白髪があってもアッシュカラーにできるの?
白髪も染めれて透明感あるヘアカラーにしたい。
このようなお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか?
実はアッシュカラーは、数ある色味の中でも表現するのが難しいのです。
しかし、明るさや過去のヘアカラー履歴によって、白髪染めをしている方でも透明感あるオシャレなアッシュカラーにすることが可能です。
この記事を読めば、白髪染めをしていても理想のアッシュカラーにできる方法がわかるので、担当の美容師さんに希望のヘアカラーをオーダーしやすくなるはずです。
今回、年間3500人のカラーを担当するSENJYUチームが、白髪染めでも透明感あるアッシュカラーの再現方法を詳しく解説します。
また、アッシュの特徴や良い点・注意点などもあわせて解説します。
目次
どの年代からも支持され続けている、くすみのヘアカラー”アッシュ”とは、オレンジや赤とは反対色の寒色系統の青やグレーのことを指します。
派手すぎず上品で透明感がある色味なので、美容室でもオーダーされる方はとても多く、たくさんのカラーバリエーションがあります。
しかし、おしゃれ染めとは異なり、白髪染めの薬剤には白髪を染めるためにブラウンが必ず配合されています。
そのため、アッシュの青やグレーの色味が濁って分かりにくく、白髪染め単品で全体を染めると仕上がりは透明感に欠ける”アッシュブラウン”となります。
思っていた仕上がりとは程遠かった…
という経験をされた方も多いのではないでしょうか。
透明感溢れるアッシュカラーを希望するのであれば、アッシュ系の白髪染め単品だけで、全体を染めるのはあまりおすすめはしません。
おしゃれ染めと白髪染め、双方とも同じ酸化染毛剤に属していて、アルカリの力でキューティクルを開き、過酸化水素と染料を髪の毛の中に定着させて染毛します。
しかし、双方の薬剤には大きく異なる点が3つあります。
以上の様に、同じ酸化染毛剤でもおしゃれ染めと白髪染めは異なる薬剤なのです。
したがって、同じアッシュ系の色味で染めても仕上がり具合は異なってきます。
白髪染めとおしゃれ染めの薬剤の違いをしっかりと理解して、理想のヘアカラーを楽しみましょう。
おしゃれ染めはブラウンが配合されておらず色味だけの薬剤です。また、明るさの選択肢が多く色味も綺麗に発色する点が最大の特徴です。
現在白髪染めを繰り返している方でも、毛先が褪色していて8〜10トーンぐらいまで明るくなった髪の毛であれば、アッシュカラーにできる場合が多いです。
具体的には、根元は白髪染めを使用して毛先はおしゃれ染めで髪の毛のオレンジ味や赤味をなくし、綺麗なアッシュカラーにする方法です。
白髪染めはブラウンに色味を足して作られている薬剤ですが、どうしてもおしゃれ染めに比べて透明感に欠けてしまいます。
白髪があるけど、透明感が欲しいので白髪染めではなくおしゃれ染め単品で全体を染めたい。
と思いますが、黒のメラニン色素が無い白髪をおしゃれ染めのアッシュで染めるべきではありません。
なぜなら、アッシュは青色の染料が多く配合されているんので、白髪をおしゃれ染のアッシュで染めると、白髪の部分だけ染まらない場合があるからです。
以上のことから、白髪を染めるには必然的にブラウンが必須なのです。
しかし、明るい白髪染めが世の中に徐々に浸透してきてきた現在、白髪染めとおしゃれ染めを混ぜて白髪をぼかしながら明るく染める方法もあります。
ですので、担当の美容師さんに白髪にも色を入れつつ透明感あるアッシュにしたい旨をカウンセリング時に伝えて仕上がりを共有しておくことをおすすめします。
毎日数ミリずつ伸びてくる白髪を染めるために、ほとんどの方が白髪染めをしていると思います。
しかし、おしゃれ染めから白髪染めに変えてから理想のヘアカラーにできていない方も多くいるのではないでしょうか。
白髪染めでも、計画的にヘアカラーをしていくと透明感あるアッシュカラーにすることは可能です。
それでは、白髪染めでも透明感あるアッシュにできる方法を解説していきます。
オレンジ味や赤味を消して綺麗なアッシュにするためには、日本人の髪の毛の中に含まれている赤褐色のユウメラニンを減らす必要があります。
それに加えて、現在白髪染めを繰り返していて毛先が暗い方は、白髪染めの濃い染料を毛先から減らさなくてはならないのです。
では、現在白髪染めで染めている明るさを2パターンに分けてそれぞれ方法を解説していきます。
白髪染めの濃い染料は、毎日の洗髪や紫外線などの外的刺激によってダメージを受けて段々と減ります。
よって、髪の毛も明るく褪色していきます。
しかし、5~7トーンぐらいの地毛に近い明るさの白髪染めの濃い染料が入っていると、明るく褪色するまでに長い期間を要します。
ヘアカラーは、ダメージレスの薬剤で染めても多少なりとも髪の毛はダメージを受けます。
そのため、自然と毛先が8トーンぐらいの明るさに褪色するのを待つのをおすすめしますが、おしゃれ染めで少しずつ明るくできる方法もあります。
その工程は、毛先をおしゃれ染めの明るめのアッシュ系で繰り返し染め続けることで、徐々に赤みが減って少しずつ理想のアッシュカラーに近づいていきます。
現在白髪染めで全体を暗く染めてる方が、透明感のあるアッシュカラーにするには計画的に進める必要があるのです。
決してセルフカラーではなく、プロの美容師に相談しましょう。
現在白髪染めで全体を明るめに染めている方は、毛先が8トーン以上の明るめの茶色に抜けていると思います。
その場合、綺麗なアッシュを発色させるベースが整っているので透明感あるアッシュに仕上がりやすいです。
髪質によって、赤の色素多い髪の方もいます。
そのため、1回のヘアカラーでは頑固な赤みを打ち消すことができず、オレンジ味や赤味が残ってしまう場合もあります。
その場合も諦めるのではなく、何ヶ月間か同じアッシュの色味で染め続けていると徐々に綺麗なアッシュカラーに近づいていきます。
逆に、人より赤の色素が少ない方は、一回で綺麗な発色がでますが、色落ちが早く黄色っぽく抜けやすいです。
前回のヘアカラーで暖色系をしている場合も同じで、暖色系の色素が髪の毛の中に残っていると、1回で綺麗なアッシュにするのは難しいでしょう。
数回アッシュの色味を重ねて、こつこつと綺麗なアッシュカラーになるように育てていくのです。
ブリーチ(脱色剤)と聞くと、髪の毛のダメージが気になると思います。
しかし、全体をブリーチしなくても部分的に明るくするだけで、髪の毛全体が自然に明るく見えるようになりま す。
この技術を「ハイライト」と言います。(メッシュと言う場合もある)
工程としては、ブリーチを使用して部分的に明るくしたら、根元は白髪染めを使用し、毛先をおしゃれ染めのアッシュ系の色味で染めていきます。
そうすると、ハイライトを入れて明るくなった箇所は綺麗なアッシュが発色し、その他の髪の毛もオレンジ味が消えるので、全体的に綺麗なアッシュカラーに仕上がります。
ハイライトを入れる箇所と量によって、仕上がりや色が落ちた時の印象が異なるので、希望するヘアスタイルを美容師さんに伝えておきましょう。
また、気になるダメージに関しては、ケアブリーチ(ダメージを防ぐ薬剤)を取り扱っている美容室も多くあるので、来店する前に1度ケアブリーチを取り扱っているのか問い合わせておくと安心です。
「これからアッシュカラーにしようかな」と考えている方は、アッシュカラーの良い点と注意点が気になるのではないでしょうか。
それでは、白髪染めアッシュカラーの良い点と注意点を解説していきます。
白髪染めアッシュカラーの最大の良さは、アジア人特有の髪の毛の赤みを打ち消して、外国人のような透明感溢れるヘアカラーにできる点です。
白髪染めは、ブラウンが配合されていることによって印象が重たくなりがちですが、計画的にアッシュの色味で染め続けると抜け感のあるヘアカラーに仕上がります。
また、髪の毛全体を明るくしてハイトーンなアッシュにすれば白髪とのコントラストが低くなるので、白髪が目立ちにくくなります。
明るさによりますが、肌が白く見える効果もあります。
白髪染めは、白髪を染めるためのブラウンと色味の染料で構成されています。
アッシュ系の色味の薬剤は赤みの配合が少ないので、やや白髪が染まりにくい注意点があります。
白髪を明るくぼかして染める場合は問題ないですが、ある程度白髪に色を入れたければ根元の明るさは8トーンまでにしておきましょう。
白髪がしっかり染まり、色味もしっかりと発色するベストな明るさが8トーンぐらいまでです。
また、アッシュのような寒色系は暖色系の白髪染めに比べて染めてからの色落ちが早い点も注意しましょう。
本記事では、白髪染めでも透明感溢れるアッシュにする方法をアッシュの特徴や良さ・注意点を含めながら解説しました。
白髪染めをしていても、プロセス次第で理想のヘアカラーにできます。
何歳になっても若々しく、ヘアカラーを楽しみたいですよね。
白髪が原因でカラーが制限されるのは非常にもったいないです。
担当の美容師さんに相談しながら自分に合った色味のヘアカラーを見つけましょう。
カウンセリングでのご来店可能^^
ラインよりお問い合わせください☺
毎日沢山の方からご連絡頂いているため
混雑時は返信が遅れますのでご了解ください
ご相談はお気軽に
カテゴリー一覧から記事を探す
© 2016 SENJYUプロフェッショナルチーム
【掲載の記事・写真・イラストなどの無断複写・転載を禁じます】