デジタルパーマは髪質によって綺麗にかかったり、何度かけてもすぐ取れてしまう人がいます。
デジタルパーマのかかり具合は「髪質」が大きく関係しているのですが、全て髪質で決まる訳ではなくありません。
美容師さんの技術力でも、デジタルパーマのかかり具合は変化するのです。
もし、デジタルパーマがすぐ取れてしまった方でも、美容師さんを変えることで綺麗にかかる場合もあるのです。
今回は、年間1000人担当美容師SENJYUチームが、デジタルパーマがかかりやすいorかかりずらい髪の特徴を詳しく解説します。
美容師さん向けの内容も解説しますが、図解やイラストを使って解説するので、デジタルパーマに興味がある方はぜひ最後まで読んでほしいです。
目次
まずお伝えしたいことは、パーマの種類とパーマのかかりやすさは無関係です。
↑逆も然りで、デジパーがかかりずらい髪質だと、どんなパーマもかかりずらいと言うこと。
基本的に、どんなパーマでもパーマがかかるメカニズムは全て同じなのです。
と言うことで、本記事を読むと全種類のパーマがかかりやすさを知ることができると思って下さい。
では、ここからデジタルパーマがかかりやすい髪の特徴を詳しく解説します。
髪質以外にも様々なチェック方法があるのでご紹介します。
まず、髪が乾いている状態でカットラインをチェックします。
カットラインが綺麗に整っていれば問題ないのですが、カットラインが乱れているとパーマのかかりにも影響してしまいます。
例として
↑この状態でパーマをかけても綺麗なパーマは再現できません。
なんらかの要因でカットラインが乱れている場合は、カットラインを整えることから始めます。
髪質のチェックをする際は、絶対に髪が濡れている状態でチェックします。
髪質のチェックは、髪が乾いている状態で行っても意味がありません。
なぜなら、髪が乾いている状態だと本当の髪質が分からないからです。
例として、見た目がバサバサしていても実はしっかりした髪質だったり、見た目が艶髪でも実はボロボロのダメージ毛の可能性もあるのです。
一番大事なことは「髪にハリとコシ」があることです。
↑デジタルパーマは髪内部のタンパク質に作用して効果を発揮するので、タンパク質が足りないとパーマが綺麗にかかりません。
髪内部のタンパク質の有無は髪のダメージレベルで決まり、ダメージを受けた髪ほどタンパク質は減少していると思って下さい。
ブリーチ毛でも、縮毛矯正を繰り返し行った髪でも、髪を濡らしてもハリとコシがあればパーマがかかる可能性が高いのです。
ブリーチをしても、髪質がしっかりしている人っていますよね。
カットラインのチェックが終わったら、根本〜毛先の髪のダメージレベルをチェックします。
髪全体が傷んでいなくても、毛先だけ強いダメージを受けている場合があるのです。
生えてから期間が経っているも理由の1つですが、それ以上に「カット断面」があることがダメージの原因になります。
カット断面にはキューティクルがないので、外的刺激を弱くダメージを受けやすい部分です。
そのため、カット断面のある毛先はダメージに弱く、激しく傷んでいる可能性があるのです。
↑もし、毛先が傷んでいる状態で無理にパーマをかけると、毛先だけパーマがかからず、ダメージ悪化を招く恐れもあります。
以上のことから、毛先を少しカットすると綺麗にパーマがかかりやすくなります。
髪を切った際「カットの音がするか?」もパーマのかかり具合を判断する指標になります。
カットで髪を切る際、ハリとコシのある髪ほど「シャキシャキ」と言う音がします。
逆に、ハリとコシのない髪はカットしてもほとんど音がしません。
↑10分46秒〜
「シャキシャキ」と言う音がすれば、パーマがかかりやすい髪質です。
シザー(ハサミ)のカチンの音は無関係です。
↑9分38秒〜
あまり音がしない場合、パーマがかかりずらい髪質です。
後者の動画は「シャキシャキ」と髪を切る音がほとんどしませんね。
これは美容師にしか分かりませんが、ハリとコシのある髪は「スパン」と切れるのに対して、ハリとコシがない髪は「グニャ」と切れる感じがします。
くせ毛の人ほどパーマがかかりやすく、直毛ほどパーマがかかりずらい傾向があります。
しかし、パッと見ただけのくせ毛の度合いでは、でパーマがかかり具合は判断できません。
なぜなら、遺伝的な要素もパーマのかかり具合に大きく関係しているからです。
見た目が直毛でも、髪質&遺伝によってパーマがかかりやすい場合があるので、見た目のくせ毛で判断するのはNGです。
今の髪質だけでなく「過去の髪質」「親族の髪質」も聞いた上で、パーマのかかり具合を判断します。
髪が生えている箇所によってパーマのかかり具合が異なる場合もあります。
左右で髪質が大きく異なる場合もあるので、パーマのかかりやすい箇所を計算に入れてパーマをかける必要があります。
一般的に、右側の襟足、もみあげはパーマがかかりやすく、左サイドはパーマがかかりずらい傾向があります。
もちろん、人によってパーマがかかりやすいorかかりずらい箇所は異なります。
パーマがかかりずらい箇所は、スライス幅を薄くするなどして調節してパーマをかけます。
どんな美容師さんが担当しても、多少髪が傷んでいても、どんな薬剤を使用しても、パーマがかかりやすい髪です。全体の30%はこの髪質です。
パーマのかかり具合はケースバイケースで、技術力のある美容師さんが担当しないと綺麗にパーマがかからない場合が多いです。
技術力のある美容師さんが担当しても、強めにパーマをかけても、すぐ取れてしまう。非常にパーマのかかりずらい髪質と言えます。
↑年間1000人担当美容師SENJYUチームが導き出した統計です。
その他、パーマのかかりずらい髪の特徴ご紹介します。
髪質が太い、キューティクルの層が厚い髪質はパーマがかかりづらい傾向があります。
縮毛矯正をかけている髪は髪の構造が変わっているため、コールドパーマがかかりづらくなってしまう傾向があります。 しかし、デジタルパーマは問題なくかかると思って下さい。
ヘアアイロンを頻繁に使用している、縮毛矯正やヘアカラーを繰り返しおこなっている方は、タンパク変性で髪質が硬くなってしまい、パーマのかかりが悪くなってしまいます。
パーマがかかりずらい髪は、パーマを諦めるしかないのでしょうか?💦
いえ、状況によってパーマがかかりやすい髪にすることも可能です。
SENJYUチームはただパーマをかけるだけでなく、パーマがかかりずらい髪を、かかりやすい髪に導くメニューも提供しています。
例として
なるほど、どのメニューをすれば良いのでしょうか?
メニューの選定は美容師であるSENJYUチームが行うのでご安心下さい。
パーマのかかりやすいorかかりずらいは、今の髪質だけで決まらないんですね?
一見すると直毛でパーマがかかりずらい髪に見えても、髪の履歴を調べると「パーマがかかりやすい髪」かもしれません。
こうした、パーマのかかりやすさ&かかりずらさは、髪質診断をしないと分からない事実があるのです。
自分の髪はパーマがかかりやすい髪なのか?
それとも、なんらかの要因でパーマがかかりずらい髪なのか?
詳しく知りたい方は年間1000人のパーマを担当しているSENJYUチームになんでもご相談下さい。
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