髪を切りすぎちゃった…。
結婚式があるから髪を伸ばしたい!
さまざまな事情から「髪を早く伸ばす方法ってないかな?」と一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。
結論、日々の生活習慣を見直すことで本来の髪が伸びるスピードを早めることができると思って下さい。
現代人は睡眠不足やストレスで体のコンディションが崩れがち。
体の負担が原因となり正しいスピードで髪が伸びていないことも珍しくありません。
本当は1日0.4ミリ伸びるのに0.3ミリしか伸びてないってことですか?それは大変です。
負担を軽減し日々の生活習慣を整えることで、本来の髪が伸びるスピードに戻すことができるんです。
今回は髪を早く伸ばす方法・NGな行動について解説しました。
目次
一刻も早く髪を伸ばしたいのならば、以下の方法を継続してほしいです。
髪を早く伸ばす方法に共通していることは正しい生活習慣を身につけストレスを抱えないこと。
難しいことはほとんどありません。
いつもより少しだけ自分を労ってあげるだけでいいんです。
具体例を挙げながら髪を早く伸ばす方法を7つ紹介します。
髪の素となる栄養素は生命維持にも欠かせないものです。
髪を伸ばす・生命を維持する、この2つのうち体が最優先することはどちらでしょうか?
もちろん「生命を維持する」ことですよね。
体に摂り入れられた栄養素は、優先的に生命維持に直結する細胞や血液に供給されます。
その後余った栄養素が皮膚や爪、髪に渡されるんです。
偏った食事・質の悪い食事を続けていると、髪にまで栄養が届きません。
結果、髪が伸びるサイクルに支障をきたし髪が伸びにくくなります。
髪にも十分栄養が届けれるよう毎日の食事の質やバランスを意識してみましょう。
髪を早く伸ばすのには、たんぱく質・ミネラル・ビタミンを取り入れよう。
たんぱく質はアミノ酸から構成される栄養素。
髪を構成する成分のうち80〜90%がたんぱく質で形成されています。
さらにたんぱく質の90%を占めるのがケラチンという成分。
たんぱく質は髪のハリコシに影響するので、摂取が不足すると薄毛や細毛、ボリュームダウンに繋がります。
たんぱく質不足を防ぐには、たんぱく質の素であるアミノ酸を豊富に含んだ食べ物を意識して摂るようにしましょう。
ミネラルは亜鉛・ヨード・カルシウムなどをまとめた総称。
体の代謝を高め、細胞のはたらきをサポートする栄養素です。
体内ではミネラルを生成できないので食べ物から摂取する必要があります。
多くあるミネラルのうち髪を早く伸ばすのに特に意識して摂取したいのは亜鉛です。
亜鉛は、たんぱく質を髪に変えるために必要。効率よく髪に栄養素を届けるサポートを担います。
ビタミンは直接体を構成する成分ではないものの、ミネラル同様代謝のサポートや体の調子を整えるはたらきがあります。
特に髪を早く伸ばす際に意識的に摂取したいものは、
です。
レチノールやプロビタミンAの総称です。
皮膚の健康を保つ効果があり、うるおいとハリのある質の良い頭皮を維持するのに役立ちます。
不足すると抜け毛・切れ毛・乾燥など、髪・頭皮トラブルの原因に。
ビタミンAを多く含むレバーやうなぎなどの動物性食品・にんじんやほうれん草などの緑黄色野菜を積極的に摂取しましょう。
チアミンと呼ばれる水に溶けやすい水溶性のビタミンです。
糖質の代謝を手助けし体のエネルギーに変換するはたらきを持ちます。
皮脂分泌の正常化も行うので、頭皮の環境を整え正常な代謝を促すのにも効果的。
玄米などの全粒穀物・ごま・豚肉に多く含まれています。
ビタミンB6はアミノ酸の代謝を助け、適切にケラチンを合成できるようサポートします。
また皮膚の抵抗力を高めバリア機能を維持するはたらきも。
うるおいのある頭皮を守ることで、質の良い髪が生えるように。
食べ物でいうと、魚介類・鶏肉・レバー・ニンニク・バナナ・赤ピーマンに多く含まれています。
ビタミンB6は腸内でも生成が可能。
食物繊維や乳酸菌とともに摂取すると、体内での合成量が増えると言われています。
ビタミンCはコラーゲンを生成し皮膚や血管に弾力を与えます。
毛細血管を丈夫にすることで効率よく栄養素を届けることができるんです。
また代謝を高める・疲労回復効果も期待できるので、体全体のコンディションを整えることも可能。
ビタミンCは新鮮な野菜・果物に多く含まれています。
アセロラ・ゆず・キウイ・赤ピーマン・ブロッコリー・ほうれん草など特に含有量の多いものを積極的に摂取しましょう。
ビタミンB7とも呼ばれる水溶性ビタミンの一種です。
糖質・アミノ酸・脂質の代謝に関与し、体のエネルギー生成を手助けします。
アミノ酸の結合をサポートすることで育毛効果が高まります。
また育毛以外にも皮膚の炎症を防ぐ効果も。
ビオチンは、鶏レバー・黄卵・豆類・ナッツ類・椎茸・アサリに多く含まれています。
入眠から2〜3時間後に成長ホルモンが分泌され、筋肉の発達・体の代謝に関わります。
特に、午後10時から午前2時の間は成長ホルモンがもっとも分泌されるゴールデンタイムなので、この時間に質が良い深い睡眠をとりましょう。
睡眠時間が短い・質が悪く浅い眠りだと、十分に成長ホルモンが分泌されず代謝悪化の原因に。
皮膚のターンオーバーや髪の育成にも悪影響を与えます。
睡眠の質を高めるには、睡眠時間の2〜3時間前からリラックスできる環境を整えましょう。
デジタルデトックスやゆったりとしたバスタイムを過ごすのもおすすめ。
運動不足だと血流が悪くなり、髪を作る毛母細胞に十分栄養を届けられなくなります。
適度な運動を習慣化することで、代謝を高め質の良い髪を作れるようになるでしょう。
髪だけでなく健康面でも運動の習慣化は大切です。
ストレスを感じると活性酸素が大量発生してしまいます。
活性酸素はウイルスや細菌から体を守る免疫機能を担うので生命の維持には欠かせません。
ところが過剰に発生すると髪を作る毛母細胞までも攻撃してしまうんです。
毛母細胞がダメージを受けると正常な育毛が行えなくなり、髪が伸びるスピードが遅くなることも。
また色素細胞が影響を受けると白髪増加の原因にも繋がります。
趣味や運動など自分に合った方法でストレスを解消するよう心がけましょう。
肌質によって化粧品を選ぶように、頭皮に合わせてシャンプーを選んでいますか?
自分の皮脂量に対して適切な洗浄力のシャンプーを選ぶことで頭皮の乾燥を防げます。
頭皮環境が整うと皮膚トラブルを防げるので、質の良い髪を生やすことが可能。
頭皮が乾燥するとフケ・かゆみ・炎症などのトラブルが起こりがち。
皮膚のバリア機能が落ちるとさまざまなトラブルを引き起こすので、乾燥予防に育毛剤・頭皮美容液を使ってみましょう。
育毛剤には血流促進効果のあるミノキシジル・炎症を抑えるアロエエキスなど有効成分が多く含まれています。
頭は心臓より高い位置にあるため血流が滞りがち。
血流を促進するためにスカルプケア用品を用いて頭皮マッサージをしてみましょう。
頭皮に適度な刺激が加わることで、血流を良くし細胞に栄養素をスムーズに届けられます。
またリラックス効果も高まるので活性酸素の増加抑制・質の良い睡眠をとることも可能。
月に1回程度、プロによるヘッドスパも効果的です。
髪を早く伸ばしていくためには、カットも大切になります。
「髪を早く伸ばす」と「カット」は矛盾している感じもしますが、髪はただ伸ばすだけでは意味がないと思っています。
ただ髪を伸ばすだけで放置すると、毛先が跳ねたり、まとまりのない髪になってしまうからです。
皆様が本当に望んでいる結果は「綺麗に髪を伸ばすこと」だと思います。
綺麗に髪を伸ばすには、カットは絶対に必要なのです。
髪を早く伸ばすには体や頭皮にストレスがかかる行動を避けることが大切。
ただNG行動を知らない人が多く、知らずのうちに負荷がかかる行動をとっていた…なんてことも。
知らないうちに間違った行動をしてしまわないようチェックしてくださいね。
髪を早く伸ばしたいとき、1ミリでも切るのがもったいなく感じカットを疎かにしていませんか?
実はこれは間違い。
早く伸ばしたいときほど定期的なメンテナンスが必須!
毛先はハサミによって断面が剥き出しの状態。
物理的なダメージが加わっているので、時間が経てば経つほど状態が悪くなります。
裁縫の糸を針に通すのを何度も失敗すると毛先がボロボロになりますよね。それと同じ。
髪の毛の場合、毛先のダメージが蓄積すると切れ毛が起こりやすくなります。
伸びては切れて伸びては切れて…の繰り返しになってしまい通常より伸びるスピードが落ちることに。
髪を伸ばしている最中でも3ヶ月に1度は毛先のメンテナンスをしましょう。
仕事の都合や髪が長いことで髪を結ぶ機会が多い人もいるのではないでしょうか。
髪を早く伸ばしたいなら、髪を結ぶ時間を減らす努力が大切!/p>
髪を結ぶ行為は頭皮や毛根に負荷がかかりやすくなります。
抜け毛や細毛の原因になるだけでなく、頭皮が炎症を起こすことも。
家ではクリップを使う・ゴムを巻き付ける回数を減らすなど意識してみてください。
くせをしっかり伸ばしたい気持ちからプレートをぎゅっと握って引っ張る人は要注意!
熱による負荷で髪は傷み、切れ毛や抜け毛も増えてしまいます。
プレート同士がややくっつくくらいのソフトタッチを意識してみて。
髪はずっと生え続けていると思っていませんか?実は髪には寿命があるんです。
髪の寿命は約4〜6年。
髪には成長期・退行期・休止期という生え変わりのサイクル(毛周期)があります。
成長段階の髪のことで、髪全体の85〜90%を占めます。
毛根にある毛母細胞で細胞分裂が活発に行われることで、毎日0.4ミリずつ髪が伸びます。
成長期の次のステップに該当する退行期は、髪全体の1%を占めます。
期間は2〜3週間ほど。
毛母細胞に栄養を渡す毛乳頭細胞のはたらきが弱まり、髪の成長が遅くなります。
退行期の次のステップ・休止期は、髪全体の10〜20%程度。
期間は2〜3ヶ月続きます。
毛母細胞・毛乳頭細胞が離れ始めると髪の成長が完全に止まり、髪が抜け落ちます。
頭皮環境が崩れると成長期が短くなるので、成長し切れていない短い抜け毛が増えることも。
髪が伸びるサイクルを適切に保つためには、頭皮へのストレスを軽減することが大切です。
現代人はストレスや不規則な生活が影響して、髪が生えるサイクルが乱れがち。
適切な生活習慣を身につけることで本来の毛周期に戻り髪が早く伸びるようになります。
髪を早く伸ばす方法としては、
ことが有効です。
日々の生活を見直し、本来の髪が伸びるスピードに戻してあげましょう。
髪だけでなく健康にも効果的ですよ。
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