縮毛矯正とヘアカラーって同時施術可能ですか?
可能と断言したくないので「不可能ではない」と言わせて頂きます。
また、同時施術するにしてもリタッチ(根元)カラーとの併用がほとんどです。
おすすめはしていないってことね?
縮毛矯正&ヘアカラーの同時施術を行う際は、様々な注意点があります。
もし、注意点を守らないと縮毛矯正&カラーどちらの効果も台無しになってしまう可能性もあるのです。
カラーを年間3500人、縮毛矯正を年間800人担当するSENJYUチームが、上記の疑問を徹底解説させて頂きます。
目次
まず、SENJYUチームは髪質を見極めた上で「同時施術可能」と判断した場合のみ、縮毛矯正とカラーの同時施術を行っていきました。
なるほど、では同時施術可能なケースってなんですか?
要は、髪質がしっかりしていれば縮毛矯正&カラーの同時施術ができる可能性が高いと言うこと。
しかし、同時施術可能と判断してもリタッチカラーとの併用がほとんどです。
髪への負担を考慮すると、全体縮毛矯正をした後の全体カラーはリスクが高すぎるのでほぼ不可能だと思っています。
縮毛矯正&カラーの同時施術が難しい髪質は以下の通り。
弱った髪ほど縮毛矯正&カラーの同時施術が難しいってことね。
必ず縮毛矯正を先に行い、次にカラーをする流れになります。順番が逆になることはありえません。
まず、カラー剤に含まれるカラー染料は、髪表面のキューティクルが閉じていることで簡単に色が抜けない様になっています。
しかし、縮毛矯正の薬剤は髪内部に浸透させるために、キューティクルを開く効果があります。
縮毛矯正の薬剤の効果でキューティクルが開いてしまうと、カラー染料が流出(色落ち)してしまいます。
↑開いた隙間から、カラー染料が流出して色落ちしてしまうのです。
なるほど!せっかくカラーしても色落ちするのはもったいないですよね。
たとえ期間を空けても、カラー後に縮毛矯正を行うと色落ちしてしまう可能性が高いです。
縮毛矯正&カラーを同時施術することにメリットってあるんですか?
一応ありますので、ここでは縮毛矯正&カラー同時施術のメリットを解説させて頂きます。
やはり、縮毛矯矯正&カラー同時施術のメリットは「時間の節約」になることです。
縮毛矯矯正とカラーどちらも別々に行うと言うことは、その都度美容院に行かなければならないので、時間も手間もかかります。
しかし、同時施術であれば時間も手間もかからず、時間を節約することが可能です。
以上が、縮毛矯正&髪質改善の同時施術のメリットでした。
あれ?もう終わりですか?
残念ながら、縮毛矯正とカラーの同時施術は、時間の節約以外にメリットが見つかりませんでした💦
ちなみに「くせを伸びてカラーができる」はもはや当たり前のことなのでメリットに入れていません。
やはり、縮毛矯正&カラー同時施術はデメリットの方が多いってことですよね?
そうなんです。ここでは縮毛矯正&カラーの同時施術のデメリットを解説させて頂きます。
縮毛矯正とカラー同時施術を行う際は、高度な技術力と経験が必要になります。
実際、本当に同時施術をするとなると特殊な技術を必要とするので、担当美容師さんの技術力が求められます。
もし、同時施術に慣れていない美容師さんに担当すると、失敗される可能性があります。
カラー剤はアルカリによって髪表面のキューティクルを開いてしまうので、開いたキューティクルから縮毛矯正薬剤が流出してしまう可能性があるのです。
ストレート効果を十分発揮できていない状態で縮毛矯正の薬剤が流出してしまうと、ストレート効果が減力してしまうのです。
縮毛矯正はアイロンの熱によって、若干ですが髪の熱変性を起こしている状態。
熱変性を起こした髪は、カラーが染まりずらく、発色が悪くなってしまいます。
そのため、縮毛矯正当日にカラーを行うと、カラーの効果を十分に発揮できない可能性が高いのです。
カラーと縮毛矯正の同時施術は、両メニューに悪い影響があるのね。
2つのメニューを行うと言うことは、単純計算で「髪へのダメージ×2」だと思いますが、SENJYUチームはそうでないと思っています。
なぜなら、縮毛矯正をした直後の髪は、薬剤の影響で刺激に弱くなっている状態だからです。
刺激に弱い髪の上からカラーを行うと、普段より多くのダメージを受けてしまう可能性があるのです。
以上のことから、縮毛矯正&カラーの同時施術は、別々で行うより髪へのダメージも大きいのです。
ダメージが大きいと言うことはその分、仕上がりに髪もパサつきやすくなってしまいます。
そのため、同時施術を行う場合は、サロントリートメントでのアフターケアが必須だと思って下さい。
SENJYUチームは縮毛矯正後、2週間空けてからのカラーをおすすめしています。
↑縮毛矯正&カラーどちらの効果も最大限発揮できます。
なるほど、できるだけ綺麗な髪になりたいから、2週間空けてカラーをします。
SENJYUチームは縮毛矯正に変わる「髪質改善」提供しています。
SENJYUチームの髪質改善は、髪へのダメージゼロでくせを伸ばして艶髪ストレートへ導きます。
髪へのダメージがない他、仕上がりはトリートメントをしたように艶がでます。
その効果は、ダメージレス縮毛矯正と言って良いほど。
■髪質改善 3時間 ¥19,800(税込)
2度、3度行う必要はございません。
■髪質を診断した上での施術になるため、SENJYUチームにご相談の上での施術になります。
■所要時間は2時間~3時間になります。
縮毛矯正よりもストレート効果はありません。
また、メニュー名は縮毛矯正ではなく「髪質改善」です。
髪質改善も2週間空けてからのカラーをおすすめしています。
本記事はデメリットの解説が多いややネガティブな内容でしたが、決して縮毛矯正&カラーの相性が悪い訳ではありません。
むしろ、迷わず縮毛矯正&カラーをしてほしいとSENJYUチームは思っています。
しかし、同時施術となるとデメリットが多いので、SENJYUチームのお客様は基本的に、縮毛矯正後2週間空けてからカラーを行っています。
その他、縮毛矯正&カラーについて分からないことがあればなんでもご相談下さい。
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