今回は「湯シャン」に関する気になる疑問を解説します。
そもそも、シャンプーを使わない湯シャンをする意味はあるのか?
疑問に思う方もいますが、湯シャンをすることで頭皮が良くなる人もいるのです。
さらに、普段使用しているシャンプーとの相性を知ることができるほど。
メリットもある湯シャンですが、正しい方法で行わないと上手く効果を発揮できないので注意が必要です。
もし、間違った方法で行うと、頭皮がベタついたり、臭いの原因になってしまう可能性もあるほど。
年間5000人担当美容師SENJYUチームが、湯シャンの効果と正しいやり方を詳しく解説します。
目次
お湯だけで髪と頭皮を洗う方法で、美容師さんの間ではプレーンリンスとも呼ばれます。
シャンプーを使用しないので、髪と頭皮の汚れは落ちづらくなります。
しかし、正しい方法で湯シャンを行えば、髪と頭皮の汚れの7〜8割は落ちると言われています。
つまり、シャンプーと湯シャン(すすぎ)を比較すると、湯シャンこそ本当の洗浄とも言えるのです。
そもそも、湯シャンを行う目的ってなんでしょうか?
主に3つの理由があると思います。
↑美容院で行ったメニューの効果が落ちないように、1〜2日だけ湯シャンを推奨する場合があります。
湯シャンをするとなにか良いことがあるんですか?
もちろんあります。ただ、悪いこともあるので湯シャンのメリット&デメリットをご紹介します。
やはり、頭皮に優しいことが最大のメリットだと思います。
そもそも、シャンプーの洗浄成分は頭皮に負担がかかり、炎症を引き起こしてしまう人もいます。
しかし、湯シャンは頭皮への負担が少ないので、シャンプーをしない湯シャンをすることで、頭皮が良くなる場合もあるのです。
デメリットはやはり衛生面の問題と言えます。
汗をかきやすい夏場などは湯シャンだけでは、洗った感じがしない仕上がりになってしまう可能性もあります。
ここでは、正しい湯シャンのやり方をご紹介します。
ブラシングは髪表面の汚れを落とすことができます。
湯シャンだけでは若干洗浄力が下がってしまうので、入浴前に軽くブラッシングすることをおすすめします。
カラー、パーマ、縮毛矯正をした後であれば、お湯の温度は38℃前後に設定して下さい。
そうでない場合は、お湯の温度は40℃以上でも問題ありません。
頭皮を洗う際は、指の腹を使って優しく洗いましょう。
全頭、頭皮を隙間なく指の腹を使って洗います。
シャンプーをしない分、洗う工程は少しだけ時間をかけます。
ちなみに、爪を立てて洗うのは絶対NGです。
手の平にお湯を溜めながら、頭皮の汚れを洗い流します。
「流し」をしっかり行わないと頭皮の汚れが残留してしまうので、時間をかけてしっかり行いましょう。
うーん、正しい方法でできているか分からない?
そんなときは、美容院の湯シャン(シャンプー前後の流し)を意識してほしいです。
美容院に行ったことがある人は分かると思いますが、シャンプーをする前に髪をしっかりすすぐと思います。
この、髪のすすぎはシャンプーの効果を発揮させるために行なっています。
正しい湯シャンのやる方を知りたい方は、美容院のシャンプーを意識するか、美容院に行った際、美容師さんにやり方を聞いてみましょう。
そもそも、私は湯シャンをすべきなのか?分からないです。
以下の条件に当てはまる人だけ湯シャンをすべきと思っています。
↑最後の項目以外は、シャンプーが原因で頭皮が極度に乾燥している可能性があります。
乾燥を抑えるには、一度湯シャンを試しても良いかもしれません。
湯シャンをする目的によって頻度や継続期間は異なると思います。
例として
効果を長持ちさせるための湯シャンなので、なにかを改善するのが目的でないはず。
そのため「〇日だけシャンプーを我慢」の感じで湯シャンをしましょう。
湯シャンでなにかを改善したいと思っている人は、できるだけ長期間湯シャンをすべきだと思っています。
なぜなら、湯シャンで得られる本当のメリットは、数日単位行っただけでは得られないからです。
頭皮を良くしたいと思っている方は、少なくとも3週間は湯シャンを継続してほしいです。
3週間はあくまで目安でい。
トリートメントに関しては意見が分かれるところだと思います。
なぜなら、トリートメントはシャンプーで髪表面の汚れをしっかり落とした後に使用することを前提に作られているからです。
湯シャン後にトリートメントを使っても、上手く効果を発揮できない可能性があります。
しかし、全く意味がない訳ではないので、髪の乾燥、ゴワつきが気になる人はトリートメントを使用しましょう。
湯シャンに切り替えることで今使用しているシャンプーの相性が分かる場合があるのです。
例として、普段から炎症、かゆみ、ベタつきに悩んでいたとします。
しかし、湯シャンに切り替えた結果…
↑普段使用していたシャンプーの相性が悪かったかもしれません。
湯シャン自体は炎症やかゆみを治す効果はありません。
そうなると、普段使用しているシャンプーになにか問題があった可能性があるのです。
相性の悪いシャンプーを使用してしまうと、むしろシャンプーを使用しない方が頭皮に良い場合があるのです。
もし、湯シャンに切り替えた結果、頭皮を良くしたいと思ったら、今使用しているシャンプーを見直す必要があるかもしれません。
結論、湯シャンは頭皮に悩みがある人、美容院でカラー、パーマ、縮毛矯正をした人だけ試してほしいです。
それ以外、特別な理由がないのであれば、湯シャンを行う必要はありません。
その他、髪のお悩みに関してはSENJYUチームになんでもご相談下さい。
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