最近では酸熱トリートメントが人気ということもあり、「髪質改善」という言葉が知られてきています。
髪質改善といえば、最近少しづつ認知度を上げているのが「ケミカレーションスリーク」という技術です。
ケミカレーションスリークは、トリートメントというよりも「縮毛矯正」のようなイメージ。長持ちするため、髪のクセや広がりに悩んでいる人にピッタリの技術なんです。
今回、年間5000人担当SENJYUチームが、ケミカレーションスリークがどんな技術なのか、詳しく解説させて頂きます。
また、他のメニューとの違いや、髪質別の相性まで、詳しく解説します。
目次
ケミカレーションとは、「ケミカルオペレーション(科学操作)」の略語・造語になります。
スリーク(sleek):なめらかな・ツヤのある
出典:Weblio英和辞典 https://ejje.weblio.jp/content/sleek
全国の美容師たちが研究に研究を重ねた結果、生み出された髪質改善の技術です。
お客さんの髪質に合わせて、薬剤を使いこなすことが大切なんです。
トリートメントとは違うの?
施術をすることでクセがなくなるため、トリートメントのように見えますが、一般的なトリートメントとは違います。
どちらかといえば「縮毛矯正」に近いイメージなので、次の項目でケミカレーションについて説明しますね。
ケミカレーションスリークは、トリートメントというよりも縮毛矯正に近いイメージです。
その仕組みについて見ていきましょう。
※この手順の中に、さまざまなタイミングで処理剤を施します。
施術の内容は縮毛矯正と似ていますが、アルカリ性・酸性の薬剤を使いこなす必要があるので、豊富な薬剤の知識が必要です。
また、施術の流れや手順、使用する薬剤なども美容師によって多種多様。
それぞれの美容師が研究を重ねながら取り組んでいるのです。
縮毛矯正との違いって何ですか?
いい質問ですね。縮毛矯正との違いは「髪内部の状態」なんです。
縮毛矯正はアルカリ性の薬剤を使用していることから、髪内部もアルカリ性に偏るのが特徴です。
アルカリ性に偏った髪内部はキューティクルが開いてしまうのが難点。そのため、髪のパサつき・枝毛といった髪の傷みが出やすくなるデメリットがありました。
ケミカレーションスリークはアルカリ性に寄らないため、キューティクルが開きにくく、ダメージが少なく済むのがメリットです。
薬剤は美容師の施術のやり方や、お客さんの髪の状態で変わりますが、弱酸性〜中性が多くなっています。
ケミカレーションスリークってどんな人におすすめなの?
分かりやすくいうなら「くせ毛で悩んでいる人」「髪を扱いやすくしたい人」におすすめです。
特におすすめしたいのは、画像のようなエイジング毛に悩んでいる人。
エイジング毛は加齢によって起こるクセのことで、10〜20代の頃に比べて髪表面にパヤパヤした毛が増えてきます。
加齢によるクセやうねりは縮毛矯正でキレイにするのが難しいもの。
逆に毛羽立ってしまったり、毛が硬くなる可能性も考えられるのです。
そこで、エイジング毛にケミカレーションスリークをやってみた結果がこちら。
表面のパヤパヤした毛やうねりが落ち着き、手触りの良い髪になりました。
だからこそ、50代〜60代の方でエイジング毛に悩んでいる場合は、ケミカレーションスリークがおすすめとなっています。
この画像の方は60代の女性。年齢に関係なく、美しい髪に仕上げることができます!
また、ブリーチなどの強い薬剤のダメージで髪が広がっている人にもおすすめ。
ゴワゴワしたブリーチ毛を、扱いやすくてまとまりの良い髪に仕上げます。
その他にも、生まれつきのクセ毛で悩んでいる人や、髪を扱いやすくしたい方にもおすすめです。
扱いやすい髪に仕上げることで、忙しい朝の準備も手軽になった!と喜んでいただいてます。
最近では「酸性ストレート」というメニューも広がってきていますね。
酸性ストレートとは、酸性の薬剤を使用した縮毛矯正のような技術です。
縮毛矯正よりも、さらに髪のダメージが少なく済む点が大きな魅力と言えます。
酸性の薬剤を使った技術が「酸性ストレート」ですが、ケミカレーションスリークは、さらにいろんな薬剤を駆使しているため、よりしっかりとクセを伸ばすことができます。
その分、薬剤の知識が必要と思って下さい。
つまり、ケミカレーションスリークって何がいいの?
ケミカレーションスリークの良いところは「クセがなくなる」のがポイント。メリットを紹介する前に、実際にBefore→Afterを見ていきましょう。
カットと組み合わせることで、より手触りの良い髪に近づけることができます。
そんなケミカレーションスリークのメリットはこちら。
これまでのメニューよりもダメージが少なく、クセをとって長持ちできる技術なのです。
仕事や育児が忙しく、なかなか美容室に行けないという人にもおすすめです。
SENJYUの髪質改善とは何が違うの?
そこは気になるポイントですよね。実は、SENJYUの髪質改善とケミカレーションスリークは全く違うものなんです。
SENJYUの髪質改善とケミカレーションスリークの違いを簡単にまとめるとこのようになります。
SENJYUの髪質改善:トリートメント
ケミカレーションスリーク:縮毛矯正
使う薬剤や処理の仕方、髪質改善の仕組みなどが異なるため、全く別の技術と言えるのです。
ケミカレーションスリークってデメリットはないの?
いえ、どんな技術でも完璧ということはありません。ケミカレーションスリークにもデメリットがあります。
ケミカレーションスリークのデメリットはこちら。
ケミカレーションスリークは、さまざまな薬剤を使う分、薬剤処理によるダメージは完全には防げないのがデメリットです。
手順が多いこともあり、ケミカレーションスリークのみで3時間半〜ほどの時間が必要になります。
さまざまな薬剤の知識が必要になるため、メニューに取り入れている美容師が少ないのも難点です。
ケミカレーションスリークができるサロンを探すのが大変なんだね…。
そうなんです。サロンによっては「髪質改善ストレート」のような名前で提供しているので、酸熱トリートメントなのか、ケミカレーションスリークなのかしっかり見極める必要があります。
この記事では、髪質改善の1つである「ケミカレーションスリーク」についてご紹介しました。
本来、薬剤を使うことでダメージが生まれますが、その薬剤をうまく使って手触りを良くしよう!という技術がケミカレーションスリーク。
さまざまな薬剤を使うため、全国の美容師が試行錯誤しながら日々研究している新しい技術です。
これからも進化し続ける技術ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
SENJYUチームは、ダメージゼロでくせを伸ばす「髪質改善」を提供しています。
本記事で解説した、ケミカレーションストリークとは無関係です。
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