「ストパー」ってどんなメニューですか?
ストパーと縮毛矯正は違うメニューなのでしょうか?
結論、ストパー(ストレートパーマ)と縮毛矯正はほぼ同じメニューだと思って下さい。
なにを持ってストパーor縮毛矯正と言うのか?美容師さんによって意見が分かれますが、SENJYUチームはストパーも縮毛矯正に違いはないと思っています。
しかし、ストパーには縮毛矯正にない独自のデメリットもあるので注意が必要です。
今回は、ストパーがどんなメニューなのか?分からない人のためにこの記事を書かせて頂きました。
年間5000人担当美容師SENJYUチームが、ストパーの効果やメリット&デメリットを詳しく解説します。
↑本記事と若干内容が異なります。
目次
ストパーは「ストレートパーマ」の略で、髪をストレートにするくせ毛改善メニューの1つです。
仕上がりは艶髪ストレートになるため、ダメージが直った感じがしますが、髪のダメージを直すことはできません。
むしろ、薬剤を使用するので髪を傷めてしまいます。
「かかっているパーマを落とすためのメニュー」と説明される場合もありますが、ストパーはパーマを落とす専用メニューではありません。
この記事を読んでいる方は「ストパー=くせ毛改善メニュー」と思って下さい。
↑明確な違いはこれだけ。
縮毛矯正はアイロンを入れるのでストレート効果は高いけど、熱ダメージのリスクが大きい。
ストパーはアイロンを入れないのでストレート効果は弱いが、熱ダメージのリスクが少ない。
と言うことなのです。
ちなみに、ストパー&縮毛矯正はほぼ同じ薬剤を使用している事実があります。
メーカーによって多少の違いはありますが薬剤が同じなので「くせ毛を伸ばす」原理&メカニズムは同じです。
メーカーが違って配合成分が違っても大枠は同じ
さらに、美容師さんによってストパーでもアイロンを入れることもあれば、アイロンを入れずに完結する縮毛矯正もあるので、境界線はかなり曖昧。
結果「ストパー&縮毛矯正に明確な違いなど存在しない」と言うのがSENJYUチームの解釈なのです。
ストパー独自の魅力は、真っ直ぐすぎない自然なストレートを再現できる点です。
縮毛矯正はストレート効果が高すぎて、髪が真っ直ぐすぎる、不自然なストレートになってしまうデメリットがありました。
しかし、ストレートパーマはアイロンを入れないので、真っ直ぐになりすぎない自然なストレートにすることができるのです。
アイロンの熱によって髪のたんぱく質が固まることもないので、施術後も扱いやすい&まとまりやすい髪を維持できます。
自然な仕上がりを求めている人は、ストパーが向いているってことですね。
ストパーはポイントでかけることも可能です。
前髪のうねり、くせ毛だけを気にしている人は、前髪ストパーがおすすめです。
それ以外も、部分的にくせ毛が気になる箇所だけストパーをかけることも可能です。
地域によって差がありますが、ストパーと縮毛矯正の相場は以下の通りです。
↑基本的に、ストパーの方がお値段が安めです。
これは、ストパーはアイロンを入れないので施術時間が短くなり、その分お値段も安くなるからです。
縮毛矯正はアイロンを入れるので施術時間が長くなるので、その分お値段も高くなってしまいます。
ちなみに、ストパー&縮毛矯正は髪の長さ関係なくお値段は一律で設定されている場合が多いです。
これは、極端に短いor長い髪でないかぎり、使用する薬剤と施術時間がほとんど変わらないからです。
髪の長さ&毛量によって異なりますが、ストパーと縮毛矯正平均施術時間は以下の通りです。
↑アイロンの工程だけでも30〜1時間を要します。
アイロンはとても重要な工程のためクイック(時短)でできず、時間がかかります。
ストパー&縮毛矯正のお値段の差は、時間の差とも言えるのです。
ここまで読むと、ストパーは縮毛矯正の効果が弱まったメニューと思ってしまいますが、実はそうではありません。
ストパーにはストパー独自のデメリットが存在し、場合によって縮毛矯正より髪を傷めるリスクが高くなる可能性もあるのです。
ここからは、ストパー独自のデメリット&注意点をご紹介します。
ストパーはアイロンを使用しないので、残留薬剤のリスクが高いと言われています。
残留薬剤とは、髪内部に残留してしまった薬剤のことです。
アイロンを入れるなどの熱処理をすれば残留薬剤を飛ばすことができるので、熱処理を行う縮毛矯正はアフターダメージのリスクが低めです。
しかし、ストパーはアイロンを入れないので残留薬剤が飛ばず、アフターダメージのリスクがあるのです。
アイロンを入れないから髪が傷まないではなく「アイロンを入れないからもっと髪が傷む」ってことですか?
その通り!意外かもしれませんがアイロンを入れる(熱処理)ことは、むしろ髪に良い場合もあるのです。
残留薬剤は美容師さんの技術でコントロールすることが可能です。
ストパーは残留薬剤が多いと言う訳ではなく、残留薬剤の発生を防ぐには高度な技術力が必要で扱いが難しい。
結果、ストパーは残留薬剤のリスクが高くなると言うことなのです。
数ある美容院のメニューの中でもストパーは難易度が高いメニューです。
そのため、ストパーに慣れていない美容師さんが担当すると失敗をされてしまう可能性があるのです。
↑こうした失敗は、全て美容師さんの技術&経験不足から発生します。
ストパーをかける際は、ストレートパーマ(縮毛矯正)が得意な美容師さんにお願いしましょう。
ストパーは「パーマを落とす」ためのメニューとして扱っている美容室もありますが、SENJYUチームからするとストパーでかかっているパーマを落とすのはおすすめしません。
なぜなら、ストパーはくせ毛改善メニューとしての性質が高く、パーマを落とし専用のメニューではないからです。
美容師さん側もそのことを承知しているので、パーマは自然に落ちるまで待ってほしいと言うのが美容師さんの本音なのです。
もし、無理にパーマを落とすと、髪がチリチリに傷んでしまう可能性もあるほど。
以上のことから、SENJYUチームはストパーでのパーマ落としは避けているのです。
ストパーは極端に強いくせ毛、強く縮れたくせ毛などには効果が低めです。
また、小さなくせ毛もしっかり伸ばしてストレートにしたい人にも向いていません。
根元〜毛先までしっかりストレートにしたい方は、ストパーではなく縮毛矯正の方が向いています。
ストパーをしたけど、髪が傷んだり、上手く効果を発揮できなかったり、ストパーをしたことで後悔するお客様が一定数存在します。
しかし、ストパーはお客様を不幸にするメニューではなく、注意点さえ守ればお客様の理想のヘアスタイルを再現してくれるメニューです。
ここでは、ストパーをかけて後悔しないように、ストパーの注意点をご紹介します。
近年は、セルフでできる市販のストレートパーマor縮毛矯正が発売されています。
セルフのストパー&縮毛矯正はお手軽かつ安価ですが、その分失敗リスクが高いのでおすすめできません。
もし、失敗すると髪がチリチリに傷んでしまい、枝毛、切れ毛など、深刻なダメージになってしまう可能性もあるほど。
ストパーは美容院限定のメニューであり、セルフのストパー&縮毛矯正は避けてほしいです。
もし、くせ毛や髪のうねりを気にしていたら、くせ毛改善が得意な美容師さんを探しましょう。
くせ毛改善と言えばストパー&縮毛矯正のイメージですが、近年はストパー&縮毛矯正以外にもくせ毛改善メニューが誕生しています。
くせ毛改善が得意な美容師さんは、お客様の髪のお悩みをピンポイントに解決するメニューを提供してくれるはずです。
くせ毛改善が得意な美容師さんってどうやって見つければ良いのでしょうか?
詳しく解説した記事もあるので、ぜひご覧下さい
SENJYUチームはストパーに変わる最新メニュー「髪質改善」を提供しています。
髪質改善はくせ毛、うねりを抑えるSENJYUチーム独自のくせ毛改善メニューです。
ストパーや縮毛矯正と違って髪が傷まない特殊な薬剤を使用している点が最大の魅力です。
くせ毛、うねりが改善されるだけでなく、トリートメントをしたように髪が綺麗になります。
ただ、縮毛矯正ほどのストレート効果はないので、くせ毛改善の効果はアイロンを入れないストパー並だと思って下さい。
くせ毛が直るのに髪が傷まないななんてすごいですね!
髪質改善の効果はまさに、ストパーの超進化バージョンとって良いほど!
美容メニューの中には定義が曖昧なものもありますが、ストパーもその1つだと思います。
そのため、本記事で解説したストパーの内容は他の記事で書かれている内容と少し異なるかもしれません。
この記事で書かれている内容は、全てSENJYUチーム独自の見解だと思って下さい。
美容院でストパーを行う際は、美容師さんの技術や経験を調べてからストパーをお願いしましょう。
SENJYUチームはくせ毛改善を得意にしている美容師集団です。
くせ毛のお悩みはもちろん、髪のお悩みはSENJYUチームに相談して下さい。
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