質問です!ヘアアイロンを使うとカラーは色落ちしますか?
寒色系カラーはヘアアイロンで色落ちしやすいと言われています。
なぜ、寒色系カラーは色落ちしてしまうの?
色落ちせずヘアアイロンを使用する方法ってありませんかね?
では今回、年間5000人担当SENJYUチームが、ヘアアイロンでカラーが色落ちしてしまう原因を詳しく解説します。
そして、色落ちを防ぐ正しいヘアアイロンの使い方も併せて解説します。
目次
まず、ヘアアイロンを使用する以上、カラーは色落ちしてしまうと言われます。
しかし、顕著に色落ちするのは寒色系カラーである場合が多く、暖色系カラーは色落ちしずらい傾向にあります。
ではなぜ、寒色系だけ色落ちリスクが高いのか?
その原因をこの項目で詳しく解説します。
カラー分子の大きさは、髪への浸透具合が異なります。
単純な話で、分子の大きいほどカラーの浸透が悪くなります。
カラー色素は熱を受けるほど色落ちする性質があります。
寒色系カラーは分子が大きく浸透も悪いので、ヘアアイロンの熱の影響を受けやすく、色落ちリスクが高いのです。
では、暖色系はどうなのか?
暖色系カラーは分子が小さいので、髪への浸透しやすい傾向があります。
カラー分子が髪内部まで浸透すると、アイロンの熱の影響を受けずらいので、色落ちリスクも低めです。
結果、暖色系カラーはヘアアイロンで色落ちすることはほとんど無いと言うこと。
以上が、ヘアアイロンでカラー色落ちしてしまう原因でした。
100℃以上に熱せられたヘアアイロンを髪に当てる以上、寒色系&暖色系だろうと多少の色落ちは避けられないと思って下さい。
しかし、色落ちが避けられないと言っても、なにも考えず「ヘアアイロンを使っているだけ」だと、ますます色落ちを悪化させてしまいます。
つまり、ヘアアイロンによるカラーの色落ちは使い方次第とも言えるのです。
ここでは、色落ちリスクを上げてしまう「間違ったヘアアイロンの使い方」をご紹介します。
ヘアアイロンは高温に設定するほど髪をしっかり形状記憶できますが、代償として髪への負担も大きくなります。
熱による髪への負担は、カラーの色落ちリスクも上がるので、高温に設定するほど色落ちも早くなると思って下さい。
個人的な意見ですが、ヘアアイロンに200℃を超える設定温度は不要だと思っています。
髪が濡れた状態でヘアアイロンを使用すると、髪表面の水分が沸騰してしまいます。
これは、髪に熱湯をかけているのと同じ状態なので、髪に強烈な負荷がかかることになります。
そして、髪に負荷がかかるとカラーも色落ちしてしまうのです。
水の沸点は100℃なので、どんな高温に設定しても、髪表面の水分が100℃以上になることはありません。
しかし、ヘアオイル(油)の沸点は300℃以上なので、ヘアアイロンの温度設定を100℃以上にすると、髪表面のヘアオイルも100℃を超えてしまうことになります。
髪にヘアオイルを大量に付けた状態で高温のヘアアイロンを使用すると、髪を油で炒めているのと同じ状態になってしまいます。
そのため、ヘアアイロンを使用する前はヘアオイルの使用を極力控えましょう。
あの、美容室でヘアアイロンの使用前にヘアオイルをつけてもらったこと何度もあるんですけど?
決して、ヘアオイルを使ってはいけない訳ではありません。
↑ヘアアイロン使用前のヘアオイルは少量に留めておくと言うこと。
安価なヘアアイロンはコスパ重視で作られているので、低品質である可能性が高いです。
高品質なヘアアイロンは、髪を熱から守るためにプレートが加工されている場合が多いです。 しかし、安価なヘアアイロンのプレートは無加工な場合が多く、髪に負担だ大きいと言われています。
安価なアイロンは、温度の振り幅が大きく、髪に加わる熱が一定になりにくい傾向があります。 そのため、使用する箇所によって、上手くストレートにならない、またはカールにならない場合があります。
安価なヘアアイロンは、必要最低限の性能で作られているので、細かな使いずらさを感じる場合があります。
ここでは、色落ちリスクを軽減できる、正しいヘアアイロンの使い方をご紹介します。
ヘアアイロンの設定温度は、髪質別で使い分けましょう。
どんな髪質でも適正な設定温度は130~180℃だと思って下さい。
先ほども解説しましたが、200℃以上の設定温度は不要です。
ヘアアイロンを使う際に気をつけることは「早く」「優しく」扱うことです。
ストレートアイロンでを使用する際に気をつけるポイントは、髪を強く引っ張らないことです。
ストレートアイロンで髪を挟んだら、グイっと強く引っ張るのではなく、スルッっと軽く滑らせるように使用します。
髪に熱を当てる時間はミディアムが3~4秒
ロングが5秒と言った感じです。
ストレートアイロン同様に、髪を強く引っ張らないことを意識して使用しましょう。
コテも髪に当ててよい時間は5秒ほどです。
結論、ストレートアイロンの方が色落ちしやすいと思って下さい。
コテは片面にだけ熱を加える構造ですが、ストレートアイロンは両面のプレート(鉄板)で髪をはさんで、上下から熱を加えます。 両面から熱が加わる方が髪への負担も大きいので、ストレートアイロンの方が色落ちのリスクが高いのです。
ストレートアイロンは、髪を引っ張りながら使用します。 髪を引っ張る行為は髪に良くないため、コテ以上に負荷がかかり、色落ちの原因となるのです。
ただ、ヘアアイロンは使い方と品質によって色落ち度合いが決まるので「ストレートアイロン=色落ちする」と言う極端な考えはしない下さい。
とある記事にて
ヘアアイロンを高温に設定して髪に熱を与えると、染まったカラーが落とせます。
↑この方法は絶対にやめて下さい!
髪を高温で熱するとカラー色素だけでなく、髪自体も破壊してしまいます。
そのため、アイロンでカラーを落とす行為は、髪をボロボロにしてカラーを色落ちさせていることになります。
色落ちしても、代償として髪がチリチリに傷んでしまっては意味がありません。
そのため、色落ちさせるために高温のヘアアイロンを髪に当てるのは絶対にやめて下さい。
今日の要点を内容をまとめると、
どんな高品質なアイロンでも、髪に熱を与える以上色落ちリスクは発生します。
しかし、ヘアアイロンを間違った方法で使用し続けると、色落ちを加速させてしまう可能性があります。
綺麗な髪色を維持するためにも、ヘアアイロンの使い方には気を付けて下さい。
その他、髪に関するお悩みはSENJYUチームになんでもご相談下さい。
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