酸熱トリートメントと縮毛矯正の同時施術は大きなデメリットがあるので、SENJYUチームは行っていません。
SENJYUチームは、酸熱トリートメントが誕生したばかりの2018年から、酸熱トリートメントについて徹底的に研究してきました。
その結果、酸熱トリートメントと縮毛矯正は「あることが原因」で同時施術は不可能と判断したのです。
以上の疑問を、酸熱トリートメントを年間3000人、縮毛矯正を年間800人担当するSENJYUチームが詳しく解説させて頂きます。
目次
酸熱トリートメントは、髪のダメージを修復して髪質を良くするトリートメントです。
通常のトリートメントは髪表面をコーティングが主な効果でしたが、酸熱トリートメントは髪内部まで補修する効果があります。
身体の一部で例えると
↑補修できる部分が内側か?外側か?と言うこと。
酸熱トリートメントの本質はダメージケアなので、くせを伸ばす効果はほとんどありません。
そのため、ダメージケアがメイン効果だと思って下さい。
縮毛矯正は、薬剤とアイロンの力を使ってくせを伸ばしてストレートにする技術です。
薬剤を使用するので、髪へのダメージがあります。
縮毛矯正の本質は、くせを伸ばしてストレートにすることです。
では、ここからが本題。
同時施術をする場合は、根元から中間までを縮毛矯正、中間から毛先を酸熱トリートメントで行います。
酸熱と縮毛矯正、同時進行でできるので、もし同時施術をするならばこの方法。
効果だけ見ると、酸熱&縮毛矯正はお互いのデメリットをフォローできるので、ぜひ同時施術をしたいと思うのが本音。
実際、縮毛矯正と酸熱トリートメントの同時施術を行っている美容室もあります。
なるほど、でも同時施術はデメリットがあるんですよね?
まず、酸熱トリートメントは「酸性」
一方、縮毛矯正は「アルカリ性」の薬剤
この酸性とアルカリ性は相性が悪く、混ざり合うと熱が発生します。
根元から中間が縮毛矯正、中間から毛先に酸熱トリートメントをするとします。
その際、縮毛矯正の薬剤を塗布した部分と、酸熱トリートメントを塗布した境目の部分が化学反応を起こして熱を発してしまうのです。
化学反応の熱によって、境目の部分の髪に負荷がかかり、髪のダメージを引き起こす危険性があるのです。
酸熱&縮毛矯正の同時施術によって発生する「化学反応の熱」が同時施術を難しくする最大の原因なのです。
先述の通り、縮毛矯正と酸熱トリートメントの同時施術を行う美容室は存在します。
しかし、技術力の高い美容師さんが付きっきりで施術をする必要があるので、美容師さんの負担が大きくなります。
美容師さんの負担が大きくなると言うことは、回転率が悪くなり、値段も高めに設定しないといけません。
なるほど、私たちお客さんにもデメリットがあるのね。
縮毛矯正&酸熱をする場合は、縮毛矯正をした1週間後に酸熱トリートメントをする、これが1番良い方法です。
期間を空ければ、両者のデメリットをフォローする持ちつ持たれつの関係になります。
全体縮毛矯正を行った当日に、全体酸熱トリートメントをする方法もありますが、これは現実的ではありません。
なぜ現実的ではないの?
デメリットが大きすぎるからです。
まず、髪のHP値は5前後の弱酸性が正常値。
そして縮毛矯正を行うと、髪のPH値は弱酸性から急激にアルカリ性に傾きます。
縮毛矯正の影響で、アルカリ性に傾いていた髪が、今度は急激に酸性に傾くことになります。
一度アルカリ性に傾いた髪を急激に酸性に傾けると、髪に大きな負担がかかってしまうのです。
髪へのダメージの心配から、全体酸熱と全体縮毛矯正の同時施術は不可能と思って下さい。
その他、時間がかかりすぎる、美容師さんの負担が大きすぎるなどのデメリットも多数。
基本的に、トリートメントは全ての施術の〆に行います。
したがって、酸熱トリートメントを先に行うこと自体ありえません。
実は、ある技術の登場で酸熱トリートメントと縮毛矯正が安全に同時施術できるようになりました。
その名も酸性ストレートです。
酸性ストレートは簡単に説明すると、薬剤が酸性になった縮毛矯正です。
縮毛矯正と酸性ストレートの細かな違いは沢山ありますが、ここでは薬剤が酸性になった縮毛矯正のことを酸性ストレートだと思って下さい。
酸性ストレートは酸熱トリートメントと同じ「酸性」なので、デメリットの心配なく同時施術が可能です。
境目が熱を発しないので、安全に同時施術を行えます。
SENJYUチームは、酸熱トリートメントと酸性ストレートの同時施術を検証しました。
なるほど!SENJYUチームは酸熱トリートメントと酸性ストレートの同時施術をメニュー化しているんですか?
いえ、もっと良い方法があるので酸性ストレートもメニューに取り入れていません。
SENJYUチームは「新技術の髪質改善」を扱っているので、酸熱トリートメントと縮毛矯正の同時施術を必要としていません。
新技術の髪質改善はトリートメントの様に、髪質を良くするほか、縮毛矯正の様にくせを伸ばすこともできます。
その効果は、さながらダメージレス縮毛矯正と言って良いほど。
トリートメントではないので、酸熱トリートメントほどのダメージケア効果はありません。
縮毛矯正では無いので、縮毛矯正ほどのストレート効果もありません。
酸熱トリートメントと縮毛矯正を足して2で割ったようなメニューってことかしら?
そんな感じで覚えてくれて大丈夫です。
可能でもあり、不可能でもある。これが結論です。
非常に曖昧な結論ですが、できると断言できなければ、できないと断言もできないのです。
ただ、年間3000人の酸熱トリートメント、年間800人の縮毛矯正を担当するSENJYUチームは、本記事で解説した通り「同時施術すべきではない」と思ったので同時施術を行っていません。
無理に同時施術しなくても、今はリスクの少ない手段が多数あります。
ダメージケアをしたい、そしてくせも伸ばしたい、そんなお悩みを持つ方はいつでもご連絡お待ちしています。
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