カラーの色持ちをよくする「カラートリートメント」ですが
カラートリートメントの使用を嫌がる美容師さんがいることをご存知でしょうか?
実際、カラートリートメントを使用して美容院に行くと「対応不可能」と門前払いされてしまう可能性もあるほど。
なぜ、カラートリートメントは使ってはいけないの?
いえ、決してカラートリートメントを使ってはいけない訳ではありません。使うタイミングに注意点があるのです。
今回は、年間5000人担当美容師SENJYUチームが、美容師がカラートリートメントの使用を嫌がる理由を詳しく解説します。
目次
結論「通常のヘアカラー&白髪染め」を行なっている人がカラートリートメントを使用すると、美容師さんが嫌がる可能性があります。
一般的なヘアカラーのことで「アルカリカラー」とも呼ばれています。
カラーバター、ヘアマニキュアなど、特殊なヘアカラーでない場合、通常のヘアカラー&白髪染めだと思って下さい。
私は通常のヘアカラーで染めていますけど、それとカラートリートメントの使用がどう関係しているんですか?
まず、大前提として覚えてほしいことは
↑ことです。
通常のヘアカラーは、髪内部にカラー色素を浸透させないと、髪を染めることができません。
もし、先にカラートリートメントをすると髪表面がコーティングされてしまうので、通常のヘアカラーの浸透を阻害してしまうのです。
つまり、カラートリートメントをした直後に、通常のヘアカラーをすると、上手く効果を発揮でいないってことですか?
その通りです。もし、通常のヘアカラーの効果を発揮させるならば、カラートリートメントが落ちてからでないと意味がありません。
カラートリートメントをした直後に美容院に行っても、ヘアカラーの施術を断られる可能性が高いです。
そのため、美容院で通常のヘアカラーをする場合は、2〜3週間前にカラートリートメントの使用をやめましょう。
あの、カラートリートメントが落ちていない状態でヘアカラーをすると、どうなるんですか?
カラートリートメントの上から強引に髪を染めると、変な色に染まったり、色ムラになってしまう可能性があります。
カラートリートメントが残留した状態で通常のヘアカラーを行うと、残留色素とヘアカラーの色素が混じり合うことで、不自然な髪色になってしまう可能性があります。
さらに、カラートリートメントでコーティングされている状態だと均一に染まりづらく、色ムラになる可能性も高いのです。
通常のヘアカラーであれば、ブリーチ&ライトナーを使えば落とすことができます。
しかし、カラートリートメントはブリーチ&ライトナーで落とすことができず、不自然な色、色ムラになってしまったら、しばらくその状態が続いてしまいます。
なぜ、ブリーチ&ライトナーでカラートリートメントを落とせないのですか?
アプローチする部分が違うからです。
まず、ブリーチ&ライトナーは、髪内部の色素を落とすことはできますが、髪表面に付着したカラーを落とすことはできません。
結果、カラートリートメントをした後にブリーチ&ライトナーを使っても、色を落とすことができないのです。
↑あの、カラートリートメントを落とす薬剤ってないんですか?
残念ながら、カラートリートメント落とし専用の薬剤は存在しません。
一部の美容師さんは、裏技的な方法でカラートリートメントを落としている場合もありますが、それでもしっかり落とすのは難しいとされています。
つまり、カラートリートメントで髪を染めると、自然に色落ちするまで待たないといけないのです。
通常のヘアカラーをする前にカラートリートメントを使用すると
以上が、美容師さんがカラートリートメントを嫌がる理由なのです。
ただ、注意してほしいことは、決してカラートリートメントを使用してはいけない訳ではありません。
使うタイミングを気を付ければ、カラートリートメントを使用しても問題ないのです。
ここでは、通常のヘアカラー&白髪染めの支障がでないカラートリートメントの使い方をご紹介します。
カラートリートメントが色落ちした後であれば、通常のヘアカラーに支障をきたすことはほとんどありません。
カラートリートメントは、早ければ2〜3週間前ほどで色落ちします。
そのため、美容院でヘアカラーをする人は、2〜3週間前に、カラートリートメントの使用を控えましょう。
美容師さんに、カラートリートメントを使っている有無を伝えると、それに合わせてカラー剤の調合を変えることができるので助かります。
色落ちした後でも、美容師さんにカラートリートメントを使っていた有無を伝えてほしいです。
カラートリートメントを長期間使用すると、少しずつ髪内部にも浸透してしまうと言われています。
先述の通り、カラートリートメントを落とす薬剤は存在しないので、カラートリートメントが髪内部まで浸透すると、落とすのは実質不可能。
そのため、美容院で定期的にヘアカラーをしている人は、長期間カラートリートメントを使用するのは避けてほしいです。
以上の点を意識すれば、カラートリートメント&通常のヘアカラーどちらも効果をできて、綺麗な髪がキープできるはずです。
結論、美容師さんがカラートリートメントを嫌がるかどうかは、使うタイミングと使う方法が大きく影響しています。
正しい使い方をして、美容院に行く2〜3週間前に使用を控えれば、美容師さんが嫌がることはないはず。
本記事を参考にして、ヘアカラーを楽しんで頂ければと思います。
その他、ヘアカラーに関して分からないことがあれば、SENJYUチームになんでもご相談下さい。
ラインよりお問い合わせください☺
毎日沢山の方からご連絡頂いているため
混雑時は返信が遅れますのでご了解ください
ご相談はお気軽に
カウンセリングでのご来店^^
SENJYUチームではインスタグラムにて最新の情報を配信しています。チェックしてみてください。
おすすめインスタグラムタイムライン
カテゴリー一覧から記事を探す
© 2016 SENJYUプロフェッショナルチーム
【掲載の記事・写真・イラストなどの無断複写・転載を禁じます】