青髪が色落ちしたら「緑色」になった💦
ブルーの色落ちが汚くて💦Blueな気持ちになりました…
カラー当日は綺麗な青髪(ブルー)だったけど、色落ちで緑色になってしまった。
カメレオンみたいな緑色はお世辞にも綺麗とは言えません。
さらに、緑色の髪は対処が難しく簡単に直らないのです。
放置しても緑色が抜けない
ブリーチで色を抜くとチリチリに傷む
緑色の髪をなんとかしたいです💦
今回、色落ちで髪が緑色になった方に向けて記事を書かせて頂きました。
上記の内容を年間3500人のヘアカラーを担当するSENJYUチームが徹底解説します。
目次
↑期間は例です。
なぜ、青髪が色落ちすると汚い緑色になってしまうの?
色落ちで髪が緑色になる原因を知るために、青髪には「ブリーチが必須」な理由から解説します。
まず、黒髪の上から青(ブルー)の色素をを被せても、青髪になりません。
これは、黒い画用紙の上から青いクレヨンで絵を描いても分からないのと同じ理屈です。
色素を抜いて明るい髪にすれば、青髪(ブルー)に染めることができます。
ベースカラー(元の髪色)を16トーン以上の明るさにしないと鮮やかな青髪(ブルー)は再現できません。
そして、青髪にする際のベースカラーは「黄色」と言うことを覚えて下さい。
青髪(ブルー)に染める際は、ベースカラーの黄色が強くでない様に濃い青色の染料を沢山入れます。
カラー当日。
青の色素が強いので、ベースカラー(元の髪色)の黄色が目立つことはありません。
そして、ヘアカラーは月日と共に色落ちします。
ベースカラー(元の髪色)は変化ないので20%のまま
しかし、青の色素はシャンプーで色落ちするので「青色が80%」まで低下します。
青色の比率は下がりましたが、まだ青髪はキープ可能。
さらに、シャンプーで色落ちすると「青色が60%」まで低下します。
黄色と青色の差がなくなってきたので、青色ではなくなってきます。
さらに、シャンプーで色落ちすると「青色が40%」まで低下します。
黄色と青色の比率が縮んだので、髪が緑色になってきます。
さらに、シャンプーで色落ちすると「青色が20%」まで低下します。
黄色20%&青色20%と比率が拮抗したので「黄色+青色=緑色」の髪になります。
これが、色落ちで緑色の髪になる原因です。
よく分かりました!
青髪(ブルー)だけでなく、アッシュの色落ちで緑色になる場合もあります。
あの、黄色の色素を完全に抜いて白い髪にすれば、色落ちしても髪が緑色にならないってこと?
いえ、ブリーチには限界があるので、完全な白い髪にすることはできません。
ブリーチを繰り返し行っても、黄の色素を完全に抜くことはできないと思って下さい。
そのため、青髪(ブルー)にする時点で髪が緑色になるリスクがあるのです。
↑では青髪にする以上、色落ちの緑は避けられないってこと?
いえ、色落ちしても綺麗な髪色になるカラーをすれば良いのです!
まず、大前提としてブリーチで色素をしっかり抜きます。
補色を理解したカラーを行えば、色落ちしても綺麗な髪色にすることが可能です。
お互いの色を打ち消し合う色のことを補色(反対色)と呼びます。
黄色の補色(反対色)は紫色なので、紫色を入れると黄ばみを抑えることができると言われています。
しかし、これはあくまで理論的な話しでしかありません。
紫色は青の色素が入っているので、余計緑色になってしまう可能性があるのです。
え?そうなんですか?
ベースカラー(元の髪色)の補色ではなく、緑色にならない補色をしないと、結局緑色になってしまうのです。
↑ここを間違えてる美容師さんは多いかも?
ブルー+コントロールカラーを入れると、色落ちしても緑色にならないカラーにすることができます。
具体的に何色を入れるかは専門的な話になりすぎるので割愛します。
適切なコントロールカラーを混ぜることで、色落ちしても綺麗なグレーorベージュにすることができるのです。
そして、綺麗な青色をキープするためにカラーシャンプーの使用もおすすめです。
普通に考えればムラサキシャンプーですが、ピンクシャンプーでも綺麗な青髪をキープできる場合があります。
ムラサキシャンプーorピンクシャンプーどちらが良いか?担当美容師さんに相談してから使用しましょう。
あの、色落ちではなくカラー当日で髪が緑色になったんですけど💦
なるほど、それはブリーチに問題があった可能性が高いです。
ブリーチを行うと「黒→焦げ茶色→薄茶色→オレンジ→黄色→薄黄色」の順番で髪色が明るくなります。
ブリーチで髪色が抜けた「薄黄色」の上からブルーを入れると、綺麗な青髪になる訳です。
もちろん、ここまでは問題ない話し。
ブリーチが甘く、黄の色素が抜けきっていない状態でブルーと入れると問題が起こります。
ブリーチで髪の色素をしっかり抜くことができないと、黄色味が強い金髪になってしまうのです。
「黄色」が強く残っている髪に「青色」を被せると、どうなると思いますか?
「黄色+青色=緑色」になります!
ブリーチが成功しないと、綺麗な青髪(ブルー)の再現は不可能です。
緑色の髪を放っておくと、緑の色素が髪内部に残ってしまうので、早急に対処しましょう。
緑色の髪を放置し続けると、最悪ブリーチをしても直らない可能性もあります。
緑色の髪はどうやったら直るんですか?
SENJYUチームの「カラー失敗直し」であればダメージゼロで緑色の髪を消すことができます。
ブリーチを使用しないので、髪へのダメージはありません。
どれほど効果があるのか?Before・Afterをご覧下さい。
SENJYUチームのカラー落としは、通常のカラーのみ効果を発揮します。
カラーバター&ヘアマニキュアは落とせませんのでよろしくお願いします。
実は、近年「ある理由」で緑色の髪の対処が難しくなっているのです。
「ある理由」とは?
塩基性カラーとも呼ばれ、通常のヘアカラーと違って髪表面だけを染める効果があります。
ヘアカラーとカラーバターを併用すると、より鮮やかで綺麗な青色が表現可能になると言われます。
なぜですか?
髪のダメージが小さいほど色が入りやすい。
髪のダメージが大きいほど鮮やかな色を表現できる。
↑真逆の性質であることが分かります。
そして、青髪(ブルー)に染める方は、ブリーチの影響で髪が強く傷んでいる場合がほとんどです。
↑なるほど、この矛盾を解消するためにカラーバターを併用するのね?
その通り!しかし、通常のヘアカラーとカラーバターの併用は大きなデメリットが発生します。
ベースカラーが黄色の髪に青のカラーバターが残留すると、何色になると思いますか?
もちろん「緑色」です。
カラーバターの効果は髪表面を染めるだけに留まります。
しかし、通常のヘアカラーは髪表目のキューティクルを開いてしまうので、カラーバターの色素が髪内部まで浸透してしまうのです。
通常のヘアカラーと違って、カラーバターは対処が難しく簡単に落とすことはできません。
今度は、通常のヘアカラーとヘアマニキュアを併用したケースがあります。
酸性カラーとも呼ばれ、カラーバター同様に髪表面だけ染まります。
髪表面をコーティングしてくれるので、髪に艶をだす効果があります。
ヘアマニキュアの「艶がでる」点に着目して、通常のヘアカラーとヘアマニキュアを併用するケースもあるのですが、これはデメリットしかないと思います。
通常のヘアカラーはアルカリ性、一方ヘアマニキュアは酸性です。
アルカリ性と酸性は相性が悪く、お互いの効果を打ち消し合ってしまうのです。
結果、通常のヘアカラーとヘアマニキュアを併用すると様々なデメリットを引き起こすのです。
もはや悪いことしかないので、ヘアカラーとヘアマニキュアの併用はやめるべきと個人的に思っています。
一度染めたヘアマニキュアは、もはや落とすことができないので自然に落ちるのを待つしかありません。
本記事は「〇〇色+〇〇色=〇〇色」の様に、ヘアカラーを足し算or引き算のような例題を沢山だしてきましたが、これは一般の方に向けた例として解説しています。
実際、ヘアカラーは絵の具の様に単純なメニューではありません。
A・B・Cは全く同じ黄色30%
使用するカラー剤は青色100%
↑髪質だけそれぞれ異なるとします。
そして、髪質が異なると同じ色を入れても発色が異なるのです。
↑髪色は例です。
この世に同じ髪質は存在しないので、お客様1人1人に合わせたカラーをしないといけません。
ヘアカラーは文章では説明できないほど奥が深いと言う事実を、最後にお伝えさせて頂きました。
色落ちで緑色になった髪は簡単に直りませんので、美容院でのお直しをおすすめします。
カラー後、髪色でお悩みの方はSENJYUチームになんでもご相談下さい。
ラインよりお問い合わせください☺
毎日沢山の方からご連絡頂いているため
混雑時は返信が遅れますのでご了解ください
ご相談はお気軽に♪♪
SENJYUチームではインスタグラムにて最新の情報を配信しています。チェックしてみてください。
おすすめインスタグラムタイムライン
カテゴリー一覧から記事を探す
© 2016 SENJYUプロフェッショナルチーム
【掲載の記事・写真・イラストなどの無断複写・転載を禁じます】