白髪ぼかしハイライトは、白髪染めを使わずに白髪を馴染ませるカラー方法。
白髪染めにありがちな暗い・色の選択肢が少ないといったデメリットを解消できるとして、白髪に悩む女性から注目を集めています。
ところがまだ登場して間もない技術なので、
2回目以降の施術はどうなるの?
毎回ハイライトを入れないといけないの?
と疑問や不安を感じる人も多いと思います。
本記事では年間3500人のカラーを担当するSENJYUチームが、白髪ぼかしハイライトが伸びた後はどうなる?デメリットがあるって本当?といった疑問について解説します。
美容師 森越
白髪ぼかしハイライトに興味がある人はぜひ参考にしてください。
目次
白髪ぼかしハイライトとは、
この2つの特徴を取り入れたカラー技術のこと。
白髪染めほど暗く濃い染料を用いないため、明るさや色味のバリエーションはおしゃれ染めと同じくらい豊富です。
メリットは、根元が伸びてきたときに境目が目立たない・白髪が悪目立ちしないこと。
ただしデメリットとして、ハイライトを入れることによるコスト負担やダメージ・手入れの難しさもあります。
条件次第では白髪染め以上に満足感を得られるカラー方法ですが、向いている人を選ぶので万人受けするメニューとは言えません。
デメリットを知らずに施術を受けると失敗の可能性も高まります。
美容師 森越
白髪ぼかしハイライトには、メリットだけでなくデメリットもあると知っておきましょう。
白髪ぼかしハイライト後の髪はどのように変化していくのか知っていますか?
美容師 森越
経過に合わせた変化を詳しく解説していきます。
根元が伸びてくると白髪が目立ってきます。
白髪染めと比べれば目立ちづらいですが、やはり白髪の存在は気になるもの。
施術後5ヶ月目までは、伸びてきた白髪部分を白髪ぼかしカラーを利用して淡く色付け馴染ませます。
また、ハイライト部分はブリーチを利用しているので色落ちが早い傾向。
黄色く派手に褪色しているので、上から色を被せて黄みを抑える必要があります。
白髪ぼかしハイライトから1〜5ヶ月は、ハイライトのリタッチは行わずに伸びてきた白髪を馴染ませる方法で白髪の存在感を和らげます。
しかし、3ヶ月目あたりから最初に入れたハイライト部分が下に下がってくるので、根元付近と毛先部分の髪色に差が現れるように。
ハイライトを入れていない部分の髪は赤みが強く出る傾向にあるので、根元と毛先の色が違うと感じることも。
白髪ぼかしハイライトは入れた直後はきれいですが、施術後3〜5ヶ月にはスタイルがどんどん崩れてしまいます。
確かに白髪は馴染んでるけどなんかきれいじゃないかも…。
と不満を抱える人も少なくありません。
施術から6ヶ月経つとハイライトを入れた部分・入れていない部分の色の差が著しくなるので、ハイライトを再度入れる必要があります。
リタッチで済むのか、全体を入れ直す必要があるのかは人によって違います。
どちらであっても毛先に入れたハイライトに繋がるよう根元にハイライトを入れる必要があるのですが、正確に繋げることはできません。
そのためよく見るとハイライトがズレていると感じることも。
また、毛先のハイライトに合わせてリタッチするため、毛先のハイライトが太いから細くしたいなどスタイルチェンジが難しい傾向です。
白髪ぼかしハイライトのリタッチ方法として挙げられるのは2つ。
美容師 森越
それぞれのリタッチ方法は誰でもできるのか、方法についても解説します。
根元部分の白髪ぼかしリタッチは、白髪が伸びた部分のみに薬剤を塗布するやり方です。
技法としては通常の白髪染め・おしゃれ染めと同じ。
伸びてきた部分のみに薬剤を塗布するだけの簡単な内容なので、美容師なら誰でも施術可能です。
美容師 森越
ただし薬剤の配合量を間違えると、塗布ができても白髪に色が全く入らないリスクもあります。
塗布技術は難しくないものの薬剤選びはかなり難しく、美容師なら誰でもできるという訳ではありません。
失敗のリスクを避けるためにも、施術を受ける際は白髪ぼかしカラーの知識をもった美容師にお願いするようにしましょう。
白髪ぼかしハイライトのリタッチは、毛先に合わせて新たに根元へハイライトを入れるやり方です。
根元部分へのリタッチと違い、高度な技術力・薬剤知識が求められるので、美容師なら誰でもできるわけではありません。
ハイライトをリタッチできるかどうかは、美容師に、
で決まります。
伸びてきた部分にハイライトを入れるには、毛先に入ったハイライトをなるべく正確に拾い根元と毛先を繋げる必要があります。
美容師 森越
ハイライトはランダムに入っているため、正確に拾うのは難易度高めです。
若い世代向けのハイライトは太いハイライトが数本入っている程度なので、比較的リタッチの難易度は低め。
一方大人女性の場合太いハイライトだと派手に見えてしまうため、細いハイライトをたくさん入れます。
ランダムに入れることで馴染みが良く自然な仕上がりになるものの、正確に拾いづらくなりリタッチがかなり難しくなってしまうんです。
そのため技術力・経験値が少ない美容師だと正確にリタッチができず、仕上がりがまだらになるリスクが高まります。
ハイライトを入れる際にはブリーチを使用します。
根元が明るく毛先が暗い逆プリン状態にさせないためには、薬剤の絶妙なパワーバランスが必須。
ただし髪の状態に合ったピッタリな調合にするのはかなり難易度が高め。
誰にでもできることではありません。
間違ったパワーの薬剤で施術すると、リタッチした部分だけが明るく褪色し逆プリン状態になることも…。
薬剤のパワーコントロールができない美容師の施術だと、逆プリンのリスクが高まるため注意が必要です。
リタッチに関する技術がなく施術を断られた場合、無理にお願いしてはいけません。
美容師 森越
できないものをやろうとすれば、失敗リスクが大きくなります。
リタッチができないと来店後に言われた場合は、
どちらかの方法で対処しましょう。
無理に施術を行うと、
といったトラブルに繋がる可能性がかなり高まります。
なんとか白髪を馴染ませたいという気持ちもわかりますが、リスクを考えると強行突破は非常に危険です。
再度白髪ぼかしハイライトができる美容師を探しましょう。
白髪ぼかしハイライトのリタッチを断られたら、おしゃれ染めリタッチで応急処置してもらいましょう。
おしゃれ染めは白髪には色付けられないけど、黒髪を明るくできます。
白髪・黒髪のコントラストがやや弱まるので、染めない場合と比べると白髪の目立ち具合はやや落ち着くでしょう。
ただし、白髪と黒髪の割合が同じもしくは黒髪の方が多い場合に限り有効という条件付きなので、誰にでも有効ではありません。
美容師 森越
あくまでも応急処置として考えてくださいね。
実際に美容室へ行ってからこのようなトラブルが起こると「どうしたらいいんだろう」って焦ってしまいますよね。
今回は最悪のケースに対する対処法を紹介しましたが、事前にトラブルを回避できるよう対策は必要です。
思わぬトラブルに遭わないよう、初回の白髪ぼかしハイライト時には今後もずっと任せられる信頼できる美容師を選ぶことが大切。
SNSやホームページを確認して、自分と相性が合いそうか・信頼できるかを判断しましょう。
白髪ぼかしハイライトは他のカラーと比べると、施術後のメンテナンス方法がやや違います。
美容師 森越
カラー・ヘアケアのメンテナンス方法を紹介しますね。
白髪ぼかしハイライトのメンテナンスは、
という流れになります。
ハイライトは毎回入れる必要はありません。
ハイライトを再度入れるタイミングは、根元が伸びて毛先との明るさ・色の差が気になったとき。
個人差はありますが大体6ヶ月前後になるでしょう。
ただ伸びてきた根元は1ヶ月〜1ヶ月半に一度白髪ぼかしカラーを活かして色を付ける必要があります。
どちらのメンテナンス方法も技術や知識がないと成功しない高度な技術なので、慎重に美容師を選んでくださいね。
白髪ぼかしハイライトはブリーチを用いているので、通常のカラーと比べると色持ちが悪い傾向です。
褪色が早い髪をなるべく長く染めたてのきれいな状態をキープするために、
などのヘアケアへの工夫が必要です。
美容師 森越
特に毎日使うシャンプー選びは色持ちを左右するので重要。
美容師 森越
必ず自分の髪に合った洗浄力のものを使いましょう。
洗浄力が強いと髪表面のキューティクルを開いてしまうので、色味が抜け出てしまいやすくなります。
髪の状態に合ったマイルドな洗浄力のアイテムを選ぶよう意識してみてくださいね。
美容師 森越
自分に合うものがわからない人は美容師に相談してみるのもおすすめです。
白髪ぼかしハイライトは、白髪染めや白髪ぼかしカラーにないメリットを兼ね備えた技術。
透明感ある色味・明るさのある髪に仕上がるので、白髪ぼかしハイライトの方が向いている人もいると思います。
一方で褪色後に派手になる・メンテナンスが大変といったデメリットもあるため、誰にでも合うとは言えません。
白髪ぼかしハイライトのリスクが気になる人には、やさしい脱白髪染めをおすすめします。
やさしい脱白髪染めならハイライトを入れる必要がないので、髪・施術時間・コスト負担が少なめ。
向き・不向きがはっきり分かれず誰にでも合うカラー技術なので、気軽に挑戦しやすいメニューなんです。
美容師 森越
年間3500人のカラーを担当するSENJYUチームにぜひご相談ください。
白髪ぼかしハイライトが伸びてからのカラー方法は、
といった6ヶ月サイクルで行います。
根元が伸びるとハイライト部分が下に下がってくるため、根元と毛先の明るさ・色の差が目立つように。
このタイミングでハイライトを入れ直す必要があります。
ただ、ハイライトのリタッチはかなり難易度が高い高度な技術。
毛先のハイライトに対して正確にリタッチすることはできないので、ムラになりやすい・美容師でもできない人が多いなどのリスクが目立ちます。
メリットもあるけど同じようにデメリットも存在するため、事前に信頼のできる美容師をリサーチするようにしましょう。
美容師 森越
SENJYUではデメリットの少ないやさしい脱白髪染めをおすすめしています。
やさしい脱白髪染めをしてから白髪ぼかしハイライトに移行することもできますよ。
まずは一度SENJYUチームに白髪のお悩みをお聞かせくださいね。
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