を発揮しません。
色落ち予防が本来の目的なので、濃い染料を配合していないのです。
美容院で行うヘアカラーにはブリーチ剤が含まれているため、ベースカラー(元の髪色)が暗くても、明るい髪色に染めることが可能です。
しかし、カラーシャンプーは髪色を削るブリーチが配合されていません。
そのため、暗い髪の上からカラーシャンプーをしても髪色は変化しないのです。
黒い画用紙の上からピンク色のクレヨンで絵を描いても分からないと思います。
これは、黒髪の上からカラーシャンプーを使っても意味がない理由と同じです。
↑カラーシャンプーにも同じことが言えるんですね。
実は、無理にカラーシャンプーで髪を染めようとすると、良くないことがあります。
ここでは、カラーシャンプーだけで髪を染めるデメリットをご紹介します。
カラーシャンプーに配合されているカラー色素は、髪を傷める原因になります。
1〜2回の使用であれば問題ありませんが、毎日使用したり、長時間泡パックをするとダメージの原因になってしまうのです。
カラーシャンプーは、髪を染めること前提で作られたヘアケア製品ではありません。
そのため、カラーシャンプーで無理に色を入れると、他のカラー色素と混じって汚い髪色になってしまう可能性があるのです。
長期間カラーシャンプーを使用すると、髪内部にカラー色素が在留してしまう可能性があります。
カラーシャンプーの残留色素は、ブリーチでも落とすことができないやっかいな存在です。
直前までカラーシャンプーを使用した髪は、カラー色素が残留している場合があります。
色素が残留しているとヘアカラーが綺麗に染まらない可能性があるため、美容師さんが行うヘアカラーの弊害になってしまう可能性があるのです。
もし、美容院でヘアカラーをする予定がある方は、美容院に行く1週間前にカラーシャンプーの使用を中止してほしいです。
なるほど、カラーシャンプーで髪を染めようとすると、色々なデメリットがあるんですね💦
絶対に髪が染まらない訳ではありませんが「髪が傷む」「汚い髪色になる」リスクがある点を覚えておいて下さい。
髪を染めるなら、髪を染めるためのメニューである「ヘアカラー」をしましょう。
ヘアカラーであれば、お客様に希望に合わせた髪色の表現が可能です。
年間3500人のヘアカラーを担当するSENJYUチームは、希望の髪色の再現はもちろん、カラー後もダメージを感じない「ダメージレスカラー」を得意にしています。
SENJYUチームはヘアカラーを提供した後、お客様の髪色と相性の良いカラーシャンプーの提案もしています。
カラーシャンプーの選別、使用するタイミング、使い方など、カラーシャンプーに関する疑問もアフターカウンセリングでしっかりお伝えさせて頂きます。
種類別でカラーシャンプーの効果を詳しく解説した別記事もあるので、ぜひご覧下さい。
↑目的が違う以上、髪を染める目的でカラーシャンプーを使用するのは避けるべきです。
しかし、絶対に髪が染まらない訳ではなく、髪質によってカラーシャンプーだけで髪を染めることも可能です。
どの髪色に、どのカラーシャンプーを使えば良いのか?気になった際は担当美容師さんに相談してみましょう。
SENJYUチームは色持ちの良いヘアカラーに加えて、髪色と相性の良いカラーシャンプーの販売もしています。
ヘアカラー&カラーシャンプーに関して詳しく知りたい方は、お気軽にお問合せ下さい。
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