海外旅行に行くと髪がギシギシになるのはなぜですか?
それは、シャワーが「硬水」だったからです。
そして、ギシギシの髪を放置するとダメージが悪化するので、適切な対処をしてほしいです。
上記の内容を、年間5000人担当美容師SENJYUチームが徹底解説します。
目次
あの「硬水」ってなんですか?
マグネシウムやカルシウムなど、金属イオンを多く含んだ水のことを「硬水」と呼びます。
硬水か軟水かの違いは、水の中に含まれる金属イオンの量によって異なります。
硬水&軟水の定義は以下の通り
mg/Lは金属イオン含有量
なるほど、日本と世界では水の硬度が異なるんですか?
そうなんです。国別で水の硬度を見てみましょう。
ヨーロッパは硬水が多い傾向があります。
日本は世界的に見ても軟水の国と言われています。
つまり、ヨーロッパのシャワーは硬水だから、髪がバサバサになるってことね?
そのように考えて大丈夫です。
なぜ、硬水のシャワー(水道水)で髪を洗うとギシギシになってしまうんですか?
では、硬水が髪に与える影響を詳しく解説します。
硬水のシャワーは、金属イオンが沢山含まれています。
そして、硬水のシャワーで髪を洗うと、髪に金属イオンが吸着します。
金属イオンが吸着した髪は、なめらかさが無くなるほか、摩擦も大きくなるので、ギシギシの髪になってしまうのです。
髪がギシギシになるだけでも良くないことですが、金属イオンは様々な悪影響を与えます。
金属イオンは髪のなめらかさ無くしてしまいますが、直接髪に害を与えることはありません。
しかし、金属イオンで髪がギシギシになると髪同士の摩擦が大きくなるので、髪と髪の摩擦によって髪のダメージが悪化する可能性があるのです。
さらに、髪同士の摩擦で髪が引っ張られて、髪が抜けてしまう可能性もあります。
金属イオンはカラーの発色を阻害してしまう性質があります。
金属イオンは髪をギシギシにしてしまう性質があるものの、直接髪に害を与える成分ではないと言われています。
しかし、金属イオンとカラー剤が混ざり合うと、髪に害のある成分になってしまうのです。
以上のことから、海外旅行後のヘアカラーは一定期間空けた方が良いのです。
水の硬度が高いほど、シャンプーの泡立ちも悪くなります。
そのため、シャワーが硬水だとシャンプーの使用量も多くなってしまうのです。
硬水でギシギシになった髪をなんとかしてほしいです💦
ではここで、硬水でギシギシになった髪の対処法を解説します。
炭酸(二酸化炭素)は髪表面に付着した金属イオンの除去することが可能です。
炭酸をうまく活用したヘアケアは
の2つです。
シャワーを炭酸水に変えて、頭皮クレンジングを行うメニューです。
炭酸水で髪を洗うので、金属イオンの除去が期待できます。
炭酸クレンジングはSENJYUの一部店舗でメニュー化しています。
メタルDXはトリートメントですか?
いえ、ヘアカラー前に使用する特殊な処理剤です。
硬水で髪がギシギシの状態になったら、それは髪の異常事態です。
カラーやスタイリングにも悪影響を及ぼすので、髪のギシギシが気になる方は美容師さんに相談しましょう。
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