美容室でヘアスタイルをオーダーする際に、
希望のスタイルを上手く伝えられないな…
と悩んでしまうことはありませんか?
それは、美容師が使用するヘアカットの種類を知らないから起こる悩みかもしれません。
美容師はやみくもにハサミを動かしているわけではなくお客様の
に合わせヘアカットの種類を選んでいます。
美容師が行うヘアカットの種類や特徴を理解することで、自分が理想とするヘアスタイルをオーダーしやすくなるかもしれません。
目次
今回は、美容師がよく使うヘアカットの種類と特徴を9つ紹介していきます!
セニングカットは、髪の量を調節したいときに使用するカット方法です。
「すきバサミ」「セニングシザー」と呼ばれる、刃がくしのような形をしているハサミを使用して行います。
どんな髪質、スタイルでも使用することが多いメジャーな技術です。
セニングカットの目的は、
髪の量が多い人ほどオーダーすることが多いセニングカットですが、むやみやたらとオーダーすることは危険なため避けましょう。
過度なセニングカットは、髪のパサつきや収まりの悪さにも繋がり、ヘアスタイルのバランスを壊してしまいます。
「髪の量が多いから困っている」と伝えた上で、一緒に最善策を考えてもらいましょう。
シャギーカットは、毛先の量感を減らしたいときに使用するカット方法です。
「すきバサミ」「レザー(髪の毛用のカミソリ)」を使用して行います。
シャギーカットは毛先を中心とした量感を調整することにすぐれていて、主に毛先の軽さや透け感を出す際に使用されます。
最近では毛先が軽い質感のヘアスタイルが好まれているため、使用頻度が高いカット方法です。
シャギーカットの目的は、
セニングカットとも似ているシャギーカットとの違いはなんでしょうか。
セニングカットとの違いは毛先だけに使用するか、全体にも使用するかという点です。
セニングカットは、髪の根元から使用することもできますが、シャギーカットは毛先中心に使用します。
スライドカットは、髪に束感や動きを出したいときに使用するカット方法です。
セニングカットやシャギーカットとは違い専用のハサミやカミソリは必要なく、髪を切るハサミをそのまま使用して行います。
スライドカットの目的は、
スライドカットと似たヘアカットの種類にセニングカットがありますが、大きな違いはツヤの有無です。
セニングカットは、毛束の中に短い髪を混ぜて髪の量を少なくする技術。
髪表面に短い毛が出てくるため、パサパサした見た目になります。
一方でスライドカットは、髪表面からは見えない部分にハサミを入れ髪を少なくする技術。
パサつきにくく、ツヤを残すことが可能です。
ボリュームは抑えたいけどツヤは失いたくない!
髪に動きや軽さを出したい!
という人にはおすすめのカット方法です。
多くの場合、髪を濡らしたウェット状態でカットを行いますが、ドライカットは髪が乾いた状態で行うカット方法です。
髪が濡れた状態でカットすると、髪を乾かしたときに癖が出たり、髪の動きが出しづらくなります。
ドライカットを行うと、これらの心配がなくなり正確性の高いヘアスタイルに仕上がります。
ドライカットの目的は、
ただし、乾いた状態の髪をカットすると、髪とハサミの摩擦が生じやすく毛先のダメージに繋がるリスクも。
リスクもあるカット方法であることから、状況に応じて使い分ける必要があります。
レザーカットは、髪の量を調節し柔らかい質感のヘアスタイルに仕上げるカット方法です。
「レザー」と呼ばれる、髪の毛用のカミソリを使用して行います。
現在はハサミを用いた「シザーカット」と呼ばれるカット方法が主流ですが、昔はレザーを用いた「レザーカット」が主流でした。
レザーカットの目的は、
毛先の量を削いで減らすことでハサミでは出せない軽さを出すことができます。
髪の量が多い人や硬い髪質の人にはおすすめのカット方法です!
でも、レザーカットをされるときに、ザクザクと音がして怖いです…。
髪は傷みませんか?
たしかに、ハサミと違い髪と触れる面積が多い分、毛先へダメージを与えることが懸念されます。
髪が傷むのかどうかは、レザーの切れ味と美容師の技量次第です。
レイヤーカットは、髪に段差を付けたいときに使用するカット方法です。
一般的に「段を入れる」と言われることが多く、ほとんどの場合はレイヤーカットのことを指します。
レイヤーカットの目的は、
特に、髪の量が多い人や、髪を巻くことが多い人におすすめです!
髪を巻くことが多い人にレイヤーカットをおすすめする理由は、簡単に手が込んでいるようなスタイルに仕上げられるからです。
レイヤーカットを用いると髪に段差が付き、毛先にずれが生じます。
毛先にずれがあることで、ワンカールに巻いただけでも全体的にカールがあるように見えるため、しっかりと時間をかけて巻いたようなカール感のあるスタイルになります。
ただし、髪質によってはハネやパサつきの原因になることもあるので、自分の髪質に合うのかどうかは担当の美容師に相談してみるのがいいですね。
ウルフカットは、レイヤーカットを用いたカットスタイルの一種。
髪の上部分とサイドの長さが短く、すそが薄くギザギザとしているスタイルです。
ウルフカットは他のヘアスタイルと比べて、
ことが特徴です。
髪の長さは変えたくないけど、今のスタイルに飽きてきたなあ…
まわりとヘアスタイルの差を付けたい!
という人にはおすすめのカット方法です!
チョップカットは、毛先に対し斜めにハサミを入れるカット方法です。
毛先をギザギザにすることで、毛と毛の間に隙間ができ、ほんの少し毛先に軽さを出すことができます。
チョップカットの目的は、
ぶつ切り状態の髪は重すぎると感じるけど、軽すぎるのも嫌だな…
と感じる人にはおすすめのカット方法です!
ブラントカットは、髪の毛に対して真横にハサミを入れるカット方法です。
カット後の毛先が真っ直ぐに整うことが特徴で、昔は「おかっぱ」と呼ばれるスタイルに用いられていました。
これだけ言うと「ブラントカットは古いスタイルなの!?」と誤解されてしまいそうですね。
現在はおしゃれなスタイルにはこのブラントカットがよく用いられます。
例えば流行りの「切りっぱなしスタイル」にはブラントカットが使用されています。
ブラントカットの目的は、
また、ブラントカットはスピーディーにカットすることができるカット方法です。
ブラントカットでスタイルを作ってから、セニングカットやスライドカットを用いて動きや柔らかさといった質感を足していく美容師もいます。
美容師は、上記で紹介した9つのヘアカットの種類を駆使しお客様の髪型を作っています。
これらのヘアカットの種類や特徴を知ることで
私は束間もツヤ感も欲しいからスライドカットをお願いしてみよう!
長さは変えたくないけど、飽きてきちゃったからウルフカットにしてみようかな!
と、ヘアスタイルのオーダー時に役立つこと間違いなしです!
美容師との意思疎通が上手くいき、理想とするヘアスタイルを手に入れられますように♪参考になれば嬉しいです。
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