本記事は「酸性ストレート」の嘘やデメリットを詳しく解説します。
なぜ「デメリット」を解説するのか?
酸性ストレートには「嘘」「誤解」と思える情報が広まっています。
酸性ストレートは、まだ全国に浸透してないメニューなので、詳細をする方も少なめ。
そのせいか「ちょっとおかしい?」「半分正解だけど、半分不正解」と思う情報を、ネットやYouTube見かけました。
こうした酸性ストレートの「嘘」「誤解」が広まるのは良くないこと。
今回、年間5000人担当するSENJYUチームが、酸性ストレートの真実をお伝えします。
本記事は、他の情報が「嘘」「誤解」を発信している、言いたい訳ではありません。
誤解を防ぐためにも、誤解を招きやすい情報をSENJYU森越チームがに分かりやすく解説している、と思って下さい。
目次
原型は縮毛矯正であり、工程や効果も縮毛矯正によく似ています。
しかし、従来の縮毛矯正の薬剤はアルカリ性でしたが、酸性ストレートは「酸性」の薬剤を使用している点が大きな特徴です。
薬剤が酸性だと、なにか良いことがあるんですか?
良いことと言うより、メニューその物が変わると思って下さい。
酸性ストレートのメリットに関しては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧下さい。
デメリットと言うのは、避けることのできない注意点のことです。
しかし、明らかに間違った説明、ちょっとこの説明はおかしいよね?と思う情報は、嘘や誤解だと思うのです。
SENJYU森越チームが、酸性ストレートの嘘と誤解を晴らしたいと思います。
酸性ストレートと縮毛矯正は全く異なる技術として見てほしいです。
SENJYU森越チームはHP内で「酸性ストレートと縮毛矯正は薬剤が異なるだけ」と解説した記事を執筆させて頂きました。例としてこの記事など
しかし、美容師目線で細かく識別すると、酸性ストレートと縮毛矯正はかなり異なる技術と言えます。
では、具体的に酸性ストレートと縮毛矯正はなにが違うの?
結構違いってあるんですね!
これほど違いがある技術を一緒にするのは、ちょっと乱暴だと思います。
なるほど、お客さん目線でも、酸性ストレートと縮毛矯正は全然違うメニューだと思った方が良いってことね。
その通り!今さらですが、本記事では酸性ストレートと縮毛矯正は別の技術として扱いたいと思います。
では、具体的に酸性ストレートと縮毛矯正なにが違うのか?詳しく解説していきます。
酸性ストレートは縮毛矯正に比べて薬剤のパワーが弱いので、縮毛矯正ほどストレートにすることはできません。
酸性ストレートをして「くせが全然伸びない」と感じる方は、縮毛矯正並みのストレート効果を期待してしまったからではないかと思うのです。
薬剤のパワーを弱い酸性ストレートは、くせをしっかり伸ばす縮毛矯正と言うより、
弱いくせを伸ばして、髪のボリュームを抑えるメニューとして覚えてほしいです。
もし、くせをしっかり伸ばしたい方は、酸性ストレートではなく縮毛矯正がおすすめと言えます。
薬剤が弱いので、結果として持ちも悪いと言うこと。
これは、なんとなく分かりますよね。
しかし、酸性ストレート、縮毛矯正の仕上がりに関しては、大きな差が無いと思っています。
酸性ストレートは縮毛矯正同様にアイロンを入れる工程があります。
基本的にアイロンを入れれば、どんな強いくせでも伸ばすことができるため、仕上がり自体は縮毛矯正と大差ないと思っています。
しかし、薬剤のパワーが弱いので、持ちに関してはは縮毛矯正に比べると劣ります。
縮毛矯正同様のストレート効果を発揮しますが、持ちは縮毛矯正より短い
結果、酸性ストレートは持ちが悪いと思われてしまうのです。
実際、酸性ストレートの持ちってどれぐらいなんですか?
元々の髪質や、くせの強さによって持ちが大きく異なるのではっきり断言できませんが、縮毛矯正の持ちが6か月だとしたら、酸性ストレートは3~4か月と言ったところです。
目安として覚えて下さい。
酸性ストレートは髪に優しいとされていますが、これは担当美容師さんの技術力で大きく変わります。
そのため「酸性ストレートだから髪へのダメージが少ない」「縮毛矯正より安全」と言う考えた方は、間違っています。
酸性ストレートに限らず、どんなメニューでも技術力で結果が決まります。薬剤の違いは結果とあまり関係ないと思って下さい。
酸性ストレートは薬剤を使用する以上、多少髪が傷んで当たり前。
しかし、正しい工程と知識を元に行えば、酸性ストレートは髪がほとんど傷まないのです。
さらに、酸性ストレートは縮毛矯正より薬剤が弱めなので、そもそも髪が傷むリスクが低い技術。
そのため、酸性ストレートをして髪が強く傷んだ場合「どこかの工程で失敗された」と思って下さい。
縮毛矯正にも全く同じことが言えて、正しい工程と知識を元に行えば、髪は過度に傷むことはありません。
つまり、酸性ストレート、縮毛矯正どちらも、本来は髪がほとんど傷まない技術なのです。
酸性ストレート、縮毛矯正どちらも髪が強く傷んだら失敗されたと思って下さい。
とある酸性ストレートの情報
縮毛矯正と違って、酸性ストレートは髪をストレートにした後、パーマをかけることができます。
つまり、縮毛矯正をした後はパーマをかけることができなかった、と言うこと。
SENJYU森越チームは、数多くのお客様に縮毛矯正の後にパーマをかけています。
1週間ほど間を空けますが、
SENJYU森越チームからすると「縮毛矯正の後にパーマ」は当たり前、と言った感じ。
では、なぜ縮毛矯正をした後にパーマはできないと思われているのか?
コールドパーマは縮毛矯正の後にできないので、このような誤解があるのだと思います。
SENJYU森越チームはデジタルパーマをメイン扱っているので、縮毛矯正の後にパーマをかけることができるのです。
コールドパーマ?デジタルパーマ?なにが違うんですか?
↑これだけ見ると、縮毛矯正の後にデジタルパーマができる意味が分かりますよね。
なるほど、デジタルパーマは縮毛矯正によく似た技術だから、縮毛矯正の後にパーマをかけることができるのね!
縮毛矯正の後にコールドパーマがかからない理由は、難しいので覚えなくて大丈夫です。
デジタルパーマであれば、縮毛矯正、酸性ストレート後にパーマをかけることができます。
「酸性ストレート後にパーマができる」は、酸性ストレートの独自のメリットだと思っていません。
しかし、デジタルパーマをメニュー化していない美容室からすると「縮毛矯正の後にパーマをかけることができない」は、半分正解で半分不正解と言ったところ。
過去にブリーチをしたかどうかではなく、ダメージレベルの度合いによって縮毛矯正ができるかどうかが変化します。
簡単に説明すると
ブリーチをしていても、過度に髪が傷んでいなければ、縮毛矯正、酸性ストレートどちらもできるってことね。
「酸性ストレートはブリーチ後でもかかる」は、酸性ストレート独自のメリットではないと思っています。
近年、薬剤が酸性になった美容技術が増えていて、酸性領域の美容技術のブームが到来と言えます。
つまり、アルカリ性だった薬剤を、酸性すると世間の食いつきが良いと言うこと?
↑かなり乱暴な意見ですが
しかし、酸性領域のメニューは「酸熱トリートメント」の発展によって間違いなく増えている傾向にあり、業界紙やメディアでも、酸性領域のメニューが話題となっています。
しかし、いくら話題とはいえ、自分が抱えている髪のお悩みを解消できるかどうかは別問題。
酸性メニューが流行っているからと言って、自分の髪が酸性ストレートと相性が良くなる訳ではありません。
今あなたの髪は、酸性ストレートを必要としているか?酸性ストレートをすることで髪のお悩みを解消できるかが大事なのです。
絶対に覚えておくべき、酸性ストレートのデメリットを解説します。
ここで解説する内容は、どんな酸性ストレートの技術のある美容師さんが担当しても避けることのできない、注意点=デメリットです。
原型である縮毛矯正が非常に難しい技術であるため、酸性ストレートも難しい技術。
そのため、担当美容師さんの経験と技術によって、仕上がりが大きく異なる場合があるのです。
もし、技術力の低い美容師さんに当たってしまうと、例え薬剤のパワーが弱くても、縮毛矯正以上に髪が傷んでしまう可能性もあります。
酸性ストレートをする際は、酸性ストレートが得意な美容師さんを探しだしましょう。
縮毛矯正ができない、酸熱トリートメントもできない、中間に位置する髪質に対して、酸性ストレートの効果は刺さります。
SENJYU森越チーム独自の意見としては、酸性ストレートは縮毛矯正でもない、酸熱トリートメントでもない新たな技術だと思っています。
そのため、縮毛矯正をしていたから、酸性ストレートが効果を発揮するとが限りません。
酸性ストレートの薬剤は、かなり独特な臭いがあります。
施術中もそうですが、髪への残臭として数日間残る場合があります。
そのため、臭いに敏感な方にはおすすめできない技術と言えます。
縮毛矯正の相場は1~2万円、高くて3万円ほど。
酸性ストレートの方が縮毛矯正より、値段設定は高めです。
これは、酸性ストレートの薬剤が特殊なため、原価が高いことと、縮毛矯正より施術時間が長いことで、お値段が高くなっているのです。
縮毛矯正の施術時間は3時間前後
酸性ストレートは、1回目の薬剤を髪に浸透させる際の工程に時間を要します。
そのため、縮毛矯正より施術時間が長めになります。
↑正直、これらは薬剤がアルカリ性の縮毛矯正でも、薬剤のパワーを落とせば実現可能になります。
そのため、よく聞く酸性ストレートに向いている人は、SENJYU森越チームからすると、ちょっとおかしいのでは?と思います。
なるほど、ではSENJYU森越チームが思う酸性ストレートが向いている人ってなんですか?
酸熱トリートメントと同時施術をしたい方に、酸性ストレートはおすすめだと思います。
本当は縮毛矯正を根元から毛先までかけたいけど、毛先はダメージが心配でかけることが不可能な場合があります。
そんなときは、縮毛矯正と酸熱トリートメントの同時施術をしたいところですが、縮毛矯正と酸熱トリートメントは、アルカリ性と酸性の相反する成分同士のため併用は不可能です。
しかし、酸性ストレートと酸熱トリートメントは酸性同士なので、併用施術が可能になるのです。
以上のループを繰り返せば、実質ダメージゼロでストレートを維持可能になります。
根元は酸性ストレート、中間以降は酸熱トリートメント、これは縮毛矯正では不可能な技術です。
新技術の髪質改善をご紹介します。
SENJYU森越チームは酸性ストレートに変わる技術である、新技術の髪質改善を扱っています。
効果は酸性ストレートによく似ていますが、髪へのダメージはなく、仕上がりはトリートメントをしたように綺麗な髪になります。
新技術の髪質改善は、酸性ストレートほどくせは伸びません。
新技術の髪質改善のストレート効果は「ボリュームを抑える」程度だと思って下さい。
今回は「嘘」「誤解」「デメリット」と、ちょっとネガティブな内容を解説しましたが、酸性ストレートの詳細を少しでも多くの方に伝わって下さればと思います。
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