ストカールに失敗されて、こんな髪型になってしまいました。
ストカールは、くせを縮毛矯正で伸ばしつつ、毛先にはパーマでカールを作るメニューです。
くせによる悩みを解消しつつ、華やかな髪型になれるとくせ毛の人から人気を集めています。
しかし、施術の難易度が高く「失敗に悩まされている人」も多くいるんです。
せっかく朝のスタイリングが楽になると思ったのに…。
失敗された髪は、きれいな状態に戻すことができるの?
この記事にたどり着いたあなたは、きっとこのような後悔や不安を抱えているのではないでしょうか?
今は不安な気持ちでいっぱいだと思いますが、安心してください。
結論からいうと、ストカールの失敗は必ず直ります!
本記事では、パーマの失敗直し専門美容師が、
についてご紹介します。
「ストカールの失敗で悩んでいる人」「失敗しないストカールをしたい人」は、ぜひ参考にしてくださいね!
失敗された髪を見るたび、憂鬱な気分になってしまいますよね。
この記事にたどり着いたからには、そんな思いをするのも今日でおわりです。
失敗直しの方法を知り、悲しい思いに終止符を打ちましょう。
SENJYUチームは、パーマ&失敗直しのプロフェッショナルです。
ストカールの失敗例は、大きく5つに分けられます。
失敗別に「どのような髪になるか」「失敗の原因」についてみていきましょう。
ストカール失敗で特に多いのが、「毛先がチリチリになる」というもの。
細かく縮れたような状態になり、見た目や質感の両方が悪く感じられます。
そもそも髪がチリチリになるのは、髪内部でたんぱく質がパニック状態になっているから!
髪内部では、たんぱく質が二人一組になって形を維持しています。
この二人一組をまっすぐに整列させれば「ストレートヘア」に、うねうねと並べれば「カール」になるんです。
髪がチリチリになる原因は、内部でたんぱく質が破壊され二人一組のペアが作れなくなるから!
相方がいなくなると、残されたたんぱく質が、
あれ…どうして僕のペアがいないの!?
とパニック状態になってしまいます。
このようにペアができずに一人残されてしまうと、髪が内部を支えきれず「チリチリ髪」になるんです。
せっかくカールをつけたのに、ゆるすぎてほとんどカールがない…。
こんな失敗は、以下の原因が考えられます。
そもそもストカールとは、縮毛矯正がかかった髪にカールをつける技術です。
縮毛矯正によるストレートがしっかり効いている場合、「カールがかからない」もしくは「ゆるく感じる」可能性もあるでしょう。
また、髪質が太くて硬い場合、パーマ剤をはじいて内部まで浸透しないことがあります。
どちらが原因かセルフで判断するのは難しいため、一度美容院で相談してみましょう。
ストカールは毛先にパーマをあて、カールまでの範囲を縮毛矯正でストレートに仕上げます。
本来、根元から中間はしっかりくせが伸びているべきですが、失敗によりうねりが残ることも…。
くせ毛が残った状態だと、ストレートのメリットでもある「艶」「まとまり」「ボリュームダウン」といった効果を発揮できません。
失敗されると「くせ毛が少しましになっただけ」「むしろボリューミーになった」と感じやすいです。
ストカールで縮毛矯正をしているのにも関わらず、くせが強くなることがあります。
この失敗の原因は「ストレートの効きが不十分」だから。
本来のストカールは、くせをストレートにしたうえで、パーマでカールを作ります。
正しく施術できていれば、縮毛矯正の際にうねりがなくなるため、まとまりのいいきれいな仕上がりを叶えられます。
しかし、ストレートが不十分だとくせの上からパーマをかけることに…。
くせの膨らみの上からパーマをかければ、ボリュームが出すぎて「くせがひどくなった」と感じやすいでしょう。
ストカールに限らずですが、カウンセリングで仕上がりのイメージをしっかり共有できていないと、失敗のリスクが高まります。
特に多いのが、「カールが強くてクルクルすぎる」という失敗です。
細かめのパーマをかけられると、カールの存在感が強調され「派手」「扱いづらい」といったストレスを抱えてしまうでしょう。
ストカールに失敗されたら「どうにか直さなきゃ!」といろんな方法を試したくなりますよね。
しかし、内容によっては失敗が悪化したり、無意味だったりするものもあります。
ここからは、ストカールを失敗された場合の間違った対処法についてご紹介します。
「髪のダメージにはトリートメント」と考える人は多いですが、ストカールを失敗した髪にはほぼ無意味です。
例えるなら、骨折しているのに絆創膏を貼っているようなもの。
トリートメントは髪の保湿や保護には向いていますが、損傷を回復させるほどの効果は期待できません。
悪化することはありませんが、大きな改善につながることはないと理解しておきましょう。
髪のダメージがある状態で再度パーマをかけると、髪に追い打ちをかけるようなもの!
骨にヒビが入っているのに、3キロ走れといわれているのと同じ状況です。
まだ髪に体力が残っているならまだしも、すでに「引っかかる」「髪が硬い」「チリチリしている」うえでパーマをかけるのは非常に危険といえます。
パーマの仕上がりが気に入らないとしても、一度対策を考えましょう。
一度美容院で失敗されると、「自分でできる方法でなんとかしたい!」と思いますよね。
たしかに、また美容院へ行って失敗されたら怖いなって思っちゃいます。
セルフでなんとかしたい気持ちはすごく分かりますが、これもNG。
ストカールに失敗した髪は、セルフでなす術(すべ)がありません。
特に危険なのは「市販のストレート剤」を試すこと!
セルフストレートをするとダメージが複雑になり、どんなプロでも髪の状態を正しく判断できません。
修正が困難になるだけでなく、修正自体ができないほど髪が傷むリスクがあるため避けましょう。
失敗されると、気持ち的にもコスト的にも負担に感じることが多いです。
今回は運が悪かったんだ。諦めよう…。
と泣き寝入りしてしまう人もいますが、絶対に諦めないでください!
諦めさえしなければ、必ず直ります。
髪を早くきれいに戻すには、早めの対処が必要!
失敗された髪を無理にいじらずに、信頼できる美容師に早めに相談してみましょう。
では、失敗した髪はどうやって直せばいいんでしょうか?
失敗別に異なります。
ここからは、正しい直し方についてみていきましょう!
髪がチリチリになった場合は、髪内部まで損傷が進んでいるため、油分や水分がほとんど失われている状態です。
バリア機能が低下しているため、ほんの少しの刺激でもダメージとなるでしょう。
例えるなら、皮がめくれて皮膚が見えているような状況。
このようなケースでは、ホームケアとサロンケアを分けて考えることが大切です!
まずは、シャワーの温度を38℃程度に下げましょう!
シャワーの温度が高いと、ほんのわずかに残った髪の油分がすべて失われてしまいます。
まずは基本的なところから、シャワーの温度を見直してみてください。
美容院では、本格的なダメージケアが可能です。
具体的には「酸熱トリートメント」「カット」でのケアがおすすめ!
酸熱トリートメントで髪内部を補強しハリやコシを取り戻しつつ、傷んだ部分を切っていきましょう。
時間はかかりますが、少しずつ髪がきれいになっていくのを実感できます!
パーマをかけたのにあまり変化を得られなかった失敗例では、比較的ダメージが少ないケースが多め!
髪のコンディションに問題なければ、再度パーマをかけ直すことで解決します。
ただし、何も変わらなかった原因が「髪質」である場合は注意が必要です。
「髪が硬い人」や「縮毛矯正がしっかりめにかかっている」場合、薬剤をはじいてしまい内部まで浸透しないことがあります。
仮に失敗直しでパーマがかかったとしても、すぐに落ちる可能性も高いです。
高頻度にパーマをかけることになればコストと手間がかかり、別のストレスに悩まされるかもしれません。
もし、髪質が原因でパーマがかかりづらい場合は、割り切って「コテを使用する」ことを検討してみてもいいでしょう。
根元のくせ毛は伸びているけど中間のストレートが甘い場合、再度縮毛矯正のかけ直しがおすすめです。
ただし、一度は縮毛矯正の薬剤でダメージを受けている部位なため、初回より弱めのパワーでじわじわとくせを伸ばすことが大切!
髪が傷んでいるぶん二度目のストレートのほうが難易度が高いため、ストカールを得意としている美容師にお願いしましょう。
ストカールをしたことでくせがひどくなった場合、2つの選択肢があります。
縮毛矯正をやめてくせ毛をパーマ風として活かす場合は、スタイリングを工夫してみましょう。
おすすめのアイテムは「ムース」です。
くせ毛の多くは濡れた状態でボリュームダウンするため、濡れ髪で仕上げるムースとは相性ばっちり!
髪をしっかり濡らしたあと、ピンポン玉1つ分くらいのムースを出してなじませます。
あとは、自然乾燥か弱風で髪を乾かせばOK!
ストカールでくせが戻ってしまったら、再度縮毛矯正をあててしっかり伸ばしましょう。
適切なパワーの薬剤であて直せば、艶やかでまとまりのある仕上がりを叶えられます。
また、可能性として「くせがひどくなった」のではなく、「自分のくせ毛が一部チリチリとしている」ケースも考えられます。
40代以降になると、エイジングの一種でビビリ毛のようなチリチリとしたうねりが発生しがち。
うねりのなかにあればそれほど目立たなくても、ストレートにしたことでチリチリだけ悪目立ちしている可能性も考えられます。
ただし「失敗」か「エイジング」のどちらか判断するのはかなり難しいため、不安な人は一度縮毛矯正を得意とする美容院で相談してみましょう。
SENJYUチームでは、LINEによるご相談も受け付けています。
パーマが強すぎる場合は、弱めのストレート剤でカールを伸ばす方法がおすすめです。
必要な部分だけ残して不要なカールをストレートにすれば、バランスのいい仕上がりが叶います!
ただし、髪が弱っている場合は、刺激の少ない薬剤であってもダメージリスクが強いためNGです。
「すでにダメージが強い人」や「髪の負担が不安な人」は、何もせずパーマがゆるくなるのを待ってみるのも方法のひとつ。
どんなにクルクルのパーマでも、時間の経過とともにゆるくなります。また、スタイリングやカットで、強めのパーマを活かせるよう工夫してもいいですね。
ここまで紹介した内容の通り、ストカールに失敗するとかなり修正が困難です。
一度失敗すると、髪にもメンタル面でもよくないため、そもそも失敗しないよう対策することが大切!
ここからは、ストカールで失敗しないための基礎知識についてご紹介します。
設計図を描かないまま、家を建てないですよね?
レシピを知らない状態で、作ったことのないメニューに挑戦しないですよね?
髪も同じ!
きれいな仕上がりを叶えるためには、事前にストカールができる髪かどうかを診断する必要があります。
ストカールをするには、髪にある程度の体力が残っていることが絶対条件です!
SENJYUチームでは、施術前に必ず髪質診断をおこなっています。
髪を濡らした状態で指に巻きつけ、指から離した際にどうなるかで「髪の体力」や「施術の可否」を判断します。
ストカールができるのは、指に巻きつけた髪がもとのまっすぐな状態に戻る髪です。
髪の中心部にダメージがなく体力が残っているため、ストカールがきれいに仕上がります。
また、ダメージによる影響も少なく抑えられるため、ヘアケア面でのストレスも少ないでしょう。
逆に、ストカールができないのは、カールが残ったり毛先がだらんとする髪です。
髪がもとの状態に戻らない場合、中心部に損傷がありダメージがかなり進行しています。
無理に施術すると傷むだけでなく、仕上がりもイマイチになるリスクがあります。
髪を縮毛矯正でストレートにしたあとに、真逆の性質をもつパーマをするのは、かなり難易度が高いです。
そもそも失敗しないためには、パーマやストレートを得意とする美容師に相談することが大切!
パーマに強い美容師なら、施術可能な髪かを正しく判断したうえで、ダメージ毛でも負担のない方法での施術になるため、リスクが最小限で済みます。
ダメージを受けたあとの施術は難易度やリスクが高いため、はじめから低リスクな方法を選びましょう!
ストカールのきれいな仕上がりをキープするには、日々のケアが大切です!
丁寧なヘアケアをおこなえば、ダメージを感じさせないきれいな髪を継続できるでしょう。
ここからは、美容師がおすすめするストカール後のヘアケアについてご紹介します。
ストカールの持続期間は、半年から一年ほど。
一般的なパーマと違い、熱を使って固定力を高めるストカールは、パーマの持ちがいい傾向です。
ただし、「ばっさりカット」をしたり「普段から短い髪型」が多い場合は、カール部分が切り落とされるタイミングが早いため、持続期間が短くなる可能性もあります。
また、カットをしているわけではないのに3ヶ月と持たない場合は、髪質が影響して持ちが悪くなっていることも考えられます。
高頻度でストカールをするとダメージが大きくなりがち。
髪質が原因の場合は「コテ巻き」に置き換えるか併用してみてもいいでしょう。
美容院でのケアは多くても年間12〜14回ほどですが、ホームケアは365日おこないますよね。
きれいな髪を継続するには、毎日おこなうホームケアの質が重要!
ここからは、プロがおすすめするヘアケアアイテムについてご紹介します。
SENJYUチームがおすすめするのは「シナジー・ピースピュアシャンプー」です。
このアイテムの推しポイントは、髪質改善に使用される「レブリン酸」が含まれていること!
髪がダメージを受けると、外側から中心にかけて中身がスカスカになってしまいます。
結果として、ハリやコシのないふにゃんとした質感になりがち…。
レブリン酸は、髪を内側から補強して、ハリやコシのある健康な状態へ整えることが得意な成分です。
毎日継続してレブリン酸を髪内部へ送り込むことで、ダメージでスカスカになった髪を内部から支え、見た目や質感ともにきれいに整えてくれます。
まさに髪質改善シャンプー!
一度使うとやみつきになってしまいます…。
SENJYUチームがおすすめするのは「シナジー・ピースピュアトリートメント」です。
ストカール後の髪は、どんなにやさしい施術方法でも水分や油分が少なくなり、乾燥毛に近づきます。
乾燥した髪はダメージによる耐性がなく、ほんの少しの刺激でも影響を受けがち…。
シナジー・ピースピュアトリートメントの推しポイントは、繊細な髪をヴェールに包むように守りつつ、内側からの補強も叶えられるところ。
シャンプーと同じく「レブリン酸」配合であるため、日々のケアで取り入れれば髪が元気になっていくのをきっと実感できるはず。
さらに、しっかりうるおうのに、わざとらしさのないさらっとした軽やかな仕上がりも推しポイントのひとつ!
「髪が細くぺたんとしやすい人」とも相性がいいため、すべての髪質の人におすすめです。
ストカールの持ちをよくするには、ヘアケアアイテムだけでなくヘアケアの方法も重要です。
特に、気にしてほしい点が「シャワーの温度」
いつもお風呂に入る際、何度のシャワーを使用していますか?
もし38℃以上なら、レッドカードです。
お湯の温度が高いほど、髪表面の油分は奪われやすくなります。
どんなにいいヘアケアアイテムを使っていても、熱めのシャワーで流していては無駄になるだけ!
ストカール後は特に乾燥しやすい状態になるため、普段から油分を奪わない意識を保つことが大切です。
髪表面の油膜が奪われると、カールも出しづらくなるため注意しましょう。
ストカールの失敗例は、大きく5つに分けられます。
原因が異なるため、それぞれ失敗に応じて正しく対処することが大切です!
ホームケア:シャワーを38℃にする
サロンケア:酸熱トリートメントやカット
パーマをかけ直す
セルフで髪を巻く
ストレートをかけ直す
くせ毛をパーマ風に活かす
再度ストレートをかける
カールを伸ばす
失敗されると、つい「セルフで対処したい!」と考えがち。
しかし、失敗した際に修正が困難になったり、さらに状態が悪くなるリスクがあるため避けたほうが無難です。
ストカールに失敗された際は、パーマが得意な美容師に相談してみましょう。
失敗後の髪はかなり繊細な状態であるため、失敗されていない髪にストカールをあてるのと比べるとかなり難易度が高くなります。
ダメージした髪に追い討ちをかけてしまう…なんてことにならないよう、リスクを避けた判断をしましょう!
SENJYUチームは「パーマのプロフェッショナル」です。
失敗お直しはもちろん、そもそも失敗しないための方法も全員が習得しています。
「ストカールに失敗された」「ストカールをしたいけど傷みそうで不安…」
という人は、ぜひ一度SENJYUチームにご相談くださいね。
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